アクティブなシニアに向けた人と人をつなぐコミュニティサイト

アクティブなシニアに向けた
人と人をつなぐコミュニティサイト

松竹ブロードキャスティング株式会社  事業開発部 常包久美氏

2019年10月 取材

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ナビトモ(旧:シニア・ナビ)は、アクティブシニアの生き方さがし、友だち作りを応援するコミュニティサイトです。コミュニティサイトでは珍しく、リアルな場でのイベントも実施し、人と人の繋がりを大切にしています。

  • PV数:約900,000PV/月
  • 運営開始日:1999年3月
  • 累計会員数:約34,600人(内アクティブ会員は約23,500人)

Q.「ナビトモ」の概要・特徴を教えてください。

ナビトモは今年3月に開設20周年を迎えたコミュニティサイトです。会員層は50歳以上が約95%を占めており、インターネットを通じて、同じ趣味をもつ会員との出会い、ネット上や地域での交流活動をしています。交流の場としてはオンライン上とオフライン上の2つがあり、オンライン上ではブログや写真の投稿、そして会員が管理者となり、同じ趣味を持った仲間でグループ活動を行うサークル活動などがあります。
また、ナビトモだけの強みとして力を注いでいるのが、事務局主催のオフィシャルイベントを定期的に開催していることです。
他のコミニュティサイトでは、イベントやオフ会を行う場合、会員同士で自由に企画運営を行っていることが多いですが、ナビトモでは、それ以外に事務局が企画し開催するイベントを行っています。
会員の皆さんはとてもアクティブです。ですが、実際にあったことない方たちと会うのは緊張しますし、勇気がいること。そんな方々のあと一歩のお手伝いとして、事務局スタッフがサポートするオフィシャルイベントを開催することで、気軽にイベントにご参加いただき交流の輪を広げていただければと思っています。

Q.どのような会員の方が多いですか?

ナビトモには北海道から九州・沖縄まで全国に会員の方がいらっしゃいます。
中でも関東圏にお住まいの方が約半数を占めており、次いで関西圏が約2割となっています。
また先日行ったアンケートによると、会員の約95%が1日に1時間以上インターネットを利用し、そのうち23%が4時間以上利用するという結果が出ました。これには大変驚かされましたが、ここ最近、スマホを利用してのナビトモアクセスがとても多くなっており、インターネットを手軽に利用できる若者たちと遜色ないアクティブシニアが多く登録しています。

Q.御社の考えるシニアのイメージは?

「シニア」と聞くと介護や終活など、内にこもったイメージされる方もいらっしゃるかと思います。
私もよく、クライアント様とお話していると「シニアがコミュニティサイト?」と驚かれますが、ナビトモの会員はとにかく前向きな方が多く、何事にも積極的に取り組まれる印象です。

Q.シニアといえば紙媒体の方が強いイメージがありますが、何故あえて媒体をWEBにされたのでしょうか?

近年、スマホが普及し、手軽にインターネットを楽しむことができるようになりました。先程お話したインターネットの利用時間が1時間以上という会員が多いように、ナビトモを検索し、登録・活動することは、シニアにとっても抵抗なく利用できる媒体だと思ったからです。
また、WEBですとどこにいても全国の方々とつながることができます。ナビトモサイトの役割は「コミュニティ=交流」だと思うので、場所を選ばず交流できる場としてWEB媒体を選択しました。

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Q.サイトに対する会員の方の声や反応はどうでしょうか?

みなさんとても積極的に事務局に連絡を下さいます。
イベントではアンケートをお願いしているのですが、丁寧に答えてくださり、一緒にナビトモを盛り上げて下さる熱い思いを強く感じています。
また、サイトを熱心に使われている方が多くいらっしゃるので、操作方法に関するお問い合わせが多く、使いやすさを追求したご意見もたくさんいただけてとてもありがたいです。

Q.シニアマーケットの難しさを感じることはありますか?

あります。みなさんそれぞれ違った人生を歩まれてきましたから、すべての皆さんに喜んでいただける企画を行うのはなかなか難しいです。
ただ、気に入っていただけるととても喜んでいただけるので、そういった光景や感想を伺うととても嬉しいですし、やりがいを感じます。
また、それとは逆で一度嫌な思いをされるとなかなか戻ってきたもらうことが難しいです。距離を置きすぎるのもダメ、と言って馴れ馴れしすぎるのも失礼になります。その都度、その方に合わせた対応に難しさを感じています。

Q.人気のコンテンツはどのコンテンツになりますでしょうか?

人気があるのはギャラリーです。カメラがお好きな方が多いので、撮った写真を投稿し、そこに誰かが反応してくれると嬉しく、また投稿しよう!という気持ちになるようです。
写真は、手軽に投稿できる交流ツールです。「あっ!これナビトモで投稿しよう」と常にナビトモを頭の片隅に入れながら皆さん行動してくださっていると思うと嬉しいですし、私もついつい楽しみながら拝見しています。

ギャラリー 趣味サークル・イベント交流は【ナビトモ】 (1)
Q.会員の方が反応しやすい商材はどのようなものでしょうか?

旅行や舞台などのエンタメ関連は反応がいいです。特に映画の劇場鑑賞券は毎回数百件の応募があります。旅行関連では、宿泊施設を運営される企業様とイベントを行ったのですが、とても反応が良かったそうです。
やはり外に出て新しいことを求める会員が多いので、反応も必然的に良くなるのだと思います。
広告をご出稿いただくにあたり、おすすめなのは実際に商材を体験いただけるイベント実施です。「メンバータイアップ」というメニューになりますが、これまでご出稿いただいた企業様からは、成約率の高さにご満足いただくことが多く、ご好評頂いています。

Q.どんな業界の出稿事例がありますか?

これまでの出稿事例は、旅行、健康、不動産、電化製品など多種に渡ります。
また、通販サイトとのコラボ企画として商品の体験者モニターを実施しましたが、体験した会員の方からは、日常生活で困っていた悩みを解決できて本当に良かったと喜びの声をいただき、クライアント様からは想定以上に生の声が聞けて良かったとお褒めの言葉を頂きました。
ナビトモの広告メニューは、バナーの純広告、プレゼントキャンペーン、会員が参加するタイアップや体験イベント等があります。全国に会員が在籍しておりますので、幅広く商材を認知させたい企業様にはバナーやメルマガを、意欲の高いお客様を捕まえたい!という企業様には、メンバータイアップをおすすめしています。そのためには、メールや電話だけでなく直接お会いして、ご要望を伺った上でご提案することを心がけており、時には企業様に合わせたカスタマイズ企画を提案し、実際に実施いただくこともあります。

Q.今後どのようなサイトを目指していきたいとお思いでしょうか?

「顔の見える事務局」をモットーに定期的に会員の皆さんと顔を合わせ、話合いをしながらよりよいサイト運営をしていきたいと思っています。
インターネットはとても便利ですが、不安に思う部分も多く感じている方がいらっしゃるかと思います。そういった方たちにも安心してナビトモをご利用いただけるよう、常に皆様と同じ目線に立った会員サポートを全力で行っていきたいです。

Q.今後新たに取り組みたい施策は何でしょうか?

より一層のサイト活性化を行っていきたいと思っています。
ナビトモにはとにかくアクティブな方々が多いです。中には、映画好き、音楽好き、カメラ好きなど様々な趣味をお持ちの方も多く、そういった方々を対象としたイベント企画や情報提供を行っていくことが、大きなコミュニティに発展する第一歩だと考えています。
また、会員の皆さんにナビトモスタッフとして運営にお力添えいただけないかと考えています。
ナビトモは全国に会員がいながらも事務局主催のイベントはどうしても関東に偏ってしまい、「私たちの地域でもやって!」というお声を多数頂いています。
そういった時、各地域に会員として活動いただける方がいらっしゃれば、毎日どこかでナビトモイベントを行うことも夢ではありません。
ナビトモは、あくまで会員のみなさんが主役です。その思いを軸に今後も運営を行っていきたいと思います。


「ナビトモ(旧:シニア・ナビ)」https://www.navi-tomo.com


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 「プラチナミルク」新発売
大人のための“美味しい粉ミルク型サプリメント”

 

 雪印メグミルクグループの雪印ビーンスターク株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:平田 公孝)は、大人のための”美味しい粉ミルク型サプリメント“「プラチナミルク」をピップ株式会社(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:藤本 久士)との共同取組により2017年9月より発売いたします。

 

 「THE WELLNESS COMPANY」として人々の心身の健康に貢献する企業を目指すピップ株式会社が力をいれる大人のお客様の健康に対するニーズに対し、雪印ビーンスターク株式会社が半世紀以上にわたる母乳研究および乳幼児用粉ミルクの研究で培った研究開発力で応える“美味しい粉ミルク型サプリメント”という新カテゴリー商品です。
 なお本商品は、ピップ株式会社を通じて販売いたします。

 

 雪印ビーンスターク株式会社 「プラチナミルク」forバランス 雪印ビーンスターク株式会社 「プラチナミルク」forパワー  雪印ビーンスターク株式会社 「プラチナミルク」forビューティ

 

【開発背景】
 雪印ビーンスターク株式会社は乳幼児用粉ミルクを発売しておりますが、「子供ではなく大人の自分が飲んでいる」というお声をいただいたり、お客さまから「粉ミルクは大人が飲んでもいいですよね?」というお問い合わせをいただくことがございました。
 当社にて大人を対象に調査を実施したところ、「総合的に栄養がとれるから」や「からだによさそうだから」という理由で、乳幼児用粉ミルクを利用されている方がいらっしゃることがわかりました。
 粉ミルクは単に牛乳を粉末にしたものではありません。牛乳と母乳では成分が異なるため、粉ミルクを母乳に近づけるよう、種々の原材料を使い、さまざまな技術で加工しています。そのままでは臭いが強いDHAのような成分もありますが、技術を駆使することによって、赤ちゃんが美味しく飲めて母乳に近い粉ミルクが出来ています。
 そこでその技術を応用し、ピップ株式会社の持つ大人の健康に対するニーズの知見を活かし、より大人に適した粉ミルクの開発を進めました。その結果誕生したのが、“美味しい粉ミルク型サプリメント”「プラチナミルク」です。年齢を重ねると増えてくる悩みに応えられるように、3品ご用意しました。

 

美味しく続けやすい「プラチナミルク」が、皆さまの“プラチナのように輝く毎日“を応援します。

 

 雪印ビーンスターク株式会社 「プラチナミルク」

 

※参考情報:HMB(エイチ・エム・ビー)
 HMBとは、β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸のことです。
 日本人の食事摂取基準2015年版の「3.高齢者 フレイルティ*1及びサルコペニア*2と栄養の関連」の項に
 おいて、有用な成分として紹介されています。
 筋肉の材料となる成分のひとつに、必須アミノ酸であるロイシンがあります。このロイシンから体内で
 作られる成分がHMBです。
 *1フレイルティ:老化に伴う種々の機能低下を基盤とし、様々な健康障害に対する脆弱性が増加している
    状態、すなわち健康障害に陥りやすい状態
 *2サルコペニア:加齢に伴う筋力の減少、又は老化に伴う筋肉量の減少
               (参考:日本人の食事摂取基準2015年版)

 

 【オリックス自動車】高齢ドライバー見守りサービス 『あんしん運転 Ever Drive』初のテレビCM。‘高齢者本人の自覚’‘家族の気遣い’が安全運転に繋がることを提唱

 

 オリックス自動車株式会社(本社:東京都港区、社長:亀井 克信)は、高齢ドライバー見守りサービス『あんしん運転 Ever Drive』(※1)を活用する親子の様子を通じ、「高齢者本人の自覚」と「家族の気遣い」が高齢ドライバーに安全運転を促すテレビCMを制作しました。6月12日よりBS放送および一部地上波で一斉に放映いたします。(※2) 娘役には女優の木竜麻生さんを起用しています。

 

 2017年2月に提供を開始した『あんしん運転 Ever Drive』は、見守りたいドライバーの車に専用車載機を取り付け、危険な運転挙動や、車両の現在位置、走行軌跡などの運転状況をリアルタイムで可視化します。これらのデータはご家族皆さまで共有することができ、「いつ、どこで、どんな危険挙動が発生したか」を地図上で確認することができます。また、過去データから運転時間の推移を比較することにより、認知症などによる行動変化にも気づきやすくなることから、ご高齢者のご家族や、ご自身の運転を把握されたい高齢者さまからご支持をいただいています。

 

オリックス 『あんしん運転 Ever Drive』 

娘役:木竜麻生さん

 

 CMは、車を運転する田舎の父を心配する娘のビデオレターから始まります。父にとって車は、病院への往復など‘日常の足’であり‘生きがい’そのもの。しかし加齢による衰えは誰にでもやってくるもので、娘は遠くで暮らす父のことが心配で仕方がありません。そんな父と娘が『あんしん運転 Ever Drive』を通じて、運転を把握することで安心感を得ていきます。
 CMは親と子ども、それぞれの視点から安心・安全を確かめる2作品となっています。子ども世代に向けた作品では、もしもの時に居場所がわかる「今どこサーチ」を紹介。親世代に向けた作品では、高齢者ご本人が自身の運転を振り返ることで運転のリスクポイントが分かる「運転の見える化」について紹介します。親子の絆を通し「家族の気遣い」と「高齢者本人の自覚」こそが、運転のリスクを減らすことにつながるという商品特性を叙情的に表現しています。

 高齢者の自動車運転による重大事故が社会問題化する中、「高齢者の安全な運転」を支援する仕組み作りは急務となっており、3月12日には認知症対策強化を盛り込んだ『改正道路交通法が施行』されるなど、さまざまな取り組みが始まっています。

 オリックス自動車では、今回のテレビCMを通じて、より多くの方に『あんしん運転 Ever Drive』を知っていただくとともに、今後もお客さまや地域社会の課題解決に役立つソリューションサービスをご提案してまいります。

※1  詳細については、「あんしん運転Ever Drive」専用サイトhttp://orix-everdrive.jp/をご覧ください。
※2 本CMは6月9日よりhttp://orix-everdrive.jp/でもご覧いただけます。

◆補足情報
■CMカット

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 オリックス株式会社 『あんしん運転 Ever Drive』

 

■娘役:木竜麻生(きりゅうまい)さんプロフィール
2014年は映画『まほろ駅前狂騒曲』『りゅうのみみ』に出演したほか、「車選び.com」「ミスタードーナッツ」などのCMでも活躍。在日ファンク「根に持ってます」のMVでヒロインを演じた。2015年1月17日公開の映画『アゲイン28年目の甲子園』(監督・大森寿美男)に出演しているほか、ジョージ朝倉の原作漫画を映画化した2015年秋公開の『ピースオブケイク』(監督・田口トモロヲ)に出演。

■父役:井坂義男(いさかよしお)さんプロフィール
1951年4月30日生まれの66歳、東京都出身。
放映新社所属。出演歴は、映画「葛城事件」「後妻業の女」。PV「AKB48 しあわせを分けなさい」など多方面に渡り幅広く出演。フォークリフト、大型クレーン免許、大型・特殊自動車免許、小型船舶などの免許取得。

IoTを活用した介護支援ビジネスを本格展開 Z-Works社と資本業務提携を締結し「居室見守り介護支援システム」を開発

 

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)は、株式会社Z-Works(代表取締役共同経営者:小川誠、同:髙橋達也、以下Z-Works社)と資本業務提携を行い、IoTを活用した介護支援ビジネスを本格展開します。キヤノンMJは、Z-Works社と共同で非接触センサーにより入居者の状態を検知する「居室見守り介護支援システム」を開発しました。今後、本事例のノウハウを活かし人手不足が深刻化する介護施設の業務の効率化とサービス向上を実現する介護支援ソリューションを積極的に展開していきます。

 

キャノンMJ_「居室見守り支援システム」のイメージ

「居室見守り支援システム」のイメージ

「居室見守り支援システム」のイメージ

「居室見守り支援システム」のイメージ

 

○「居室見守り介護支援システム」ホームページ:http://canon.jp/care-support

 

近年、高齢化の進展により介護施設の利用者が増加する中、2025年には全国で約38万人の介護職員の不足が予想されるなど、介護職員の人手不足が大きな社会課題となっています。また、介護現場での安心・安全についての重要性も増しており、これらの解決のために、IoTやAI、ロボットなどの利活用の進展が期待されています。

このような環境の中、キヤノンMJは「ベンチャー協業イノベーションプログラム」※1の一環で、クラウド型のIoTプラットフォームを開発・運用するソフトウェア会社Z-Works社と資本業務提携を行いました。キヤノンMJとZ-Works社はIoTを活用して入居者の居室内の状態を検知する「居室見守り介護支援システム」を構築し、SOMPOホールディングス株式会社傘下のSOMPOケアネクスト株式会社の介護施設に先行導入しています。今後、SOMPOケアネクスト株式会社の全国115介護施設で導入する予定です。

本システムは、非接触の心拍センサー、ドアセンサー、モーションセンサーによりベッド上の入居者の心拍や呼吸数、居室内での人の動き等を検出し、クラウド側の行動翻訳エンジンにより各センサー情報を解析します。介護職員は居室内での入居者の状態変化をPCやタブレット端末等で常時確認することができ、問題発生時にはアラート通知により素早い判断や対応が可能となります。これにより介護職員の巡視業務の負荷を軽減し、生産性の向上を図ることにより介助が必要な人への介護ケアの時間にあてることで入居者へのサービス向上を実現します。また、本システムは、基本的にセンサーの設置工事は不要であることに加えクラウドサービスでの提供となるため、既存の設備を入れ替えることなく安価に導入することが可能です。

キヤノンMJは、今回の出資に伴い本年7月に介護支援専門部門を組織化し、中堅・中小企業を対象に販売展開を行うキヤノンシステムアンドサポート株式会社や大手企業を対象とする直販部門が本システムを拡販していきます。今後、本システムに加えキヤノンが得意とする映像・画像を活かした画像解析技術と組み合わせたソリューションを構築することで介護支援ビジネスを加速させ、2020年には年間売上高20億円を目指します。

※1 「ベンチャー協業イノベーションプログラム」とは、2016年4月よりCreww株式会社協力のもと実施してきたオープンイノベーションプログラムです。


■ 「居室見守り介護支援システム」の特長
1.各種センサー情報により、居室内の状況を遠隔で把握

非接触の心拍センサー、マルチセンサー、ドアセンサーを居室内に設置し、リアルタイムに情報を取得。これらの情報を解析し、必要に応じPCや施設スタッフの持つスマート端末に通知することで、事故の早期対応を可能にします。

2.手軽なシステム導入が可能

各センサーは基本的には施設工事が不要となっており、お客様自身での設置も可能です。また、システムはクラウドサービスでの提供となるため、スピーディかつ低コストでのシステム導入を可能にします。


■ 「ベンチャー協業イノベーシンプログラム」

2016年3月より開始した「ベンチャー協業イノベーションプログラム」は、Creww株式会社(代表取締役:伊地知天)と共同で、新規事業創造を目的にベンチャー企業から革新的な技術やサービスを公募しました。
本プログラムによりベンチャー企業が有する革新的な技術やサービスとキヤノンMJグループの経営資源を組み合せ、新たな協業ビジネスの創出を目指しています。2016年4月の応募で最終選考に進んだ案件は、プロトタイプの製作や関連システムの開発、テストマーケティングの実施、キヤノンMJグループのリソースを活用した販売連携や新たなビジネススキームの創造などのビジネスアライアンスを進めています。
「ベンチャー協業イノベーションプログラム」 28 スタートアップ サービス 技術 キヤノンMJグループ 全国 約360拠点 共創によりお客様に新たな価値を提供 営業力/ ソリューション力 顧客 基盤 商材

 

■ 株式会社Z-Works社の概要

設立:2015年4月30日
本社所在地:東京都新宿区下落合4-21-19 目白LKビル7F
代表取締役共同経営者:小川誠、髙橋達也
事業内容:・「がんばらない介護」を実現するシステム開発
・国内外IoTデバイスの調達販売、独自IoTデバイス企画開発


■ SOMPOケアネクスト株式会社の概要

社名:SOMPOケアネクスト株式会社
本社所在地:東京都品川区東品川四丁目12番8号
品川シーサイドイーストタワー12階
代表取締役:遠藤 健
創業:1992年11月11日
事業内容:・介護付有料老人ホーム事業
・住宅型有料老人ホーム事業
・通所介護(デイサービス)事業
・訪問介護(ホームヘルプサービス)事業
・訪問看護事業
・居宅介護支援事業

ユマニチュード実践してる?その効果は?認知症介護経験者100名に聞きました

 

フランス生まれの認知症の介護技術「ユマニチュード」。人間らしいケアと称され、日本でも認知症介護の世界に変革をもたらす技術として注目を浴びています。このユマニチュードの認知度と活用状況、実際の効果について、認知症の情報サイト『認知症ONLINE(https://ninchisho-online.com/)』を展開する株式会社ウェルクス(本社:東京都墨田区両国)は、認知症の介護経験者100名を対象にアンケート調査を実施しました。

 

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Q1.認知症介護ご経験者へ。「ユマニチュード」をご存知ですか?

 

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認知症介護の経験者のうち「知らなかった」が全体の10%と低く、ユマニチュードの存在が広く知られていることが分かりました。一方、「言葉だけ知っている」が39%と最も多く、「言葉と基本的な考えは知っているが技術は知らない」が2番目に多い30%。ユマニチュードの存在は知られているものの、詳しい技術は浸透していないという現状が分かります。

※上記アンケートで少しでも「知っている」と答えた人の属性は、介護・福祉職従事者が53%、介護家族が28%、医療職従事者が13%、その他6%という内訳でした。



Q2.ユマニチュードを実践したことはありますか?

 

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Q1でユマニチュードを少しでも「知っている」と答えた人のうち、実践したことが「ある」人は全体の58%。実に半数以上の人が実践の介護の現場でユマニチュードを取り入れていることが分かりました。

一方、全体の38%は実践したことが「ない」と回答しています。実践したことがない理由として寄せられた回答の一部を紹介します。

 

  • 父は触れられるのを嫌がるので中々出来ない(50~54歳/女性)
  • 24時間一緒にいる家族に常にできる心のゆとりがない(55~59歳/女性)
  • 正直に言いますと日々の業務に追われ心に余裕がなくて難しい毎日です(40~44歳/女性)



Q3. ユマニチュードの実践で得られた効果やエピソードは?

ユマニチュードの実践で得られた効果について、自由回答で寄せられたコメントの一部をご紹介します。

  • 声掛けしながら手をとり、お箸を持って頂くと、食事をし始めた。不機嫌になり始めた方に、声をかけながら手を握ったり、肩を抱いたり、傾聴の姿勢をとると、穏やかになり、不機嫌になった理由を話してくれる。(55~59歳/女性)
  • 脳内出血で入院して認知症が進みました。目を見てはなす、これから何々していいか聞いてからする、触れるなどは本を読む前からやっていました。退院後に病院を変えたこともあるかもしれませんが、だいぶ意識がはっきりしました。本を一度読んだだけなので、繰り返し読みたいと思っています。(50~54歳/女性)
  • 手で触れる事でキツい表情が柔らかくなりだいぶ話が出来るようになりました。(35~39歳/女性)
  • しっかり明るく向き合い目線をあわせて2秒いないに会話や挨拶をすると多少ご機嫌斜めなときも話に応じてくださったり、丁寧な挨拶をしてくださることが多く見られます。(60~64歳/女性)
  • 「あ、この方ってここまで自分で動けたんだ…」っていう衝撃(20〜24歳/男性)
  • 歩くことがなかった方々が1日に1度ぐらいだが歩くことができるようになった(30~34歳/女性)
  • 目を開けないで食事をする患者さんに目を開けて食事を見てもらうことで、開口も良くなって、食事介助が楽しくなった。 ベッドから車いすのトランスの時、いつも怒る患者さんに見つめて話し、うなづいてからトランスすることで、大丈夫と言ってもらえた。(45~49歳/女性)
  • ユマニチュードの知識がなかった時と比較するとゆっくり優しく接することが出来るようになったと思います。介護される側も穏やかな感じの表情になったと感じます。(45~49歳/女性)



Q.4 ユマニチュードを実践する際に注意していることは?

ユマニチュードを実践する際の注意点について、自由回答で寄せられたコメントの一部をご紹介します。

  • 自分が焦らない、相手をせかさない。自分だったらどう思うか考える。(50~54歳/女性)
  • 後ろからは声をかけない触れない。そして傾聴は、真向かいに位置しないことを心がけている。(55~59歳)
  • 相手の視界に入り込み、手を包み込みながらゆっくりと話をする。(40~44歳/女性)
  • 20㎝の距離で見ながら会話し、肩をさすったり、手を触ったりして、会話を途中で止めさせることはしません。よく聴くことを心がけています。(50~54歳/女性)
  • 自然な笑顔と落ち着いた声量、そして何よりも相手への思いです。(50~54歳/女性)
  • 常に視線をとらえること。 言葉つかい。 自分の価値観で話さない。 とにかく、笑顔で触れる。(45~49歳/女性)
  • 自分も心にゆとりを持てるように意識する。(55~59歳/女性)
  • 待つ、触れる、介助している様子を実況中継しているような風にはなす。 必ず正面から話しかける。目線の高さを合わせる。(50~54歳/男性)
  • ケアを行う前に、一呼吸置く。同じ目線で、何が見えて、どんなことを考えているのか自分のなかで考える。(40~44歳/女性)


まとめ

「まるで魔法のよう」とも称されるユマニチュードの効果は、現在各国でたくさん報告されています。今回のアンケートでも、多くの方がユマニチュードの可能性を感じ、実際の介護に取り入れていることが分かりました。

また、“人との関わり”を大切にしながら、ご本人の自立を促すユマニチュードの技術は、ご本人の心を開く効果だけではなく、介護をする側の心も落ち着き、さらにご本人に優しくできる効果を発揮することも分かります。
ユマニチュードという明文化された技術を実践する機会は、今後、多くの介護の現場や家庭で増えていくのではないでしょうか。


【株式会社ウェルクスについて】
株式会社ウェルクス(URL:http:/welks.co.jp、本社:東京都墨田区、代表取締役:三谷 卓也)は、人材不足が問題といわれている保育士や介護職の人材紹介業を中心に事業展開しています。近年では認知症に関するメディア事業のほか、放課後等デイサービスの運営を展開しており、福祉領域の課題解決を行っています。


【認知症ONLINEについて】
認知症ONLINE(https://ninchisho-online.com/)とは、認知症の情報に特化したWEBマガジンです。認知症について不安や悩みを持つ人々に向けて、認知症の基礎知識や上手なケアのポイント、認知症介護業界のトップランナーへの取材記事等、幅広い視点で役立つ情報を発信しています。


【本リリースに関するお問い合せ】
本リリースに関するお問い合わせや取材をご希望の方は下記までご連絡ください。
本リリースで紹介しきれなかった自由回答形式の全データもご用意しております。
株式会社ウェルクス 認知症ONLINE担当
担当:山田(やまだ)
TEL:03-5638-7412
FAX:03-5638-6866
MAIL: yoshimi-yamada@welks.co.jp

収入の伴う仕事をしたいと回答した日本の高齢者の割合は44.9%

今後、収入を伴う仕事をしたいか尋ねたところ、調査対象国すべての高齢者の過半数が「収入の伴う仕事をしたくない(辞めたい)」と回答していますその一方で収入を伴う仕事をしたい(続けたい)とする高齢者の割合は、日本が44.9%と最も多く、次いでアメリカ39.4%、スウェーデン36.6%、ドイツ22.7%と続いています。

 

今後の就労意欲

出典:内閣府「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」(平成27年) ※対象は60歳以上の男女(施設入所者は除く)

 

 

日本とアメリカにおける収入の伴う仕事をしたい主な理由は、
「収入が欲しいから」、ドイツとスウェーデンは「仕事が面白いから」

収入を伴う仕事をしたい(続けたい)理由として、日本とアメリカは「収入が欲しいから」、ドイツとスウェーデンは「仕事そのものが面白いから、自分の活力になるから」と回答する割合が多く、仕事に求めるものの違いが表れています。

 

就労の継続を希望する理由

出典:内閣府「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」(平成27年) ※対象は60歳以上の男女(施設入所者は除く)

 

調査対象国すべての高齢者の半数以上が「収入を伴う仕事はしたくない」と回答するなか、日本の高齢者の44.9%は「収入の伴う仕事をしたい」と回答しています。就労を希望する高齢者に対して、多様なニーズに対応した就業機会の提供を図る必要があります。

 

記事作成:2017年6月

 

 


 
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