外出のお困りごとを医療従事者がサポート!介護タクシー「みもさぽ」開始
2024/2/29
「歩けないから外に出れない」「外出先で何かあったらどうしよう」 「家族の通院に付き添えない」そんな不安や困ったことに寄り添い、 安心・安全に外出できる環境をつくります。福岡市内からスタートします。
株式会社MIMSAPORT(ミモサポート)(本社:福岡県福岡市、代表取締役:上仮屋遥、以下MIMSAPORT)は、介護タクシー「みもさぽ」を開始します。

- 外出のお困りごとを医療従事者がサポート!介護タクシー「みもさぽ」
介護タクシー「みもさぽ」は、福祉車両による移動を必要とする方向けの自費の移動支援サービスです。
医療従事者が同行しますので、利用者様を最も安全な方法で搬送いたします。
買い物や銀行など日常的なご利用から入退院、転院などで医療依存度の高い患者様まで幅広いご利用がいただけます。
- 背景
三菱UFJリサーチ&コンサルティンングが行った、令和5年度の全国の在宅介護実態調査において、要介護度別の「在宅生活の継続に必要と感じる支援・サービス」をみると、「要介護3以上」においては、特に「移送サービス(介護・福祉タクシー) 等」のニーズが高い傾向がみられました。
また、 要支援および要介護1・2では、「外出動向(通院、買い物など)」のニーズが高い傾向がみられるなど、要介護者全般について外出・移送に係る支援のニーズがあります。
しかし、家族や公共交通、公的移動支援などには限界があり、民間として外出のお困りごとを解決するべくこのサービスに取り組む決意をしました。
- 介護タクシーみもさぽの使い道
① 外出時の移動
買い物や銀行など日常生活の際の移動など、移動に関するお困りごとはまるごとご相談ください。

② 通院・入院・退院時の移動
定期受診や病院からの一時帰宅、訪問看護と連携したお看取りのためのご帰宅にも対応しています。

③転院時の搬送
医療従事者が付き添いを行いますので、転院などで医療依存度の高い患者様も搬送が可能です。

- 介護タクシーみもさぽの特徴
1.資格を持った医療従事者が同行
医療現場経験を豊富に持つ正看護師が同行します。医療従事者目線でリスク管理が行えることで、より安全な移動が実現できます。
また、医療用酸素や車椅子、ストレッチャーなど十分な医療用器材や補助具も備えています。
2.必要時2名対応
医療処置のある方、介護度の高い方、また認知症があり移動に危険を伴う方など1人では対応が難しい場面はたくさんあります。必要時はスタッフを増員し利用者様に応じた対応が可能です。
3.「 介護タクシー 」×「 外出の同行 」
病院内の移動のお手伝いはもちろん診察への立ち会いなど通院に関するお手伝いや冠婚葬祭のお付き添い、散歩や趣味のための外出、嗜好品の買い物など… 。介護保険では対応できないことはたくさんあります。
外出についてのお困りごとについてはお気軽にご相談ください。
介護保険や公的支援などの制度内では対応しきれない、利用時間・サー ビス内容・医療処置なども、ご家族に代わって身近な存在としてサポートいたします。
- さいごに
たった一度きりの人生。わたしたちはたくさんの人に笑顔で、より多くの時間を自分らしく生きてほしいと願っています。
「買い物に行きたい」「通院についてきてほしい」「家族を家に連れて帰りたい」など、そんな願いや困ったことに寄り添い、サポートします。
- 会社概要 | 株式会社MIMSAPORTについて
社名:株式会社MIMSAPORT
設立日:2023年8月4日
所在地:〒810-0041 福岡県福岡市大名1丁目3-41 プリオ大名ビル2F
■ 本リリースに対するお問い合わせ先
株式会社MIMSAPORT
電話番号:050-1807-5298
E-mail:contact@mimsaport.com
2024/2/26
株式会社NeU(本社:東京都千代田区、代表取締役:長谷川清)は、2024年2月26日より、都城市(宮崎県)のスマートシティ推進に向けて、市民ポータルサイト「スマイルみやこんじょ」にて「みやこんじょ脳トレ」の提供を開始しましたので、お知らせいたします。
「みやこんじょ脳トレ」は、毎日好きな時間に脳トレを実施することにより、脳の認知機能の維持・向上、安全運転の継続、脳のパフォーマンス向上につながります。当社取締役CTOの川島隆太博士は、「みやこんじょ脳トレ」に加え、「スマイルみやこんじょ」事業全体について、認知脳科学の知見をもとに監修しています。市民の脳の健康維持・well being向上をサポートします。

- 背景・目的
都城市は、誰もが将来に対する夢と希望を持ち、笑顔で暮らせるまちづくりに取り組んでいます。今回、日々の健康や認知機能の維持向上をサポートすることで、認知症予防を図り、市民の幸福(well-being)を向上させることを目的として、市民ポータルサイト「スマイルみやこんじょ」を提供することになりました※1。
※1内閣府が推進する令和4年度2次補正によるデジタル田園都市国家構想推進交付金(デジタル実装タイプTYPE X)に採択されて実施しています。
- 「みやこんじょ脳トレ」について
・「みやこんじょ脳トレ」は、市民ポータルサイト「スマイルみやこんじょ」からダイレクトにアクセスでき、ストレスなく利用できます。「スマイルみやこんじょ」はマイナンバーカードと紐づいたデジタルID(以下、都城ID)を使用し、本人認証を行った後に利用できる市民ポータルサイトです。
・キーカラーは市のHPに合わせオレンジを採用しています。また市民の方に親しみを持ってご利用いただけるよう、都城市PRキャラクターぼんちくんが登場します。ログイン時には、都城市の方言での挨拶も表示されます。
・記憶力、注意力、予測力などの認知機能を鍛える6種類の脳トレを提供します。それぞれ1分でできる楽しいトレーニングゲームとなっており、6種類を毎日実施できます。飽きずに継続いただくために、ゲームは毎月入れ替わります。
・脳トレの結果表示画面には、得点に応じて、豚しゃぶやチキン南蛮、和牛ステーキ、焼酎など、都城市の名産品が登場します。新記録を出した時には、背景にキラキラと紙吹雪が舞います。
・月1回の脳年齢チェックでは記憶力と頭の回転をチェックできます。認知機能の目安として「脳年齢」を表示します。実年齢との差を確認することにより、脳トレの効果を実感できます。
・個人ポータル画面では、月ごとの脳年齢の記録や脳トレのベストスコアを確認できます。また、脳トレの実施数に応じてカレンダーにご褒美マークが表示され、継続して実施いただくモチベーションをサポートします。
・月2回、脳の健康に関するコラムも表示され、市民の方に脳の健康維持や脳によい生活に関する情報を提供します。


- 「みやこんじょ脳トレ」導入の意図(都城市ご担当者より)
今回、脳科学の分野において世界的権威でいらっしゃる川島隆太博士の知見を活かし、都城市民が楽しみながら脳の健康維持に取り組むことが可能な「みやこんじょ脳トレ」を提供いただきました。特に運転に必要な脳の機能を鍛える脳トレは、地方都市が抱える課題である安全運転寿命の延伸にも寄与してくれることを、大いに期待しています。(都城市デジタル統括課主幹 佐藤泰格様)
- 株式会社NeUについて
東北大学加齢医学研究所 川島研究室の「認知脳科学知見」と、日立ハイテクの「携帯型脳計測技術」を融合して、2017年8月に誕生しました。
長年培った脳科学の知見と技術を軸に、社会のさまざまな分野で人にフォーカスしたソリューションを展開し、ブレイン・ヘルステックのリーディングカンパニーとして、産業応用をめざしていきます。私たちの脳科学は、人に寄り添い、人を知ることを大切に、そして、人々の Quality of Life の向上に貢献していきます。
設立 : 2017年8月
所在地 : 東京都千代田区神田司町2-2 新倉ビル
代表者 : 代表取締役 長谷川 清
事業内容: 脳科学の産業応用事業
URL : https://neu-brains.co.jp/
- 本件に関するお問い合わせ
株式会社NeU 糸藤
E-mail info@neu-brains.com
2024/2/26
わずか2分で検査、定期チェックで認知症予防と早期対応を可能に

概要
日本は総人口1億2500万人のうち、65歳以上が29%を占める超高齢先進国ですが、既存の認知機能検査は「認知症かどうかを判定する」、かなり低いレベルを検出することに留まり、健常時の加齢に伴う認知機能の低下を早期に察知することは難しく、健常時からの予防には向かないとされていました。
加齢による認知機能の急激な低下を早期に捉えるべく、当社は2019年に「脳検」を開発、健常時から認知機能を簡単にセルフチェックできるオンラインサービスとして、これまで国内・海外の様々な企業や個人に提供されてまいりました。
検査はオンライン上で、IDとパスワードでログインして受検するものと、薬局薬店の店頭に設置されたり、企業のイベントなどで販促ツールとして使われたりする「脳年齢測定器」があり、この度、この2つの「脳検」の受検件数が50万件を突破いたしました。
今後は、収集したデータを基に年代別、性別、地域別の分析を進め、さらなるサービスの向上や、得られたデータの活用を通じた提言などに努めて参ります。
ますます深刻化する「高齢化に伴う認知症の増加」は、日本のみならず世界における社会課題であるとともに、誰にでも起こりうる問題でもあります。オンライン認知機能検査サービス「脳検」の提供を通じて、認知機能の変化に早期に気づき、早期対応を可能にすることで、高齢者の方々や、そのご家族が安心して暮らせる社会の実現を目指してまいります。
■脳活性度定期検査「脳検」について
検査名称 脳活性度定期検査(脳検)
検査方法 パソコン、タブレット、スマートフォンで受検
共同開発者 国立長寿医療研究センター 佐藤 正之 医師
※問題について
●数字の記憶:並んだ数字を覚え、覚えた数字を次のページで、左から順に、または右から順に答える問題です。短期的な記憶力を測ります。
●言葉の記憶:6つの単語を覚え、覚えた後に別の問題を2、3解きます。その後提示される単語が、先に覚えた6つの単語かどうかを答える問題です。「数字の記憶」同様、短期記憶力を測ります。
●空間把握:問題にある立体と、違うものを、回転させた立体の選択肢から選ぶ問題です。
立体や空間を把握する力を測ります。
●記憶と計算:画面に出てくる数字を覚え、次の画面に出てくる数字と足します。前後の2つの数字の足し算を繰り返していきます。記憶と計算する力、ルールを理解する力を測ります。
●変化推理:図形がルールに従って変化しています。その変化を推測します。規則を読み取る力を測ります。
※本検査は標本データと比較することにより、認知機能の現状と推移を把握するものであり、認知症や軽度認知障害を医学的に診断するものではありません。また、それらの発症を防止するための訓練ツールでもなく、そのようなゲームやパズルなどが、認知機能の維持向上に効果があるという医学的なエビデンスはまだありません。

■脳活総合研究所(脳活総研)について
健常時から予兆に気づくことで、病気を未然に防いだり、認知機能を改善したりできる研究が進められています。
脳の状態を早期から把握し、個々の状態にあった対処をすることで、
認知症を防ぎ、豊かで健康な生活を送ることが可能になるといわれています。
脳活総研は、ひとりでも多くの方の脳を健康な状態に保ち、活性化することで、
社会全体の活性化を実現したいと考えています。
<会社概要>
会社名 株式会社脳活性総合研究所
代表者 代表取締役 太田 芳徳
所在地 東京都千代田区有楽町 2-10-1 東京交通会館 6F
設立 2019 年 2 月 15 日
事業内容 脳の活性度・認知機能を検査するテストの開発・販売
会社HP http://nokatsusoken.co.jp/
2024/2/21
超フィット立体ギャザーと脚まわりすっきり形状で、
高齢者のリハビリ効率化をサポート
衛生用紙製品No.1ブランド※1の「エリエール」を展開する大王製紙株式会社(本社:東京都千代田区)は、“座位モレ”に着目した「アテント Rケア 紙パンツ用パッド座位モレも防ぐ」(2回吸収/4回吸収/6回吸収)を2024年3月21日(木)から全国の病院・介護施設等向けに発売します。


■発売の狙い
高齢化が進む現代において、市町村が主体となり「地域包括ケアシステム」※2の構築を推進しています。医療・介護の現場においても、「地域包括ケアシステム」の促進の観点から、高齢者がリハビリをしながらも自力で日常生活を送れるようにリハビリの効率化が求められています。当社が実施した調査※3において、紙おむつ使用者の3人に2人が「リハビリ時、おむつに不満を感じている様子がある」と回答。不満の半数以上がおむつのモレに関するものであり、モレる体勢で最も多かったのは「座った姿勢」であることが明らかになりました。また、パンツタイプの紙おむつ使用者の8割以上がパッドを併用していることを受け、モレを気にせずリハビリを行っていただけるよう、「アテント」から“座位モレ” (=座った姿勢での尿モレ)に着目した紙パンツ用パッドを発売します。
アテントでは “高齢者のリハビリテーション”をテーマにしたWEBセミナーの開催や、リハビリに影響する「排泄ケアと睡眠」についての論文作成などの取り組みも行っています。今後も、介護をする人・うける人、それを支えるご家族まで“安心”で“快適”に“自己実現”できる「介護の快護化」に向けた排泄ケアをめざし活動してまいります。
■商品について
「アテント Rケア 紙パンツ用パッド座位モレも防ぐ」(2回吸収/4回吸収/6回吸収)は、座っているときや座位でのリハビリ時のモレが心配な方にも安心の商品です。本商品は、アテントパンツ用パッド史上最「高」※4となる約6cm※5の「超フィット立体ギャザー」と動きを妨げない「脚まわりすっきり形状」を採用することで、座位だけでなく歩行リハビリ時にも脚まわりがモレにくいように設計しています。また、利用者さまの使用頻度に応じてお使いいただけるように3つの吸収量をご用意しました。
※1:インテージSRI+ ティシュー市場、トイレットペーパー市場、キッチンペーパー市場、ペーパータオル市場の合算(2022年度メーカー別売上金額)
※2:高齢者が住み慣れた地域で最期まで暮らせるよう、地域・医療・介護・予防・生活支援が一体化となったシステムのこと
※3:当社調べ 2023年10月実施 病院・介護施設勤務者へのアンケート調査(n=91)
※4:当社調べ 2023年11月時点
※5:当社調べ 2023年11月時点 股間部の吸収体からギャザーの上部までの長さ
― 「アテント Rケア 紙パンツ用パッド座位モレも防ぐ」商品概要 ―
【商 品 名】アテント Rケア 紙パンツ用パッド座位モレも防ぐ
◎2回吸収 48枚/パッドサイズ:幅12.5cm×長さ45cm
◎4回吸収 28枚/パッドサイズ:幅14.5cm×長さ52cm
◎6回吸収 18枚/パッドサイズ:幅14.5cm×長さ63cm
【商品内容】3商品/各オープン価格
【発 売 日】2024年3月21日(木)から全国の病院・介護施設等向けに販売
【公式HP】 https://www.elleair.jp/product/detail/attento-biz_20_0001(2回吸収)
https://www.elleair.jp/product/detail/attento-biz_20_0002(4回吸収)
https://www.elleair.jp/product/detail/attento-biz_20_0003(6回吸収)
【お問い合わせ】 エリエールお客様相談室 フリーダイヤル:0120-205205(土日祝日を除く)
MAIL:https://www.elleair.jp/inquiry/rules
ー商品特長ー
■超フィット立体ギャザーで座位のモレに安心の設計に 【NEW】
・新開発の4本糸ゴムで構成された、アテントパンツ用パッド史上最「高」の約6㎝の立体ギャザーが脚まわりにしっかりフィット!

■脚まわりすっきり形状で動きを妨げず、紙パンツにつけやすい 【NEW】
・鼠径部にフィットするように砂時計型の吸収体を採用することで、動きを妨げない吸収体設計に。
■トリプル消臭機能付き 【NEW】
・消臭・脱臭・菌抑制の3つのニオイへのアプローチで快適なリハビリをサポート。
■利用者さまに合わせて選べる3つの吸収量が登場 【NEW】
・2回吸収、4回吸収、6回吸収の3つの吸収量をご用意。
ー「介護の快護化」に向けたリハビリテーション入門WEBセミナー オンデマンド配信 概要ー
1月に病院・介護施設にお勤めの職員の皆さまを対象に実施した、高齢者のリハビリテーションと排泄ケアに関するWEBセミナーをオンデマンド形式でご視聴いただけます。期間中は何度でもご覧いただけます。
【配信日時】 2024年3月8日(金)10:00~3月14日(木)18:00
【対象】 病院・介護施設にお勤めの職員
【参加費】 参加無料
【内 容】
講演① 高齢者の動作特性と日常生活サポートのポイント
清水順市先生(東京家政大学 健康科学部リハビリテーション学科 教授)
講演② 知得!「介護の快護化」に向けたリハビリに集中できる排泄ケアのご提案
大王製紙株式会社
【形 式】 YouTube(限定公開)
【申し込み方法】 専用URL(https://www.elleair.jp/c/8fPh)から2024年3月2日(土)までにお申し込みください。申し込み完了後、詳細がメールで届きます。メールに記載されている視聴用URLにアクセスしてご視聴ください。
【主 催】 大王製紙株式会社
【お問い合わせ】 https://www.elleair.jp/c/iC5c
ー【参考情報】 日本睡眠環境学会の機関誌「睡眠と環境」・J-STAGEに総説論文「排泄ケアと睡眠」を掲載ー
「アテント」は、効率の良いリハビリは夜間の睡眠・排泄ケアも影響すると考え、昨年から「排泄ケアと睡眠」に着目した意識調査やセミナーを実施しています。その内容をまとめた論文「排泄ケアと睡眠」が一般社団法人 日本睡眠環境学会機関誌「睡眠と環境」(2023年2号)へ初めて掲載されました。また、本論文は国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) が運営する電子ジャーナルプラットフォームJ-STAGEにも掲載されています。ぜひご覧ください。
J-STAGE URL:https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsleepenvi/-char/ja
大王グループは、経営理念である『世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ』を実現するため、「衛生、人生、再生」という「3つの生きる」をビジョンに掲げて事業活動を通じた社会課題解決に取り組んでいます。健康寿命を延伸し、超高齢社会に対応するような商品・サービスにより、SDGsの目標「3.すべての人に健康と福祉を」「8.働きがいも経済成長も」「11.住み続けられるまちづくりを」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の達成に貢献することをめざします。今後も、商品やサービスを通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。
2024/2/21
いくつになっても自分らしくあるための高保湿スキンケア新ブランド「モモテ」。
握力や動作の衰えが気になるシニアにも、介護現場でのスキンケアにも。
株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、年齢を重ねてもいつまでも自分らしくあるためのスキンケアブランド「モモテ」を一般社団法人日本介護美容セラピスト協会(代表理事:酒井宗政/大阪市福島区:株式会社ナリス化粧品 100%出資)から新発売します。

(一社)日本介護美容セラピスト協会は2014年4月に設立以降10年に渡って心と体の美容療法®を創出。ビューティタッチセラピー®の手法を用いてマッサージトリートメントやメイクなどの「肌に触れるケア」をとり入れることで、主に高齢者の自立支援や生活の質の向上を目指し、全国でビューティタッチセラピストの養成と認定の講座を開催、現在では全国に2,600名を超えるセラピストを輩出しています。(2023年12月末現在/2,604名)超高齢社会の現在、介護現場で働くセラピストの要望や、高齢となることで起こる身体の変化に伴い、今までのスキンケア品を使いづらくなったというような高齢者の声を受け、「モモテ」の開発に至りました。3月1日から(一社)日本介護美容セラピスト協会認定セラピストと、ナリス化粧品のオンラインショップで全4品を販売開始します。なお、この製品は株式会社ナリス化粧品が製造元です。
(一社)日本介護美容セラピスト協会
https://beauty-touch-therapist.jp/
介護現場の声から生まれた使い易さ、泡で出てくる化粧水。
(一社)日本介護美容セラピスト協会では、「触れる」ことを最重要視して、セラピストやインストラクターの養成事業を行ってきましたが、高齢者に対しても自分で出来ることはできるだけ自分で行うことも重要だと考えています。スキンケアやポイントメイクなどの細かな手先を動かす行為を日常的に行うことは、高齢者の能力の維持の観点でも良いことと考えるからです。今回デビューする「モモテ」は株式会社ナリス化粧品との共同開発で、視力の低下や握力・指先の力の低下がある高齢者でも自分で使用できるための工夫を施しています。化粧水はポンプを押すと泡の状態で出て来るため、一般的な液状の化粧水とは異なり、手から流れ落ちることがないので、慌てずにスキンケアをすることができます。またワンタッチで開閉することができるオールインワンジェルの容器はキャップを捻る必要がなく、いくつになっても自分らしくありたい、自分でできることを維持していたいという気持ちに応えます。また、テクスチャーや容器形状は高齢者だけでなく高齢者にスキンケアを施すセラピストの立場からも使い易いものです。またマッサージトリートメントを行う乳液は、施術者のマッサージのしやすさだけでなく施術を受ける側の心理研究を行い反映しています。

年齢による肌の変化に必要な成分を配合。敏感な肌を潤いで包むラインナップ。
高齢になることで、視力の低下や指の力の低下だけでなく、肌そのものにも変化が生じます。シミ・たるみ・シワの増加など、外見的な変化だけでなく、肌が薄くなる、乾燥が進み痒みが出るなどの症状も出やすくなります。また、歩行が困難な状態になるとむくみや圧迫刺激により、紫斑が出やすい状態にもなります。「モモテ」は、使い易い、識別し易いといった工夫だけでなく、高齢者の肌悩みに応じた成分を配合。スティンギングテストや敏感肌のパネラーによるパッチテスト、アレルギーテスト(すべての人にアレルギーが起きないというわけではありません。)を実施。本人が年齢を重ねても自分らしくありたいという気持ちや、本人らしくいさせてあげたいという家族の気持ちにも応えたいと思います。


介護現場に笑顔を、セラピストの収入支援に。
「モモテ」は年齢を重ねることで、動作の不自由や動きの鈍化が生じても自分らしくありたいと思う高齢者のために開発したスキンケアであると同時に、介護現場で働くセラピストがモモテを販売することで副収入となるために開発を行ったものです。介護をされる高齢者にとってもセラピストにとっても、また高齢者の家族や日々接する人たちに笑顔があふれること、いくつになっても自分らしくあることが贅沢だと捉えられることがない社会になることを望んでいます。
【新製品概要】
全品共通配合成分:セラミド/グルコシルセラミド・尿素・パウダルコ樹皮エキス/タベブイアインペチギノサ樹皮エキス・モモ種子エキス・カミツレ花エキス・サクラエキス/ヤマザクラ花エキス(すべて保湿成分)
【販売サイト】 https://www.naris-momote.com/ (公開日:3月1日)


商品名:モモテ 泡洗顔料

容量:300mL
価格:1,800円(税抜)1,980円(税込)
特長:
■クリーミィな泡で出てくるポンプタイプの洗顔料。
・アミノ酸系洗浄成分/ココイルグルタミン酸Kベースで、肌にやさしく潤いを逃さずしっとりとした洗いあがりは、もちもちとした肌に。
・きめ細かなもっちりとした泡で出てくるので、面倒な泡立て不要。肌あたりが良い泡が肌を包み込み、摩擦も少なく洗うことができます。
・ファンデーションなどの軽いメイクも落とせるため、クレンジングと洗顔の2度洗い不要。1度の洗顔は、肌への負担や労力も軽減できます。
〇ビタミンC誘導体/アスコルビルリン酸Na(保湿成分)配合。
無エチルアルコール・無パラベン・無鉱物オイル・無タール系色素・無香料
商品名:モモテ 泡化粧水
容量:300mL
価格:2,500円(税抜)2,750円(税込)
特長:
■きめ細かな泡で出てきて、肌を包み込む泡状化粧水。
・泡状で出てくるので、手のひらから垂れてこぼれづらく、ポンプ容器のため、容器を倒して中身をこぼしてしまう心配がなく、慌てずにスキンケアをすることができます。
・手に取りだして使うこともコットンに出して使うこともできます。ふきとり化粧水として使用する場合は、コットンに出して肌の上を滑らせるように拭き取ることで、余分な老化角質を取り除くことができます。
・ふきとり化粧水として使用することで、朝の洗顔代わりにも使えます。
・泡状の化粧水が乾燥しやすい肌に、じゅわっと広がりすーっとなじみます。
〇オリジナル成分の純化白花豆エキス/ベニバナインゲン種子エキス(保湿成分)配合。
〇月見草エキス/メマツヨイグサ種子エキス(保湿成分)配合。
無エチルアルコール・弱酸性・無パラベン・無鉱物オイル・無タール系色素・無香料

商品名:モモテ 乳液

容量:200mL
価格:2,500円(税抜)2,750円(税込)
特長:
■乾燥しがちな肌に心地よく伸びる、なじみの良い乳液。
・すーっとなめらかに肌に広がり、なじんだ後は、ピタッと密着します。
・肌にしっかり浸透し(角質層まで)ふっくら潤うことで、肌ツヤをキレイに見せることができます。
・ほどよい厚みを持って肌に伸ばせるので、マッサージもしやすい乳液。マッサージ中にも乾きにくい設計です。
〇ビタミンC誘導体/アスコルビルリン酸Na(保湿成分)配合。
〇トウキンセンカ花エキス(保湿成分)配合。
無エチルアルコール・弱酸性・無パラベン・無鉱物オイル・無タール系色素・無香料
商品名:モモテ オールイワンジェル

容量:90g
価格:3,000円(税抜)3,300円(税込)
特長:
■みずみずしくも濃厚なテクスチャーのオールインワンジェル。
・1品で8役の洗顔後はこれだけでスキンケアが完了する多機能なスキンケアジェル。スキンケアの順番を気にせずに使用することができます。
(化粧水)(乳液)(クリーム)(目もとクリーム)(ネッククリーム)(美容液)(マッサージクリーム)(パック)
・ぷるんとみずみずしいジェルが摩擦なくスルスルと肌に伸びるので、マッサージにも使用できます。
・ワンタッチで大きく開くキャップなので、開閉の煩わしさなく使用できます。
〇ビタミンC誘導体/アスコルビルリン酸Na(保湿成分)配合。
〇トウキンセンカ花エキス(保湿成分)配合。
無エチルアルコール・弱酸性・無パラベン・無鉱物オイル・無タール系色素・無香料
【販売サイト】 https://www.naris-momote.com/ (公開日:3月1日)
【使用ステップ】
泡洗顔の後に泡化粧水と乳液で仕上げるケアと泡洗顔の後にオールインワンジェルのみで仕上げるケアを選べます。


「触れる」ことを最も大事にしてきた(一社)日本介護美容セラピスト協会では、2014年の設立から10年間、活動を展開してきましたが、この4年間は特に免疫力の下がった高齢者と接することにおいて、特に衛生面の知識やスキルを身に付けて対応することに注力して来ました。高齢者の中でも認知症やうつ症状のある人には、人と話す、触れ合うというコミュニケーションがとても大切であり、コミュニケーションが減ることが認知症状やうつ症状の悪化につながりかねないと言えます。コロナが5類に移行した後も、衛生面への配慮は同様でセラピストを含む看護・介護従事者の業務内容は増える一方です。同時に、認知症やうつ症状の進行を抑える取り組みが必要であり、セラピストの活躍は、高齢者の認知症状の進行を遅らせることで、介護士や医療従事者の業務を軽減することに繋がると考えます。「モモテ」により、高齢者がいくつになっても自分らしくありたいとスキンケアに取り組むことや、介護者が本人の自分らしさを守ってあげたいと願う気持ちを助けることは、介護現場に笑顔を増やし、また介護の負担を減らすことにも貢献できたらと願っています。
当協会の取り組みは、2016年度には厚労省の「保険外サービス活用ガイドブック」に取り上げられるなど、超高齢社会にとって、必要な新しいサービスとして認知されつつあります。超高齢社会に突入した現在、高齢者にとって適切な接し方は、より必要と求められるものとなっています。看護・介護従事者だけでなく、地域に密着したケアとしても、幅広い人が高齢者と自然に触れ合うことができる「ビューティタッチセラピー」をさらに普及、啓蒙していきたいと考えています。
【一般社団法人日本介護美容セラピスト協会 概要】
※一般社団法人日本介護美容セラピスト協会は、株式会社ナリス化粧品が、100%出資しています。
所在地:大阪市福島区海老江1丁目11番17号(株式会社ナリス化粧品 本社内)
設立:2014年4月
代表理事:酒井宗政
事業内容:心と体の美容療法®を創出。ビューティタッチセラピー®の手法を用いて、マッサージやメイクなどの「肌に触れるケア」をとり入れることで、主に高齢者の自立支援やQOLの向上を目指す。全国で、ビューティタッチセラピストの養成と認定講座を開催。2,604名(2023年12月末現在)の認定セラピストを輩出している。また、施設や地方包括ケア等のリクエストに応え、セラピストの派遣を行っている。
【介護美容に関する取り組み】
1995年 高齢者施設での化粧療法を開始
1997年10月 日本免疫学会で「老齢婦人に対する化粧療法の免疫機能への影響」発表
2012年2月 東日本大震災被災者支援「心人」開始
2014年4月 一般社団法人「日本介護美容セラピスト協会」設立
2014年6月 「ビューティタッチセラピスト認定基本講座」開始
2014年9月 九州ヘルスケアサービス産業創出研究会テーマ事業に認定
2015年3月 日本健康支援学会「定期的な化粧行動の有無による身体・精神機能の比較」発表
2015年3月 日本早期認知症学会「要介護高齢女性に対する介入効果の検討」発表
2016年3月 厚生労働省 「保険外サービス活用ガイドブック」に掲載
2018年6月 日本健康心理学会、日本ヒューマン・ケア心理学会学術集合合同大会
「フットマッサージが健常成人女性の心身に及ぼす効果の検証」発表
2019年7月 日本感性工学会「フットマッサージが心身機能に及ぼす影響」発表
2019年10月 日本早期認知症学会「認知症高齢者におけるマッサージの効果」で発表
2021年2月 日本化粧医療学会「認知症患者に対する化粧美容セラピーの認知・情動機能改善効果」発表
2021年6月 日本認知症予防学会「認知症患者に対する化粧美容セラピーの効果」発表
2024/2/16
足湯、お風呂場でのゲーム、美味しいランチで交流を深めましょう。
株式会社温泉道場(埼玉県比企郡ときがわ町、代表取締役 山崎寿樹)が運営する日帰り温泉、おふろcafe 白寿の湯(埼玉県児玉郡神川町、以下 白寿の湯)にて、2024年2月26日「風呂の日」に60歳以上限定の交流イベント「風呂コン」を開催いたします。

もともとは、2月6日の「風呂の日」に開催予定でしたが、積雪のため延期となり約3週間遅れての開催となります。
高齢者同士のコミュニティづくりを目的として開催を重ねてきたこのイベントは、「お風呂屋さんで開催される街コン」という趣旨もあり、これまで開催した風呂コンで出会った参加者同士がカップルになったケースも多数。さらに、このイベントをご縁にご結婚されたカップルの報告も受けております。
白寿の湯では、高齢者の方々が外に出て集える場所と機会を増やし、健康で生き甲斐をもって暮らせる地域コミュニティの活性化を応援していきます。

<第33回 風呂コン 開催概要>
- 開催日:2024年2月26日(月)
- 時間:8:45~13:00
- 場所:おふろcafe 白寿の湯
埼玉県児玉郡神川町渡瀬337-1
0274-52-3771
https://ofurocafe-hakujyu.com/ - 内容
・開店前のお風呂で足湯を楽しむ
・ボウリングとカーリングを組み合わせたような「風呂リング」というオリジナルゲームを風呂場で楽しむ
・お食事処 俵やで特別なお食事を楽しむ
という3つのイベントで参加者同士のコミュニケーションを活性化します。 - 参加費:2,600円(税込) 入館料、レンタルタオルセット、お茶、お食事(特別糀御膳)
※イベント終了後も館内をご利用いただけます - 参加方法:おふろcafe 白寿の湯 フロントまたはお電話(0274-52-3771)にてお申し込みください。定員に達し次第、締め切らせていただきます。
■おふろcafe 白寿の湯
地下750メートルの古生層から湧出する塩分濃度の高い天然温泉が自慢の日帰り温泉。その成分の濃さを証明するように浴槽の周辺には温泉成分が長年かけて堆積した“千枚田”のような結晶ができるほど。食事処「寝かせ玄米®と糀料理 俵や」では、「ヤマキ醸造」や「結わえる」とコラボし、糀・発酵をテーマに健康で美味しい食事をご提案しています。


■株式会社温泉道場
2011年3月創業。埼玉県を中心に「おふろcafe(R)」ブランドをはじめとする温浴施設や、リゾート施設の運営やコンサルティング、地域事業投資再生支援を行う。「おふろから文化を発信する/地域を沸かす」の企業理念の下、業界での新たな価値創造、地域活性化への貢献、人材の育成を目指して活動しています。
2024/2/16
~60代シニア層は働きやすい仕事や職場で、ある程度しっかりした働き方を希望~
働く意欲のある高年齢者が長年培ってきた知識と経験を生かし、年齢に関わりなく活躍し続けることができる 「生涯現役社会」を実現することが重要となっています。
当センターは、全国47都道府県事務所において、60歳以上のシニア層に対する無料職業紹介事業「キャリア人材バンク事業」を実施し、その実現に取り組んでいます。
このたび当センターは、今後の「キャリア人材バンク事業」におけるシニア層の再就職支援のほか、シニア層の活躍方策を模索する大企業等と人手不足に悩む中小企業の間の円滑な労働移動の促進など、シニア層の活躍支援に活用することを目的に、現在求職活動中の60代男女を対象としたアンケート調査を実施しました。
主な調査結果の概要は以下の通りです
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仕事探しで重視するものは、「仕事内容・職場の働きやすさ」が最多で、「給料」はやや低い
(図1)
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男性60~64歳の約半数が週5日以上の働き方を希望する一方、女性と男性65~69歳では7割から8割超が週4日以下を希望(図2)
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個々の職種では、事務系の仕事、中でも事務補助、学校校務支援などのサポート的な仕事の希望が高い(図3)
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人手不足分野の運輸、警備、介護福祉等の仕事はシニア層でも希望度が低い。ただし、業務内容の分割など仕事内容を見直し、シニア層の活躍を促すことで人手不足緩和に繋がることが期待できる(図3)



■調査概要
時期:2023年11月
方式:民間調査会社への委託によるWEBアンケート方式
対象:現在求職活動中の60代男女
回答:1,000件
産業雇用安定センターは、今後も「失業なき労働移動」の実現をめざし、シニア層の再就職のみならず、企業と求職者の橋渡しに貢献してまいります。
調査結果の詳細は以下PDFの通りです
https://prtimes.jp/a/?f=d89542-2-50536a0fa50cc9239c1d5a433de0e8cd.pdf
2024/2/16
ワーキングケアラーが考える、仕事と介護の両立に必要な職場環境、介護サービスは?
事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社LIFULLのグループ会社で、業界最大級の老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」を運営する株式会社LIFULL senior(代表取締役:泉 雅人)は、ワーキングケアラーの実態調査【取り巻く環境編】を発表しました。

【サマリー】
・「介護していることを職場の誰にも伝えていない」人が3割を超える
・仕事と介護の両立について、「相談したことがない」人が4割
・職場に介護のことを相談する人は1割に満たない
・仕事と介護の両立に必要なもの上位は「休みを取りやすい文化のある職場」
「介護していることを職場の誰にも伝えていない」人が3割を超える

ワーキングケアラーとは、仕事をしながら家族など近しい人の介護にあたる人を指します。
今回の調査では、ワーキングケアラー1105人に、介護していることを職場の人に伝えたかどうかを聞きました。
回答を見ると、やはり上司(39.7%)や同僚(37.2%)に伝えるのが一般的なようですが、「誰にも伝えていない」と答えた人も32.2%いることがわかりました。
介護に携わると、介護が必要な人(以下、被介護者)の定期的な通院に付き添ったり、突発的な対応で休みが必要になったりすることがLIFULL 介護のワーキングケアラー実態調査【知識と備え編】でわかっています。
https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/column/report2024-01/
継続的に休みを取得することになるため、自分が介護していることを職場の人に伝えることも、介護と仕事の両立には重要なポイントと言えるでしょう。しかし、実際は3割の人が自分が介護していることを職場に伝えておらず、介護と仕事の両立にはまだまだ課題があることがわかりました。
仕事と介護の両立について、「相談したことがない」人が4割

介護と仕事を続けるには、使っている介護サービスを調整する、あるいは職場に働き方を相談するなど、何らかの相談が必要になる場面もあるでしょう。介護と仕事の両立について誰かに相談したことがあるか、またその相談先をたずねたところ、最も多かった相談先はケアマネジャー(25.4%)でした。次に職場の上司(20.8%)、医師や病院スタッフ(14.8%)と続きます。
ところが、「相談したことはない」と回答した人も41.3%いることがわかり、そもそも相談をしないケースも少なくないことがわかりました。
職場に介護のことを相談する人は1割に満たない

では介護全般の相談先はどこが選ばれていたのでしょうか? 介護の相談先を聞いてみるとケアマネジャーという回答が最も多く(56.7%)、次いで介護スタッフ(31.3%)でした。
注目したいのは職場の人事部など管理部門(9.0%)です。近年は産業ケアマネジャーという、企業の顧問として介護と仕事の両立に専門的な指導や助言を行う有資格者に注目が集まっています。産業ケアマネジャーを配置する企業が増えると、介護のことを所属する企業に相談する人も増えていくかもしれません。
仕事と介護の両立に必要なもの上位は「休みを取りやすい文化のある職場」

介護と仕事を両立させるために必要なことを聞いたところ、「休みを取りやすい職場環境」が36.9%と最も多い結果になりました。僅差で「突発的に利用できる介護サービス」(36.7%)が第2位に。やはり被介護者の急な体調の変化などに、休みをとる、あるいは代わりに対応してくれる人を見つけるなどの対策を取れることが、介護と仕事の両立に重要のようです。
「介護を理由に取得できる休暇」という回答も多く27.2%となっていましたが、介護休暇や介護休業は会社の規定に記載されていなくても取得できる、国で定められた休暇制度です。こうした制度をより多くの人に知ってもらうことも、介護が原因で離職する社員の増加に歯止めをかける効果がありそうです。
LIFULL 介護編集長 小菅のコメント

今回のアンケート結果をみると、職場で自分が介護していることを開示すること、さらに周囲の理解を得て休むことへのハードルが高いようです。
介護はしばしば「家庭の問題」とみなされ、職場に相談できる相手がおらず仕事を辞めざるを得ない人もいます。介護休業や介護休暇といった公的制度があろうと、周囲の理解がなければ使うことができません。
一方、労働人口の減少に直面する中、企業にとっても人材確保は大きな課題です。こうした背景から、総務や人事部に介護相談窓口を設けたり、長期休暇前に介護講座を実施したりする企業も増えつつあります。
また、近年「産業ケアマネジャー」や「ワークサポートケアマネ」といった民間資格が誕生しました。企業における産業医的な存在として従業員の個別相談や、社内規定の策定に関わるなど、仕事と介護の両立支援の専門職として期待されています。企業には、育児と同様に、介護に対する理解促進、そして労働環境での支援体制を強化することが求められています。
関連記事:ワーキングケアラーの4割が、仕事と介護の両立を相談したことがない。「働きながら介護」に必要なことは?
調査概要
調査主体:株式会社LIFULL senior
調査期間: 2023年12月22〜23日
調査対象:過去10年以内に家族や親族の介護に携わったことがあり、介護が始まる前に仕事をしていた方 1,105人
調査方法:インターネット調査
※小数点第二位を四捨五入しているため、合計が 100%にならない場合があります
株式会社LIFULL senior について
「老後の不安をゼロにする」をビジョンに掲げ、ヒトとテクノロジーの力で、超高齢社会の課題を解決するさまざまな事業を展開しています。主な事業として、老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」、遺品整理業者検索サービス「みんなの遺品整理」、介護施設向け買い物代行業務支援サービス「買い物コネクト」があり、今後も高齢者や関わる人々が抱える不安や課題に向き合って事業を拡大していきます。
株式会社LIFULL senior 概要
会社名:株式会社LIFULL senior(ライフル シニア)
所在地:東京都千代田区麹町1丁目4−4
代表取締役:泉 雅人
設立:2015年7月1日
事業内容:
老人ホーム検索サイト『LIFULL 介護』の運営
遺品整理業者検索サイト『みんなの遺品整理』の運営
介護施設向け買い物代行支援サービス『買い物コネクト』の運営
自治体向け買い物弱者支援ツール『買い物コネクト』の運営
介護当事者一歩手前の世代に向け、介護や老後に関する最新情報や体験談を発信するウェブメディア『tayorini』(たよりに)の運営
https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/
2024/2/14
〜阪急大宮駅・嵐電四条大宮駅から徒歩8分!介護施設等への出張撮影も可能。
家族撮影やプロフィール写真も充実〜
スタジオ日々喜株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役:阿部光佑)は、シニア向けを中心とした撮影サービス事業を開始いたします。

- スタジオ日々喜とは
京都市中京区にて2023年に撮影スタジオをオープンいたしました。スタジオ日々喜では、お客様が「自分らしい」と感じる写真を残す、お手伝いをさせていただきます。
お気に入りの服を着て、いつもより少し明るい気持ちで撮影にのぞむことで、楽しい体験として記憶していただけます。
【公式HP】https://studio-hibiki.co.jp/
【住所】〒604-8812 京都府京都市中京区壬生相合町67-1 UNビル102

- なぜ「シニア向け撮影スタジオ」なのか
人生の総括を行い、いろいろな準備を行う「終活」の一環として、本人が元気なうちに遺影写真の準備をすることは、ご家族へのメッセージとして、思い出を共有する方法として、重要なことです。
しかし、いざ「遺影写真」を準備しようとすると、どうしても気構えてしまうものです。
スタジオ日々喜は完全予約制のプライベート空間で、周りを気にせず撮影を行うことができます。
アンティーク家具に包まれたシンプルで落ち着いた空間で、「ちょっと良いおでかけ」の気分で気軽に遊びに来ていただきたいという思いで、スタジオ日々喜を作りました。
プロカメラマンによるお声がけ・ポージングでその人本来の美しさと表情を引き出し、写真が苦手だった方にも「楽しかった!」とおっしゃっていただけます。
また、スタジオ撮影だけでなく出張撮影にも対応いたします。
介護施設等での撮影イベント開催も可能です。


- プロによるヘアメイクが可能
介護福祉の分野において、化粧を通して「楽しい」「うれしい」などのボジティブな感情が生まれる、積極性や社交性が高まるといった効果がある化粧療法が注目されております。
スタジオ日々喜でもヘアメイク付きプランではプロによるヘアメイクを施させていただきます。自然で美しいヘアメイクは好評いただいており、撮影後メイクを落とさずにそのままお出かけいただくことも可能です。

- こんな方におすすめ!
♦️残された家族のため、自分が元気なうちに納得のいく遺影写真を用意したい
♦️歳を重ねた祝いに、夫婦で写真を残したい
♦️長寿祝いで両親に写真をプレゼントしたい
♦️子供と一緒に笑顔の写真を撮りたい
シニア向けの撮影以外にも、家族写真・記念写真・プロフィール宣材写真など、幅広い撮影サービスを提供しております。

スタジオ日々喜株式会社
【住所】〒604-8812 京都府京都市中京区壬生相合町67-1 UNビル102
【電話番号】075-600-2051
【ホームページ】 https://studio-hibiki.co.jp/
【Instagram】https://www.instagram.com/studiohibiki/
2024/2/14
株式会社ツカモトコーポレーション(本社:東京都中央区、代表取締役社長:百瀬二郎)は、東京ケアウィーク’24 第7回介護テクノロジー展(東京ビッグサイト 南展示棟)で、独自アルゴリズムの睡眠分析に特化した介護用見守りセンサー「アルゴスリープ」をはじめとする、高齢者住宅施設向け見守りデバイスシリーズのブース展示を行います。
高齢者住宅施設の抱えるニーズや特徴、課題に合わせたデバイスの提案とテクノロジー導入を手軽に着手できるサービスを目指しています。
- 『アルゴシリーズ』ってなに?

アルゴシリーズは、独自のアルゴリズムを活用した高齢者住宅施設向け見守りデバイスシリーズです。Careテクノロジー東京’24 第7回介護テクノロジー展では、睡眠を見守るマット型デバイス「AlgoSleep(アルゴスリープ)」、排尿(排泄)を非接触で検出するシート型デバイス「AlgoDetect(アルゴディテクト)」と入居者の動き出しを見守るカメラ型デバイス「AlgoMonitor(アルゴモニター)」の3つのデバイスを紹介いたします。
ご施設の規模や課題と入居者の特徴に合わせて、最適なデバイスを選択できる柔軟さと、低予算で導入しやすい手軽な価格プランを組み合わせることで、テクノロジーの導入に今すぐ着手できる未来を提案します。
- アルゴスリープで何ができるの?
アルゴスリープ(AlgoSleep)は、マットレスの下に敷くだけで、ベッド上での状態やバイタル情報(心拍・呼吸)、睡眠解析データから入居者を見守ることができる非接触型IoTセンサーです。
PCブラウザ画面やスマホ画面で、複数の入居者の状態を一覧で確認できるリアルタイムモニタリング機能は、わざわざ訪室しなくても入居者の睡眠の状態を把握できるようになることで、配置人員が手薄になる夜勤帯の訪室削減やスタッフ様の精神的負担を軽減させます。
その他アラート通知機能や、睡眠レポート出力機能を活用いただくことで、介護の質の向上を目指すこともできるようになります。
- アルゴディテクトで何ができるの?
アルゴディテクト(AlgoDetect)は、ベッド上の入居者のお尻の位置にA3サイズ、厚さ0.35ミリのシートセンサーを敷くだけで、おむつの中の水分量の変化を検知し、排尿や排泄が起きたことを通知する見守りセンサーです。
おむつ確認業務の削減や空振りの軽減につながるだけでなく、個人別に検知量レベルの設定を行うことで、最適なタイミングでのおむつ介助ができるようになります。
また、アルゴスリープとデータ連携することで、睡眠と排尿リズムの相関を確認することもできます。
- アルゴモニターで何ができるの?
アルゴモニター(AlgoMonitor)は、入居者の居室内での動き出しをお知らせし、リアルタイムの鮮明な映像でその状況を確認するためのカメラ型見守りセンサーです。
夜間に複数の居室からの通知が重なる場合、一人で居室間を走り回ることなく、映像で状態を確認することで、訪室の優先度を判断することが可能になります。
また、事故発生時の状況をデータとして保存することもできるため、転倒原因を把握し、転倒リスク要因を取り除く取り組みやご家族への状況の説明への活用ニーズが高まっています。一方で導入コストが高いことがカメラ型見守りセンサーのこれまでの大きな障壁の一つでした。
アルゴモニターは、光学3倍ズーム、チルト&パン、スターライト機能などの多機能を搭載しながら、導入プランの面でも優位なご提示をさせて頂くことが可能になりました。



2024/2/14
~ChatGPT搭載の介護用Pepper向け会話アプリをリリース 〜ご利用者様それぞれに最適化した、自然なコミュニケーションが可能に~
ソフトバンクロボティクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:冨澤 文秀)は、2024年2月7日に、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」の介護向けモデルを対象とした会話アプリをリリースしました。生成AIの一つであるChatGPTを搭載し、自然な会話体験を提供します。本アプリは、「Pepper for Care」をご契約の新規・既存の介護施設に提供されます。
ソフトバンクロボティクスはこれまで、人手不足や業務効率化などの課題に直面するさまざまな業界において、ロボットやAIを活用したソリューションの普及に取り組んできました。人手不足が深刻な介護業界において、ソフトバンクロボティクスは、施設利用者の生活の質を高める包括的なソリューションの開発に注力しています。
人とのつながりを生み出す役割を果たしてきたPepperが今回、ChatGPTと連携することで、一人ひとりに合わせた会話体験が提供され、利用者はより自然な会話ができるようになります。また、施設職員は業務に専念できるようになります。
本アプリは、介護施設向けに独自開発した、「まいにちロボレク」(※1)、「まいにちロボリハ」(※2)という「Pepper for Care」の既存のソリューションに新たに加わるもので、従来のコミュニケーション・ソリューションの枠を超え、利用者一人ひとりに最適な会話体験を提供します。
東北大学加齢医学研究所 教授 瀧 靖之氏は次のように述べています。
「近年、多くの研究からコミュニケーションは脳の健康維持、将来の認知症リスクを低下させる上で有用であることが明らかになっています。人型ロボットを介した言語コミュニケーションやレクリエーションは、高齢者の脳の健康維持、体機能の維持、孤独感の解消など、多くの効果が得られる可能性が考えられます。」
ソフトバンクロボティクスは、3月12日(火)~14日(木)に東京ビッグサイトで開催される「東京ケアウィーク’24」に「Pepper for Care」を出展します。ブース内では、会話アプリを含む介護向けソリューションを体験いただけます。
詳細は製品ページをご覧ください。
https://www.softbankrobotics.com/jp/product/pepper/caregiver/
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「東京ケアウィーク’24」出展情報
日時:2024年3月12日(火)〜14日(木)午前9時30分〜午後5時
会場:東京ビッグサイト 南展示棟 (〒135-0063 東京都江東区有明3丁目11−1)
公式サイト: http://careweek.jp/
主催:ブティックス株式会社
※1 「まいにちロボレク」はゲーム、歌、体操など豊富な種類のレクリエーションを提供します。
※2 「まいにちロボリハ」は、言語訓練や体を動かす上肢訓練まで搭載しており、顔認証によって個人に特化したリハビリを提供します。
ソフトバンクロボティクス株式会社について
ソフトバンクロボティクスは、2014年にいち早く人型ロボット「Pepper」を発表し、これまでに清掃ロボット「Whiz」、配膳・運搬ロボット「Servi」を開発・販売開始し、床洗浄ロボット「Scrubber 50」、配膳ロボット「Keenbot」などさまざまな製品の取り扱いを通じて、世界のロボットインテグレーター(RI)として先駆的な役割を果たしてきました。現在では、世界12カ所に拠点を構え、70カ国以上で製品が活躍。このグローバルネットワークを活用し、豊富な経験と膨大な稼働データに基づいて、ロボットトランスフォーメーション(RX)を追求し、人とロボットが共生する社会に向けて邁進していきます。
2024/2/14
高齢者が「自分でできる喜び」を創出する美容イベントをホスピタルメント桜十字で開催
株式会社ウェルネスエキスパート(本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役:内野仁美)は、2024年2月17日(土)に、「高齢者が自分でできる」「生活に彩りをもたらす習慣となる」ことをテーマに企画した高齢者向けの体験型美容イベントをホスピタルメント桜十字(熊本県熊本市南区)にて開催します。本イベントは熊本ベルェベル美容専門学校(熊本県熊本市中央区)の協力のもと、高齢者のウェルネス向上を目的とする取り組みで、訪問美容サービスは普及している中で、「高齢者のセルフケア」に着目した企画としては日本で唯一のイベントです。

イベント実施の背景
■施術者がサービスを提供するばかりが美容ではない。高齢者のセルフケアで美容の新たな可能性を追求。
これまでの訪問美容サービスでは、ほぼ100%の割合で施術者や美容師が高齢者にサービスを提供するだけの形式でした。しかし弊社代表の内野は「高齢者の中には自分でできることに喜びを見出す方もいるのではないか」と考え、高齢者のセルフケアによるウェルネス向上を目的とした美容サービスの構築に取り組みました。どのようなサービスが高齢者とその家族にとって喜ばれるかを各分野の美容専門家とともに考えていく中で、本イベントの開催に至りました。
高齢者にとって美容をセルフケアとして取り入れる最大の理由は、自宅で好きな時間に手軽にでき、ご自身の触覚や視覚で変化を感じることができるためです。テスト的に行ったイベントでも、「自分の手」でお肌に触れてフェイシャルトリートメントを行うことで肌が柔らかくハリが戻る感覚を感じられ、さらに自分のお顔がスッキリした印象を「自分の目」で確かめられることで、セルフケアの楽しさや感覚的な若さが蘇ります。実際にテストイベント参加者の98%以上から「また実施してほしい」「継続したい」といったお声をいただきました。
■高齢者の認知症予防にも期待。高齢者のウェルネス向上に貢献。
学術的にも、自分でフェイスマッサージなどの美容活動を行った場合、大脳新皮質、前頭皮質の働きが活性化されることが研究結果として発表され、認知機能の向上にも効果が期待されています。また、写真撮影をイベントに盛り込むことで、「介護家族へのケア」「楽しい終活」としても活用できます。コロナ禍で高齢者の外出機会や面会機会が減った中で、間近で生き生きとした元気な顔が見られること、また健康的な表情をご自身の遺影として残すこともでき、高齢者にとっても、支える家族にとっても価値を感じていただけるイベントです。
出典: 短 報 Japanese Journal of Health Promotion and Physical Therapy Vol.11,No.4:173-176,2022
女性高齢者におけるフェイシャルマッサージの能動的および 受動的実施が前頭葉皮質活動に与える影響について
美容専門学校生を育成する場としても活用
本イベントでは、熊本ベルェベル美容専門学校の学生約15名と一緒にイベントを運営します。「ミライ創造の旗手であれ」を教育方針とする熊本ベルェベル美容専門学校の学生にとって、本イベントが「美容」の新たなあり方を発見する機会となり、幅広い視野で美容を実践していく人材の育成にもつながってほしいと考えています。

今後の展開
弊社は「美容をウェルビーイングのために最大限に活かす」ことを目的に事業を行っており、その1つとして注力しているのがケアラーに対する活用です。サービス付き高齢者住宅をメインとした施設でのセルフケアイベント開催や、非日常体験を施設内でも堪能いただける出張サロンとの併用で高齢者自身はもちろん、介護家族、施設従業員それぞれにとって癒しやストレスケアの場となるような機会を今後も提供していきます。
イベント概要
【開催場所】
〒861-4172
ホスピタルメント桜十字
熊本県熊本市南区御幸笛田7丁目13番21号
熊本交通センター3番乗り場から熊本バス南2番線
「御幸木部行き」で約30分、「御幸小学校前」下車、徒歩3分。

株式会社ウェルネスエキスパートについて
【会社概要】
社名:株式会社ウェルネスエキスパート
本社所在地:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神二丁目3−10−719
代表取締役:内野仁美
設立:2021年
事業内容:健康・美容サービスの提供、コンサルティング、ウェルビーイングサービスの企画・運営
HP:https://wellnessexpert.jp/

熊本ベルェベル美容専門学校について
【学校概要】
学校名:熊本ベルェベル美容専門学校
所在地:〒860-0012 熊本県熊本市中央区紺屋今町2−18
設立:1989年8月
HP:https://kumamoto.belebel.jp/

人にしかできないサービスを
テクノロジーの力で展開
トリニティ・テクノロジー株式会社
取締役COO兼CTO 大谷真史様
「スマート家族信託」など高齢者向けサービスを展開するリーディングカンパニーとして急成長中のトリニティ・テクノロジー。取締役COO兼CTOの大谷真史氏に、サービスの詳細や30年後の日本を見すえた取り組み、今後の展望などについてうかがいました。
2023年8月取材
Q.シニアマーケット市場への参入までの経緯と、提供されているサービスについて教えてください。
当社は2012年に司法書士法人トリニティ・グループを創業し、法律系士業として事業を行ってきました。次第に相続やライフエンディングといった領域の仕事を手がけるようになり、シニアマーケットにおける業務の比重が大きくなっていきました。2020年にトリニティ・テクノロジーを創業し、「人×テクノロジーの力でずっと安心の世界をつくる」をミッションに掲げ、スタートアップ企業として活動しています。
現在は「スマート家族信託」「おひさぽ」「スマホde相続」「TRINITY LABO.」という4つのサービスを展開しています。「スマート家族信託」は認知症による資産凍結を防ぐ家族信託を全国に正しく普及させる事業、「おひさぽ」はお一人の高齢者の方が安心して暮らせるよう、家族の代わりに寄り添うサービスです。「スマホde相続」は相続アドバイザーと経験豊富な専門家が相続手続きをサポートするサービスです。「TRINITY LABO.」は税理士・司法書士・保険のプロフェッショナルなどが自らの専門領域を超えてプロフェッショナルを目指すコミュニティで、4つの事業のうちこの「TRINITY LABO.」のみB to Bとなっています。残り3つはB to Cの事業で、いずれも高齢者の方々の課題を解決するものです。
Q. 「スマート家族信託」について、詳しい内容をお聞かせください。
「スマート家族信託」は家族信託を活用したサービスですので、家族信託が重要性を増している背景からお話します。
日本では、高齢者数が増加するとともに認知症患者数も増加しており、2020年には約630万人だった認知症患者は、2050年には1000万人に達すると言われています。2050年の日本は人口が1億人を切ると予想されているので、およそ10人に1人が認知症患者という状況になると予想されています。
認知症になると意思確認ができなくなり、判断能力を失ってしまうといった問題が生じます。そうすると、銀行で自分の預金を引き出すことが認められず、自宅を売却して介護施設に入ろうと思っても自宅を売ることができない、定期預金の解約ができないなど、いわゆる「資産凍結」に陥ってしまいます。
この資産凍結問題への対策として登場したのが家族信託です。家族信託を活用することで、高齢者が認知症になる前に、財産や資産の管理・処分権を信頼できる家族などに託すことで、認知症になった後でも財産の凍結を免れることができるのです。親御さまが認知症になってしまっても、お子さまの意思で財産を自由に動かせるといった仕組みです。
そこで、家族信託を誰でも簡単・便利に利用できるものにし、家族信託を日本全国に正しく普及させることを目指して「スマート家族信託」をはじめました。認知症になり介護や医療など様々なシーンでお金が必要になった際、いざ貯めてきた老後資金を使おうとしてお金を動かせないというのは大変な打撃です。それを事前に回避するための仕組みが家族信託なのです。サービス開始から2年ほどが経ち、現在では年間数千件のお問い合わせをいただくなど、順調にサービスの普及が進んでおります。

Q. 一度凍結されてしまった財産は、もう戻ってこないのでしょうか。
実はひとつ方法があります。成年後見制度といって、認知症などで判断能力が低下した人をサポートする制度です。本人に代わって契約手続きや財産管理のサポートを行なう「後見人」が家庭裁判所によって選任され、本人の代わりに契約手続きや財産管理などを行います。ただ、一度後見制度を利用すると財産が後見人の管理下に置かれることになります。「認知症のお母さんのためにエプロンを買いたい」と家族が言ったものの後見人に「なぜ必要なんですか」と言われ、認めてもらえなかったということがありました。本人の財産の保全を目的とするあまり使い勝手がよくないなど、課題が散見されており普及がなかなか進んでいません。
Q.「おひさぽ」についてもサービスの詳しい内容をお聞かせください。
「おひさぽ」はお一人様の高齢者を支援するサービスで、「スマート家族信託」を通じて得た気づきから生まれました。自身の財産を丸ごと託せるようなご家族がいらっしゃる方は、決して多くありません。
お子さまがいらっしゃらないケースや、お子さまがいたとしても遠方に暮らしていて親御さまの財産を管理することが難しかったり、疎遠になっていたりというケースがあります。そのような方をサポートするためのサービスが「おひさぽ」です。お子さまの代わりに親御さまに生涯寄り添っていくというのが、このサービスのコンセプトです。定期的な電話連絡や訪問、緊急時の対応、生活事務支援などさまざまなサポートを行うほか、介護施設や病院などで求められる身元保証人にもなります。さらにご本人がお亡くなりになった際には葬儀などの死後事務も行います。これらのサービスにより、高齢者の財産管理や相続、ライフエンディングに関する課題を解決します。

Q. 御社独自のシニアマーケティング戦略の特徴はどのようなものでしょう。
当社がスタートアップであるという背景があります。司法書士発のスタートアップというのは非常に稀な存在です。当社は法律系士業のバックグラウンドを持ち、専門性を活かした事業を行っています。また、アライアンスも重視しており、現在までに顧客紹介などのアライアンスを結んだ金融機関は10行を超え、今後も拡大予定です。
このような士業としてのバックグラウンドと金融機関を中心としたアライアンス活動が当社の強みであり、マーケティング戦略の一翼を担っています。
家族信託については2016年から司法書士法人として扱っているため、実績としては全国トップクラスであり「家族信託のトリニティ」というブランディングが少しずつ積み上がってきていると感じます。
Q. シニアマーケットについてはどのように捉えていらっしゃいますか。
日本市場が縮小傾向にある中で、シニアマーケットは非常に大きな潜在力を秘めた市場だと考えています。また、この分野には世界的にも未解決の課題が多く存在します。日本は高齢化が急速に進んでおり、これに対処するための新たなアプローチが求められています。シニアマーケットが重要な分野であることは間違いありません。
Q. 他社へのOEM提供についてプランや予定はありますか。
他社へのOEM提供についてはいくつかのアプローチを取っていますが、現状はスマート家族信託のOEM提供・パートナーシップ戦略を重点的に行っており、顧客のニーズに合わせたサービス提供を行っております。
Q. サービスの今後の展開についてお聞かせください。
「スマート家族信託」を中心に新たな展開を模索しています。認知症患者数の増加に伴い家族信託の需要が増大することが予測されるため、まずは家族信託市場の拡大に注力しています。現在、家族信託に対する認知率は、お子さま(受託者)世代でおおよそ約30%となっていますが、この数字を引き上げることが第一の目標です。家族信託のリーディングカンパニーとして、家族信託の重要性や資産凍結問題による影響を広く理解していただけるよう、認知度を高めていきます。
また、家族信託は信託法に基づく制度であり、受託者には帳簿レシートはすべて保存する必要があったりと雑務も生じるのですが、どうしても「財産を凍結されないようにする」「信託契約を締結する」という1点にフォーカスしてしまい、その後の財産の使い道や法的な準拠が抜け落ちてしまいがちです。結果として信託された財産を使いっぱなしにして報告していない状態になってしまう事例もあります。そこで、当社が「スマート家族信託」で提供しているシステムを活用していただければ、自動的に記帳されたり、レシートの画像から帳簿を作成したりと、記帳や情報管理の効率化を図ることができます。家族信託が正しく運用されしっかり市民権を獲得していくためにはここまでやらないと、マーケットリーダーを目指す企業としての責任は果たせないと思っています。家族信託を扱う企業でこのようなシステム提供を行っているのは現時点では当社だけですので、今後もさらに家族信託の正しい運用を支援し、認知度アップに努めていかなければという使命感が、社員のモチベーションにもつながっています。
Q.シニアマーケットの今後についてはどのようにお考えでしょうか。
現在、シニア向けの特定のプレーヤーが伸長しており、そのニーズが高まっています。これに伴いウェアやサービスも増加し、シニアマーケットはさらなる拡大を遂げると予測されます。競合他社の増加も予想されますので、当社は「スマート家族信託」のサービスを通じて業界のリーダーとしての責任を果たしていきたいと考えています。
Q.御社はどのように「シニアの定義」を設定されているのでしょう。
「65歳以上」などと年齢でのくくりもあるとは思いますが、当社では年齢を単純な指標としては見ていません。実は社内ではシニアという言葉はほとんど使われていないのです。そもそもシニアマーケットという中でしか事業を展開していないので、あえて定義づけられてもいません。というのも、「スマート家族信託」の顧客の平均年齢は約50歳。つまり高齢者ご本人のみではなく、お子さんとご一緒にお問い合わせされる方が非常に多いのです。家族信託においては、単にシニアだけでなくそのご家族をサポートすることが大切なので、「当社におけるシニアとは●●である」と定義づける意義や必要性がもないとも言えるでしょう。
Q.御社が現在抱えている課題とその対策についてお聞かせください。
現在の課題は、市場の成長速度を追い越すことです。家族信託の市場自体も毎年成長していますが、私たちの成長は市場の成長を追い越さなければなりません。シニアマーケットにおいては、大々的な広告キャンペーンよりも信頼性のある情報発信が重要なのですが、ただ認知度を上げるだけでなく、必要な方に適切な情報を届ける方法を模索しているところです。
Q.今後予定している取り組み、さらに今後の展望をお聞かせください。
「スマート家族信託」を拡大して大きな事業にしていくことを目指しています。私たちのミッションである「人×テクノロジーの力で安心な世界を作っていく」を達成するため、高齢社会の課題を解決し、安心な社会を実現するために取り組んでいます。家族信託を通じて高齢者とその家族の不安や課題を解消し、社会全体の課題を少しずつ解決していくことで「そういえば過去にそんな社会問題があったね」という状態にしていきたいですし、それを受けての企業成長だと思っています。これからも高齢者の課題を解決しつつ社会全体の課題にも貢献していける企業として、ミッションの実現を目指します。
トリニティ・テクノロジー株式会社 ホームページ https://trinity-tech.co.jp/
シニアライフ総研®では、シニアマーケットやシニアビジネスに参入している企業・団体・行政などが、どのような商品やサービスを展開し、どこをターゲットとして、どのようなペルソナ設定で戦略設定から事業運営を図っているのかなど、シニアマーケティングやシニアビジネスの成功事例を取材しています。
2024/2/9
優れた体圧分散性と動きやすさを両立
株式会社エアウィーヴ(東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:高岡本州、以下「エアウィーヴ」)は、床ずれ防止の観点から従来製品よりも体圧分散性に優れた『エアウィーヴ ウェルネスモデル マットレス T110』を開発、2月9日(金)より医療施設・福祉用具貸与事業者向けに受注を開始いたします。※1

- 開発背景
エアウィーヴが医療従事者60名へアンケートを実施した結果、病院で使用されているマットレスについて「腰がつらい」「寝返りしにくい」「立ち上がりにくい」という患者側の悩みが判明、介助者からも「ベッドに腰掛けた際の姿勢が不安定」「ベッド移乗がしにくい」といった声が寄せられました。
病院や介護施設に導入されるマットレスは、「床ずれ防止」が最重要視されていますが、身体が沈み込んで腰に違和感が出たり理想的な寝姿勢を保てないといった問題がありました。これらの問題点を解決すべく開発した『エアウィーヴ ウェルネスモデル マットレス T110』は、身体全体をしっかり支えるエアウィーヴならではの特長はそのままに、体圧分散性をさらに追求してより優しい寝心地を実現しました。高齢化の進行で医療・介護人材が不足する「介護の2025年問題」が深刻となる中、当社は、寝具を通じて、医療・介護現場の課題解決に貢献してまいります。
- エアウィーヴ ウェルネスモデル マットレス T110の特長
■優れた体圧分散性と動きやすさを両立
従来の当社製品より全身の平均体圧値を低くし、一般人よりベッドの上で過ごす時間が長い入院患者にも快適な寝心地を提供します。優れた体圧分散性を維持しながらも、中材のエアファイバー🄬の復元性により寝返りがしやすく体も沈み込まないため、理想的な寝姿勢を保てます。
■サイドを硬めにすることで、立ったり座ったりがしやすく
マットレスの両サイドを硬めにすることで、「起き上がる」「座る」「立ち上がる」といった一連の動作もしやすく、また利用者を移動させやすいため、介助者の負担も軽減、早期離床にもつながります。
■マットレスは硬さの異なる2層構造。お手入れしやすく安心
エアファイバー🄬は2層構造。床ずれ防止を目的とした柔らかめの上層を硬めのサポート層がしっかり支え、底付き感を解消します。アウターカバーは防水仕様、中材は水洗いできるため、いつも清潔に保てます。

※1 法人販売限定品
※2 本製品は床ずれ防止用具としてTAISコードを取得しています。
※3 本製品は医療機器ではありません。
2024/2/7
~住み慣れた場所で安心して生活できる地域社会の実現を目指して~
時代に沿ったサービスで人々の暮らしを支える大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原 正隆、以下「大阪ガス」)と大阪ガスセキュリティサービス株式会社(代表取締役社長:遠山雅夫、以下 OSS)は、堺市(市長:永藤英機)、NTT PARAVITA株式会社(代表取締役社長:中野康司、以下NTT PV)、西日本電信電話株式会社 関西支店(関西支店長:小川成子、以下 NTT西日本)と共に、SENBOKUスマートシティコンソーシアム※1の取り組みとして、堺市が設置している緊急通報システムを利用する堺市南区在住の高齢者世帯を対象に、ICTを活用した「あんしん見守りサポート」実証プロジェクトを開始します。
※1:2022年6月27日に設立され、泉北ニュータウン地域のスマートシティ化を公民連携でめざすコンソーシアム。
ヘルスケア・モビリティ・エネルギー・スマートタウン・データ連携の5つのワーキングで構成されており、2024年1月現在の会員数は約150者。

- 「あんしん見守りサポート」の実証プロジェクト
(1)対象者 : 緊急通報システムを利用いただいている堺市南区在住の高齢者20名
(2)スケジュール : (参加者募集期間) 2024年2月1日~2024年2月20日
(実証期間) 2024年3月1日~2024年6月30日
(3)参加費 : 無料 ※機器類の使用に関する電気料金及び通信費は参加者の負担になります。
(4)概要 :
緊急通報システムを利用している堺市南区在住の高齢者宅を対象に、大阪ガスの人感センサー機能を備えたIoT対応ツナガルde警報器「スマぴこ」と、NTT PVのシート型睡眠センサー「Active Sleep Analyzer」を設置します。昼間の時間帯は高齢者の宅内移動の有無を人感センサーで探知し、夜間の時間帯(睡眠時)は高齢者の就寝状態を睡眠センサーにより計測します。
高齢者本人に通常の生活を送っていただきながら、昼夜を問わず生活パターンや睡眠状態を見守り、24時間体制で緊急時等に迅速な対応ができる体制の確保に加えて、睡眠改善アドバイス、病気の早期発見、健康管理等を行うサービス「あんしん見守りサポート」の実証を行います。
異常探知時の高齢者のご家族等への連絡、看護師による電話での健康相談等を一体的に提供し、高齢者が安心・安全に暮らせる仕組みの構築をめざします。
注:本取り組みは、本人や家族による健康状態のセルフチェックや見守りを目的としたものであり、
個人の行動の監視や、医療的な行為を行うものではありません。
- 高齢者が安全・安心に暮らすことができる地域社会の実現を目指して
離れて暮らす高齢の親をもつご家族は、親が高齢になるほど心配が耐えません。ALSOKが行った「別居している高齢の親を持つ子どもの意識調査」※2によると、「親について不安に感じたこと(図1)」で最も多かったのは「急な体調不良や怪我」となり、7〜8割の人が親の急な体調不良や怪我に不安を感じている結果になりました。
また、セコム株式会社が実施した「離れて暮らす親に関する意識調査(図2)」※3によると、別居している親のために今後利用したいサービスは、1位「必要時に親の元に駆け付けてくれるサービス」(16.8%)、2位「親が持つスマートフォン・スマートウォッチから活動状況が分かるサービス」(16.4%)、3位「部屋のカメラやセンサーで活動状況が分かるサービス」(11.8%)で、「もしもの時に駆け付けてくれる」「親の行動や状況が把握できる」といったサービス需要が一定数あることが明らかになりました。
高齢者が安全・安心に暮らすことができる地域社会を実現するためには、従来からの「顔の見える関係性」での見守りに加えて、ICTを活用した新たな高齢者を見守る仕組みを構築することが求められています。
※2:ALSOK「別居している高齢の親を持つ子どもの意識調査」
https://www.alsok.co.jp/person/recommend/064/
※3:セコム株式会社「離れて暮らす親に関する意識調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000069357.html
- 「あんしん見守りサポート」の実証プロジェクト開始の目的
超高齢社会が進行する中で、独居の高齢者や高齢者のみの世帯がとくに堺市南区では多くなっており、急な体調変化が起きた際など緊急時の対応に不安を感じている人が増えています。
堺市では、ひとり暮らしの高齢者等に緊急事態が発生したときに備えて、ボタンを押すと簡単に消防局等に通報できる緊急通報システムを希望する高齢者宅に設置しています。今回の実証プロジェクトでは、高齢者が住み慣れた場所でいつまでも安心して過ごすことができる地域社会の実現をめざし、同システムに、生活リズムや睡眠のモニタリングができるICTを活用した2種類のセンサーを組み合わせ、一体的にサービスを提供することによる高齢者の見守りや健康管理等の効果を検証します。
- 今後の展開
堺市は、市域におけるスマートシティの一環として、民間企業との連携を通じた「福祉×ICT」による取り組みを推進し、高齢者の方が安心に暮らせる支援を継続的に進めていきます。
大阪ガスとOSSは、NTT PV、NTT西日本と共に、SENBOKUスマートシティコンソーシアム(ヘルスケアワーキング)の取り組みとして、データやエビデンスに基づいた健康増進の活動を今後も推進します。また、楽しみながら、健康寿命の延伸や生活の質を向上させ、いつまでも健康で長生きしてもらえるように、「元気高齢者」であり続けるために、得られた日々のデータをもとにしたカウンセリング、健康指導などにより、自らの健康への意識を高め、高齢者の更なる健康増進を図れる取り組みを、堺市と協働で推進してまいります。
- 大阪ガスセキュリティサービス担当者の声(営業第三部 石田 雅也 マネジャー)
泉北ニュータウンは街びらきから50年以上経過し、高齢化率が37.1%(全国平均29.1%)と高く、高齢者のみの世帯も増えていることから、普段から「ゆるやかに高齢者を見守り・サポートする仕組み」が必要であると考え、本プロジェクト実施に至りました。
本サービスはICTにより「何かある前に連絡・駆けつける」を実現したことに加え、取得したデータをもとに弊社ナースコールセンターの看護師による能動的な「連絡・アドバイス・相談」により未病の状態を感知し、認知症・フレイル予防等の対策につなげることができると考えています。今後は生活スタイルや健康状況にあわせて、スマぴこ単体での見守りから、スマぴこに睡眠センサーや緊急通報システムを追加した見守りまで、段階的な「スマぴこでの見守りサービス」を取り揃えることで、高齢者の幅広い層への提案が可能になると考えています。
将来的には、大阪広域データ連携基盤(ORDEN)との連携をはじめ、健康増進アプリ(ウォーキング)などのデータとの連携によるデータ利活用で、新たなサービスの創出・提供や介護予防に関するコミュニティ事業との連携など、より活力ある長寿社会の形成に取り組んでいきたいです。

Daigasグループはこれからもデジタル技術などの活用により、お客さまの安心・安全の向上に取り組むとともに、お客さまの暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指してまいります。
- 会社概要
企業名 :大阪ガス株式会社
本社所在地 :大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号
代表 :代表取締役社長 藤原 正隆
設立日 :1897年4月10日
事業概要 :ガスの製造・販売、電力の発電・販売 等
WEBサイト:https://www.daigasgroup.com/

2024/2/7
『お弁当・介護食の新時代』高齢者介護施設や放課後デイサービスなどの介護食やお弁当が食品ロスや人手不足の観点から従来のチルドからフローズンへ進む時代がきております。
タオル蒸し器“ホットキャビ”やビュッフェ向け製品を製造販売するタイジ株式会社(神奈川県川崎市、代表取締役社長:堀江裕明、以下タイジ)は、100V電源でドライ式急速温風加熱システムを搭載した冷凍弁当加熱保温庫“ミールウォーマー MW-100”を4月より発売いたします。
ミールウォーマー MW-100
タイジは今年で60周年を迎え新型コロナウイルス感染症が第5類以降も新しい生活様式ニューノーマルへの変化に対応し、皆様の健康で安全な暮らしを支えるためのさまざまな取り組みを行っています。今回タイジでは、調理済の冷凍弁当を一度に20個~30個を加熱保温のできるドライ式冷凍弁当加熱保温庫 “ミールウォーマー MW-100”を開発いたしました。
タイジは食品温蔵庫“フードキャビ”や“温蔵ショーケース”を30年以上製造販売し様々な場所でご使用いただいておりますが、高齢者介護施設、放課後デイサービス等において調理室がない場所で食品ロスや人手不足の観点から冷凍弁当の技術は向上され、各施設で利用できる加熱保温に特化した冷凍弁当加熱保温庫“ミールウォーマー”をラインナップに加えることでいろいろな場面で、お客様へのホスピタリティを提供いたします。

【商品特徴】
〇大きく引き出せる5段のトレー
5段の取り外し可能なステンレス製のトレーは、最後まで引き出せばストッパーが付いているので、そのままお弁当を収納する事ができます。お弁当6個をのせてもトレーは落下せずにしっかり固定されています。外す時はトレー後方を持ち上げれば簡単に取り外せますので、お手入れも簡単です。

〇大型窓で中の確認が容易
大型窓の設計により加熱中の様子や保温中の個数の確認など扉を開けることなくできます。温蔵庫よりも重厚な扉を採用して閉じている時は強力ファンの音も遮断しますので、限られたスペースで使用される方にも気持ち良く安心してご利用頂けます。

〇ドライ式で水滴等の拭き取り不要
温風加熱のドライ式なので、スチーム式に比べ加熱後に取り出したお弁当の水滴を拭き取る必要が無く素早く配膳できます。また、水を入れる手間や使用後の排水など水の管理が要らないので、日々のお手入れも楽にできます。
〇急速温風加熱ユニット搭載
“ミールウォーマー MW-100”は高効率熱交換ヒーターと強力ファンの組合せを搭載することで庫内の隅々まで温風を行き渡らせるので、温蔵庫での加熱に比べ時間短縮が可能になりました。

※写真撮影のためユニットカバーを外していますが、実際は安全のためカバーしています。
〇一目でわかるデジタル表示と簡単操作の温度設定とタイマー設定機能
庫内温度表示と加熱温度表示は発光タイプの液晶で視認性を良くしました。設定ボタンもわかりやすく操作も簡単に出来るようにしています。出荷時の設定は加熱温度100℃、保温温度70℃で加熱時間は130分としています。スイッチをオンにするとタイマーのカウントダウンが始まり表示が0になったら自動で保温モードになり保温中ランプが点灯します。

【商品概要】
■商品名:ミールウォーマー
■型式:MW-100
■希望小売価格: 600,000円(税込660,000円)
■定格電圧:単相100V 50/60Hz
■消費電力:900W
■弁当入数:20個~30個
■外形寸法:W620xD600(トッテ含まず)xH547
■有効寸法:W360xD480xH80(棚ピッチ)
■庫内容量:100リットル
■質量:47kg
■付属品:トレー 5、変換プラグ1
■発売日:2024年4月中旬頃発売※
■リンク:https://www.taiji.co.jp/product_cat/cat02_02
※予約状況により納期がかかる場合もございますので詳しくは弊社営業所までお問合せください。
【会社概要】
会社名:タイジ株式会社
代表者:代表取締役社長 堀江裕明
設立日:1964年10月28日
資本金:3250万円
所在地:神奈川県川崎市川崎区東田町5-3
■問い合わせ先:タイジ株式会社
東日本営業所 044-329-5880
西日本営業所 06-6990-6853
PR担当:広報企画室 pr@taiji.co.jp
以上
2024/2/7
2024年春より、加算取得支援サービスなどを順次リリース開始
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明、以下「マイナビ」)は、新たに介護経営支援事業を開始します。新規事業において、ヘルスケア領域に特化したAIテック企業の株式会社ノバケアとパートナーシップを締結し、2024年春に介護加算取得支援サービスの提供を開始します。
- 事業開始の背景
日本は、世界に類を見ない超高齢社会となり、約800万人いるとされる「団塊の世代」が後期高齢者を迎える2025年が迫っています。介護需要が高まる一方で、介護報酬の改定などにより事業者を取り巻く経営環境が厳しさを増しています。
また、仕事をしながら家族の介護に従事する、いわゆるビジネスケアラーの負担増加、労働生産性の低下が懸念されています。
マイナビはこれまで約20年、介護業界において、求人媒体の運営、人材紹介などを通じて、採用支援において貢献に努めて参りました。今後は採用支援に留まらず、人材を起点とする経営課題や解決策に関する知見を活かして、介護経営支援事業へ参入いたします。
マイナビは既存サービスに加え、新規事業への取り組みを通じて「一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。」というパーパスを実現して参ります。
- 介護経営支援事業の概要
新規事業では、介護事業者を対象とした加算取得支援サービスを2024年春にリリースします。加算取得の支援により事業者の経営と介護サービスクオリティの安定化に貢献したいと考えます。その後も、介護事業者やケアラーを対象としたサービス提供を準備して参ります。
本サービスを通して、日本の超高齢社会における重要な課題に対し、持続可能で効果的な解決策を提供することに尽力します。
- ノバケア社の会社概要
本事業では提供するサービスの一部の開発において、株式会社ノバケアとパートナーシップを締結しました。株式会社ノバケアは、中高年以降のヘルスケアにおける、予防・健康づくり、介護人材不足、社会保障制度のサステナブル化の3つの社会的課題について、最新の知見、AI、IoTを有機的に活用し解決を目指しています。
◆株式会社ノバケアの会社概要
名称:株式会社ノバケア
所在地:東京都港区東新橋2-18-4 汐留ロッソ1207
代表者:岡本茂雄
設立:2019年12月3日
URL:https://novuscare.jp/
- 事業責任者のコメント

高齢化の先進国である日本の介護の問題は、全国民が親のこと、そして自分ごととなる実に重く、深いテーマです。今後日本が、超高齢社会をどのように乗り越え、どのように変わっていくのかを世界が注目しています。
これまで当社が人材の採用支援を通して得た経営課題や解決策に関する知見を生かし、医療・介護事業者の皆様と伴走しながら、介護に直面する高齢者とそのご家族をサポートする仕組みづくりを行うことで、幸せな超高齢社会づくりの一助となること、そして、日本の成功事例を世界にも発信できることを目指します。
株式会社マイナビ 取締役 常務執行役員 山本 智美
2024/2/7
〜国内初 スマートホーム統合アプリから訪問介護ヘルパーの依頼が可能に~
ホームIoTプラットフォームを開発・提供する、株式会社リンクジャパン(本社:東京都港区、CEO:河千泰 進一 以下、当社)は、株式会社クラウドケア(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:小嶋 潤一 以下、クラウドケア)と連携し、このたび、スマートホーム統合アプリ「HomeLink」から自費訪問介護ヘルパーの派遣申し込みができる機能を実装しました。
スマートホーム統合アプリと訪問介護ヘルパー事業との連携は国内初*¹の取り組みです。IoT機器によるハード面での見守りと、介護ヘルパーによるソフト面での支援を両輪として、住み慣れた住宅で介護施設と同様の価値を提供することにより、地域包括ケアシステムの実現に貢献します。
*¹ スマートホームサービスとして国内初(自社調べ)

本サービスの特長
本機能では、スマートホーム統合アプリ「HomeLink」から直接、クラウドケアのサービス画面を開くことができるようになります。
クラウドケアは、インターネットから訪問介護ヘルパーの派遣を依頼*²できるサービス「Crowd Care」を提供しています。
*² 現在のサービス提供地域は、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県
訪問介護の内容や回数に細かな制約が多い保険適用のヘルパーとは異なり、クラウドケアは自費による訪問介護となります。お申し込みのご家庭の事情に応じて、公的サービスでは対応できない幅広いサポートを24時間365日提供できるのが、クラウドケアの強みです。
また、定期依頼だけではなく、必要な時だけヘルパーに来てもらうスポット依頼も随時受け付けています。
当社「HomeLink」アプリでは、すでに宅食サービスやオンライン診療など、暮らしを支えるさまざまなサービスと連携しています。クラウドケアを含め、各ご家庭に必要な機能を自由に組み合わせることで、高齢者の生活をワンストップでサポートできます。
また、不動産デベロッパーにおいても、当社が提供するサービスを導入するだけで、「サービス付き高齢者向け住宅」同様の生活サポート機能を備えた物件をご提案することが可能となります*³。
「HomeLink」アプリは、家電・照明の制御、ホームセキュリティ・子どもの見守りなど、一般的なスマートホームの機能はもとより、それぞれの入居者のライフスタイルに合わせてさまざまなサービスを追加し、より暮らしやすい住宅へとアップデートしていけるのが、他にはない強みであると考えています。
*3 各種サービスをご利用いただくには、利用者ご自身によるお申し込みが必要です。

具体的なサービス内容(一例)
・日常生活で必要な食事・トイレ・入浴・室内移動などの介助
・普段の診察での病院への付き添いや、入退院時のお手伝い、入院中の院内介助
・ご家族不在時の夜間見守り、就寝介助・起床介助
・掃除・料理・洗濯・ゴミ出し・布団干しなどの家事代行
・買物、散歩、冠婚葬祭などへの付き添いを始め、旅行への同行
※医療・看護に関わる行為、爪切り、マッサージ、運転代行などはお受けできません。
導入の背景
当社ではこれまでも、「一生住み続けられる家」というコンセプトのもと、ナースコール、安否確認、空調室温管理など、スマートホーム機器を活用した住宅のヘルスケア分野に取り組んできました。
またクラウドケアにおいても、経営陣自らが介護施設で培った業務経験を生かし、「住宅で介護施設同様のサービスを提供すること」を目的とした質の高い訪問介護事業に取り組んでいます。
このように両社が掲げている理念に共通点がとても多いことから、超高齢化社会における高齢者の住宅難民問題、介護問題の解決へ相乗効果が期待できると確信し、今回の協業に至りました。ヘルパー人材の専門的ノウハウと温かみを生かした「ソフト面」から高齢者を支えるクラウドケアと、IoT機器を活用した「ハード面」から住みよい生活環境にアプローチする当社が、互いの強みをもって補完し合い、住み慣れた住宅での良質な介護を実現します。
また、クラウドケアの訪問介護は、依頼者の住む地域やその近隣に住むヘルパーを優先して派遣する点も特徴の一つです。これは住民同士が支え合う「向こう三軒両隣」の精神に近いシステムであり、こうした取り組みを推進することが、ひいては高齢者が自立して生活を続けるネットワーク(=地域包括ケアシステム)の実現に寄与するものと考えます。
両社代表のコメント
株式会社リンクジャパン CEO 河千泰 進一
当社の「HomeLink」プラットフォームと、クラウドケア様の「人に寄り添うサービス」が融合することで、人と人が助け合いながら、AI×IoT技術が陰で支えてゆく社会を実現します。本連携では、当社が目指す「一生住み続けられる家」に、人の温もりを新たに与えられるものと確信しており、目前に迫る2025年問題や、その先の超高齢化社会の課題解決に貢献してまいります。
株式会社クラウドケア 代表取締役CEO 小嶋 潤一
当社では介護の手を正しくつなぐことで住み慣れた場所で、人生を最期まで過ごせることの幸せを実現することを目指しています。リンクジャパン様の最先端のIoT機器とクラウドケアの介護保険外の訪問介護サービスを組み合わせることで、住み慣れた場所で住み続けられる地域包括ケアシステム実現に貢献してまいります。
今後の展開について
国内では、2025年に団塊の世代(1947~1949年生まれ)が75歳以上の後期高齢者となることから、社会保障費の増大や、医療・介護分野における人材や施設の不足などが強く懸念されています。こうした時代の到来を見据え、高齢者が住み慣れた我が家で安心して生活を続けられる社会の実現のために、当サービスの普及を積極的に進めていきたいと考えています。
IoTスマートホーム統合アプリ「HomeLink」とは
「HomeLink」は、直感的に家中を管理・操作できるスマートホーム統合アプリです。
リンクジャパンが提供している自社製品のみならず、多くの他社製品・サービスと住宅をリンクすることができ、「メーカーや製品ごとにアプリがバラバラで使いにくい」といったスマートホーム普及における大きな課題を解決しました。
「家に近づいたら照明をON」「室温23度に上がったらエアコンをON」「湿度が50%に下がったら加湿器をON」など、「HomeLink」でできることは無限大です。
また、洗練されたわかりやすい操作画面でお年寄りからお子様まで、誰でも簡単にご利用いただくことができます。
株式会社リンクジャパンについて
AIとIoT技術で住宅のすべてをリンクするホームIoTプラットフォーム「HomeLink」を開発・提供しています。
「HomeLink」を住宅に導入することで、家電や建具の管理・操作、エネルギーマネジメント、ヘルスケアサービス、在宅介護・オンライン診療などを自宅の機能として追加することができ、「一生住み続けられる家」を実現します。
直近のプレスリリースはこちら
株式会社クラウドケアについて
訪問介護・家事・生活支援マッチングプラットフォーム「Crowd Care(クラウドケア)」を開発・運営しています。
「Crowd Care」は、依頼ごとにヘルパーをマッチングして、介護スキルを持つ貴重な人材をシェアしていく仕組みとなります。シェアリングエコノミーの仕組みとテクノロジーを活用することで、依頼者は介護保険外の自費訪問介護ヘルパーサービスを低価格でご利用いただけます。また、介護職として働いている方はもちろん、介護の仕事から離れてブランクがある方、未経験の方も、隙間時間を使って自分のスキルや都合に合わせてヘルパーとして働くことが可能です。
会社概要
会社名 :株式会社リンクジャパン
理 念 :価値あるモノを創造し、価値あるサービスを提供する
所在地 :〒108-0014 東京都港区芝4-7-1 西山ビル6/7F
代表者 :CEO 河千泰 進一
会社名 :株式会社クラウドケア
理 念 :ケアを通して、多くの人々を幸せにする。
所在地 :〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-1-1 PMO渋谷Ⅱ 2階207
経営陣 :代表取締役CEO 小嶋 潤一・共同創業者
取締役COO 桐山 典悦・共同創業者
H P :https://www.crowdcare.jp/
2024/2/5
10万円補聴器から最新技術まで、補聴器の現状を知るイベントを開催|補聴器選びの迷いを解消!シャープ公式ページで補聴器専門家のコラムが始まる。
人とのつながりがフレイルを予防する。聞こえづらさを感じたら補聴器などで早期に対処し会話を楽しむことが大切。しかし補聴器選択は情報不足が課題。情報発信の場を広げるべくシャープHPで補聴器の情報提供を開始

「難聴に対する製品はたくさんあるのに、どれを選べばいいのか分からない」という現状について、どのように向き合うべきでしょうか。東京都豊島区の補聴器販売店「うぐいすヘルスケア株式会社」(以下、うぐいすヘルスケア)は、2023年1月17日(水)に杉並区きずなサロンで「これからも会話を楽しむために~補聴器と耳の聞こえについて~」という講座を開催しました。この講座では、認定補聴器技能者・うぐいすヘルスケアの代表である田中智子が講師を務め、シャープ株式会社の補聴器担当にご協力を頂き、加齢性難聴の課題や補聴器の選び方について話し合い、今後の提言を行いました。
【背景】
超高齢社会を迎える中で、加齢性難聴の問題はますます深刻化しています。世界保健機関(WHO)によると、2050年までに4人に1人が難聴を抱えて生活することになると予測[1]されています。
【フレイル予防における人とのつながりの重要性】
日本では、フレイル予防には、運動習慣だけでなく、文化活動やボランティア・地域活動などの「人とのつながり」が重要であることが研究[2]によって示されています。

これには聞こえることが不可欠です。コミュニケーションの基礎である「聞こえること」を補うためには、補聴器の使用が有効です。
【聞こえを補う補聴器と日本の補聴器業界の実態】
しかし、実際のところ、加齢性難聴を自覚している人のうち、国内では約6割以上が医療機関を受診しておらず、補聴器の普及率は15%と非常に低い状況[3]です。一方で、補聴器には多様な製品が発売されており、特にシャープ株式会社が2021年に発売したワイヤレスイヤホンスタイルの耳あな型補聴器「メディカルリスニングプラグ」[4]は大きな注目を集めました。
従来、医療機器である補聴器は、普及価格帯のものでも30万円以上、高ければ100万円以上する製品もあり、一般的には高額とされています。しかし、2020年頃から、医療機器の認証を取得している補聴器であっても10万円前後の製品が多く発売されてきています。さらに、通信販売や新聞広告などで、1万円から数万円の、集音器や助聴器と呼ばれる、医療機器の認証を取得していない機器も多く販売されており、難聴に対処する機器は、群雄割拠の様相を呈しています。
【イベント実施で見えてきた問題点は、情報の少なさ】

今回の講座で、講師と参加者が対話した結果、参加者から共通して出てきた問題点は「情報の少なさ」でした。参加者の多くが自身や家族の難聴に悩んでおり、聞こえづらさがもたらす問題を実感していますが、どこで補聴器を購入すべきか、どの製品が自分に合っているのか、補聴器と集音器の違いなどについて十分な情報を得ることができていませんでした。
【課題解決に向けて:シャープ公式ページにて補聴器専門家のコラムを開始】
補聴器や難聴に対する情報の少なさを補うため、うぐいすヘルスケアの代表田中がシャープ公式ホームページで、補聴器や難聴に関するコラムを執筆すること運びになりました。これにより、補聴器に関する正しい知識や選び方を提供してまいります。
コラム記事はこちらからご覧いただけます。https://jp.sharp/mlp/column/010/
[1] 公益社団法人日本WHO協会「WHO最新ニュース」
https://japan-who.or.jp/news-report/2103-05/
[2] 吉澤裕世ら「地域在住高齢者における身体・文化・地域活動の重複実施とフレイルの関係」日本公衆誌第6号 2019年6月
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/66/6/66_18-068/_pdf/-char/ja
[3] 一般社団法人日本補聴器工業会「JapanTrak 2022 調査報告」
http://www.hochouki.com/files/JAPAN_Trak_2022_report.pdf
[4] シャープ株式会社 ニュースリリース「ワイヤレスイヤホンスタイルの耳あな型補聴器『メディカルリスニングプラグ』を発売」https://corporate.jp.sharp/news/210831-b.html
<人物紹介>

田中智子
認定補聴器技能者 うぐいすヘルスケア株式会社・うぐいす補聴器 代表取締役 MBA(経営学修士)
補聴器を「日常生活をポジティブに自分らしく過ごせるようになるためのツール」と捉え、補聴器専門店「うぐいす補聴器」を開業。以前は有名補聴器メーカーのマーケティング部に所属し、全国5000店舗へ補聴器販売の指導を実施した経歴を持つ。高齢者難聴を得意とし、地域住民への啓蒙活動、高齢者への補聴器の装用トレーニングなども実施している。
<うぐいすヘルスケアについて>

うぐいすヘルスケア株式会社は2020年4月に設立。補聴器の専門店「うぐいす補聴器」を運営。うぐいす補聴器のスタッフは認定補聴器技能者や国家資格の言語聴覚士の資格を有する専門家。世界市場トップブランドとされる補聴器メーカー5社を取り扱う。一人ひとり異なる聞こえの困りごとに対して、個々に寄り添って解決策を提供することを理念としている。お店に通えない、せっかく買ったのに使っていないという人を無くすため、自宅訪問での補聴器の調整も可能。補聴器が生活の一部になるくらい使いこなせるよう、最適な補聴器の提案や補聴器の使用トレーニングを実施している。
<問い合わせ先>
うぐいすヘルスケア株式会社 うぐいす補聴器
宣伝広報:田中
住所:東京都豊島区池袋2丁目36番1号 8F40
E-mail: info@uguisu.co.jp
2024/2/5
みかん味、マスカット味、パイナップル味、はちみつレモン味の全4種類を順次発売
森永乳業グループ病態栄養部門の株式会社クリニコの栄養補助食品『ビタミンサポートゼリー』(みかん味、マスカット味、パイナップル味、はちみつレモン味 全4品種)が、2024年2月1日に消費者庁より「特別用途食品 えん下困難者用食品 許可基準Ⅰ」の表示許可を受けました。パッケージに表示許可マークがつくことで、飲み込みにくいと感じる方の栄養補給のサポートに、より安心して選んでいただけるようになりました。今後、クリニコでは表示許可マーク入りの『ビタミンサポートゼリー』を順次発売してまいります。

■PDFはこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d21580-1059-8156ceea094d1561ae0869855fc8dd65.pdf
1.表示許可内容
【許可表示】本品は、誤えんに配慮した、えん下困難者に適した栄養補給ゼリーです。
【喫食目安温度】10℃
【表示許可取得日】2024年2月1日(木)
【対象製品】『ビタミン※サポートゼリー』(みかん味、マスカット味、パイナップル味、はちみつレモン味 全4品種)※ビタミンC配合
◇『ビタミンサポートゼリー』について
『ビタミンサポートゼリー』は2017年6月に、「みかん味」「マスカット味」を発売し、翌2018年からは「パイナップル味」「はちみつレモン味」を追加し、全4品種となりました。均質で、付着性が低く、えん下機能が低下した方でも食べやすい物性のゼリー食品でありながら、さっぱりと食べられる味わいで、且つ、不足しがちな栄養素も補給できる点を評価いただき、約800件の医療・介護施設等でご使用いただいております(2023年12月時点、ビタミンサポートゼリー全4品種の実績)。また、森永乳業が保有する数千の菌株の中から選び抜かれた、健康力をサポートする乳酸菌であるシールド乳酸菌®を配合しています。
【1個(78g)当たりの主な栄養素】
エネルギー:100㎉、ビタミンC:500mg、鉄:5.0mg、亜鉛:11.0mg、カルシウム:80mg、食物繊維:5.0g、オリゴ糖:2.0g、シールド乳酸菌®100億個配合
2.特別用途食品 えん下困難者用食品とは
特別用途食品のうち「えん下困難者用食品」は、「えん下が困難な方に適した食品」として表示許可を受けたものであり、「えん下困難者用食品」と「とろみ調整用食品」の2つのカテゴリーに分類されます(図1)。「えん下困難者用食品」には3種類の許可基準区分があるなか、「ビタミンサポートゼリー」は、許可基準Ⅰ(そのまま飲み込める性状のもの)に該当します(図2)

図1:「特別用途食品」に関して
消費者庁ウェブサイトより作図
(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_for_special_dietary_uses/)

図2:「えん下困難者用食品」許可基準区分に関して
消費者庁ウェブサイトより作図
<株式会社クリニコについて>
森永乳業グループの株式会社クリニコは、1978年に設立以降、通常の食事だけでは体に必要な栄養を満たすことができない方のための食品を開発・販売しています。入院されている方、老人ホームや介護施設に入居されている方、ご自宅にお住まいになっている方、どなたもご使用いただけるよう、医療・介護施設向けの販売や、通信販売など幅広く展開しています。
<お客さまからのお問い合わせ先>
通話無料:0120-52-0050 *受付時間:平日9:30~17:00(土・日・祝日、年末年始、5/1を除く)
ホームページ:https://www.clinico.co.jp
森永乳業グループはでは、『サステナビリティ中長期計画2030』の「食と健康」において「森永乳業グループならではの、かつ高品質な価値をお届けすることで、3億人※の健康に貢献すること」を掲げ、健康課題に配慮した商品開発を進めています。
※健康課題に配慮した商品の2021年度〜2030年度の延べ販売計画個数等の計画数、及び当社提供の健康増進・食育活動への参加⾒込み人数をリーチ数(人数)として計算