ドライバー安全運転支援アプリ「de.Sukasu DRIVE」の実地評価を開始
地域と協働で視覚認知能力評価システムのさらなる向上を目指す
視覚認知能力の評価およびトレーニングを通じて社会課題解決に取り組む株式会社do.Sukasu(本社:奈良県奈良市、代表:笠井一希、読み:ドスカス)は、2024年8月より、奈良県および奈良市と連携し、ドライバーの安全運転を支援するスマートフォンアプリ「de.Sukasu DRIVE」の実地評価を開始いたしました。
実地評価の概要
本取り組みは、do.Sukasuが奈良県、奈良市、および奈良市シルバー人材センター(60歳以上の会員)の協力を得て実施します。期間は今夏中を予定しており、約100名の参加者が安全運転と健康寿命の延伸をサポートするサービス「de.Sukasu DRIVE」を使用します。
「de.Sukasu DRIVE」について
「de.Sukasu DRIVE」は、ドライバーの日々の空間認知能力(物の位置、距離感、遠近感についての認知能力)を評価し、安全運転をサポートするスマートフォンアプリです。なお本サービスでは、世界初となる弊社独自の特許技術を活用しています。本技術では車両と車線との間の横方向の距離(横ずれ量)を記録・分析することで、ドライバーの空間認知能力が評価できます。
空間認知能力は年齢とともに変化することが明らかになっています。do.Sukasuの最新の調査では40代で一度能力の低下が見られ、60代でさらに顕著な低下が確認されています。さらに衝撃的なのは70代になると平均的な空間認知能力が5歳児のレベルを下回るといった結果です。
do.Sukasuは日頃から自身の空間認知能力や運転リスクを把握したうえで安全運転ができれば、交通事故を未然に防止する可能性を高めるだけでなく、健康寿命の延伸や生活の質の向上にも寄与すると考えています。
実地調査で期待される成果
do.Sukasuは本実地評価を通じて以下の成果を得ることを目指します。
1. ドライバーの安全運転意識向上:
日々のアプリ使用を通じて、ドライバーによる安全運転の維持・向上に貢献します。
2. アプリの精度向上:
収集されたデータを活用することで、アプリのさらなる評価精度向上を見込んでいます。また、VRを用いた空間認知能力評価サービス「KEEP」、タブレットを用いた物体認知能力評価サービス「FIND」などの評価結果の精度も合わせて高めていきます。
3. 奈良県内での空間認知能力向上施策への貢献:
本取り組みの結果は、今後奈良県のみならず全国のドライバーの安全運転支援策に活用するなどを検討しています。
do.Sukasuは、本実地評価の結果を9月中旬に取りまとめ、その後のサービス改善に活かしていく考えです。これにより健康寿命と生活の質の向上を実現するとともに、介護リスクの低減や医療費の抑制にも貢献します。さらに、地方財政の健全性維持に寄与することで、安全運転寿命の延伸と地域社会の持続可能性の両立を図り、技術開発と社会実装を積極的に推進してまいります。
視覚認知能力ソリューション「de.Sukasu(デスカス)」について
「de.Sukasu」は、世界初の視覚認知能力トータルソリューションです。視覚認知能力とは、空間認知能力(物の位置、距離感、遠近感の認識)と物体認知能力(線、図形、文字の認識)から構成されます。do.Sukasuでは空間認知能力評価アプリ「de.Sukasu DRIVE」のほか、VRを用いた空間認知能力評価サービス「KEEP」、タブレットを用いた物体認知能力評価サービス「FIND」など、ユーザーが持つ視覚認知能力の測定・評価を可能にしています。
URL:https://www.dosukasu.co/product
株式会社do.Sukasuについて
do.Sukasuは「優劣でなく個性に寄り添う社会の実現」をミッションに掲げるベンチャー企業です。2020年6月の設立以来、脳科学的なアプローチを用いた視覚認知能力評価技術開発を通じて社会課題解決に取り組んでいます。現在はヘルスケア、教育、運転、運動など、多岐に渡る事業領域の技術・事業開発を行っています。
会社名:株式会社do.Sukasu
本社所在地:〒630-8217 奈良県奈良市橋本町3-1
代表者:笠井一希
創業:2020年6月
事業:視覚認知能力の簡易定量化による事業開発
コーポレートサイト:https://www.dosukasu.co/