50歳代以上の転職が増加 60歳代以上の非正規雇用は増加の一途
2024/3/25
グローバル人材の転職を支援する人材紹介会社ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社は3月22日、シニア層の雇用についての動向を発表しました。近年、労働人口の減少が進み、多様な人材の活用に注目が集まっています。多様な人材の活用がどのくらい拡大しているかについて、考察しました。
増える50歳以上の転職
当社が2019年から行っている調査では、当社を通して正規雇用の職に就いた50歳代以上の割合は、2019年は11%、2023年は16%。年々増加傾向にあることがわかります。
正規雇用ー50歳以上

60歳以上―非正規雇用で顕著な増加傾向
非正規雇用に着目すると、当社を通して非正規雇用の職に就いた60歳代以上の割合は、2019年に数パーセントとだったものが、2023年には10%と飛躍的に増加していることがわかりました。
非正規雇用ー60歳以上

60歳代以上の非正規雇用の職務例
60歳代以上の求職者が非正規雇用として採用に至った主な職種例は、以下のように多岐に渡ります。

経験やスキルを活かして職を得ている60歳代が多いことが伺えます。
当社マネージング・ディレクター東京のラチャナ・ラトラは次のように述べています。「今後の人材不足に対処していくには、多様な人材を労働力として考えていくことが重要です。50代の正規雇用と60代の非正規雇用で転職実績の割合が上がってきているのは、シニア世代も重要な労働力として求められている証拠です。ただ、60代の非正規雇用の割合増加については、正規雇用を諦めた場合と自ら非正規雇用を選択した場合とが混在しているため、結果だけを見て一概に理由を判断するのは難しいです」
上記に述べられているように、50歳代、60歳代の人材需要が高まってきているのは明らかです。今後、シニア層の人材活用が多くの企業の人材不足解消の一端を担っていくと言えます。
-
- 企業事例から学ぶ
- 第46回 Starley株式会社
- 記事へ
-
- 行政事例から学ぶ
- 「健康寿命延伸都市」を支える松本ヘルスバレー構想
- 記事へ
-
- メディア事例から学ぶ
- 孫がプロデュースするTikToker シニアインフルエンサー 「きょうかのばあば」
- 記事へ
-
- キャラクター事例から学ぶ
- 3世代マーケティング
- 記事へ
-
- イベント事例から学ぶ
- 2021年6月23日 映画「老後の資金がありません!」前田 哲監督取材レポート
- 記事へ
-
- 2025/3/28
- ●【高年齢者雇用に関する意識調査】65歳以降も働きたいシニア世代は約7割!就労意欲のあるシニア世代の約8割が現在の職場での継続就労を希望することが判明
- 記事へ
-
- 2025/3/28
- ●シニア世代の住まいと暮らしのセルフチェック・スマクラ健康診断結果発表!40歳~70歳100人に聞きました
- 記事へ
-
- 2025/3/27
- ●【業界初!】ウェルネスダイニングが「フレイル対策コンソーシアム」に参画!
- 記事へ
-
- 2025/3/27
- ●【2025年版 高年齢者雇用安定法 対応企業実態調査】 定年後の雇用環境整備が進む一方、 シニア層の報酬見直しとモチベーション維持に課題が残る
- 記事へ
-
- 2025/3/26
- ●「ときめくパズル」で脳アンチエイジング~累計発行部数7万部超えの人気児童書が、大人向けになって新発売!『ときめく脳活 ステンドグラスシールパズル』
- 記事へ