ひとり暮らしのシニアに安心と会話の機会を届けたい!地域をつなぐ新しい仕組みづくりを目指し、クラウドファンディングを開始。
2023/12/27
Team Nogata(所在地:福岡県直方市、代表:高嶋 正治、任意団代)は、「孤立がちなシニアに安心と会話の機会を届ける地域の新しい仕組みづくり」を目的に、2023年12月19日(火)~2024年1月30日(火)の期間にクラウドファンディングを実施いたします。目標金額は800万円で、いただいたご支援はアプリ開発費と人件費の資金として使用いたします。
クラウドファンディング詳細・支援はこちら:https://camp-fire.jp/projects/720220/
ひとり暮らしシニアは全国700万人。そのうちの半数350万人の会話頻度は2~3日に1回以下
長寿によってひとりで暮らすシニアや障がい者は増え、今やその数は小学生より多い700万人。そのうちの半数、約350万人の会話頻度は2-3日に1回以下で、孤立予備軍といっていいでしょう。国内の年間孤独死者数は3万人を超えると推測され、孤立は大きな社会問題になっています。なぜそうなるのでしょうか?
現役の間やリタイアしてしばらくは、ご近所とつながらなくても生活でき、面倒と思う方が多いようです。ところが80歳を越えた辺りから遠くに行けなくなり、近くの友人も減っていきます。子供たちは離れて暮らし、サポートしたくてもたまにしかできません。
できれば1日1回は人と顔を合わせて会話したい、住まいの近くで話す機会があればいいのですが、80歳になってから話し相手を探すのは難しいものです。
参考:生活と支え合いに関する調査(2022年7月実施)3.人と人とのつながり・支え合いの状況の結果
https://www.ipss.go.jp/ss-seikatsu/j/2022/SSPL2022_gaiyo/SSPL2022_gaiyo03.pdf
アプリと地域連係の新しい仕組みで「早めに地域とつながるきっかけを作る」
シニア前期のうちに、「在宅中のまさかへの備え」をきっかけにご近所とつながれば、互いに負担はないため関係が長続きします。
そして歳を重ねるうちにご近所と会話する機会が増え、地域の中で楽しんだり支援を受けたりしやすくなります。
地域とつながるきっかけづくり
1)スマホのリモート見守りをきっかけに、ご近所とつながる
2)スマホで地域ならではの情報を届け、地域の人やお店とつながる
3)スマホの学び合い・居場所づくりで、地域の人とつながる
スマホを使う理由
・スマホの特長
孤立が進む背景には、私たちの人との関わり方やプライバシーに対する意識変化があります。
スマホはプライバシーを守りながらつながることを得意としています。
またスマホは、全世帯の90%、70歳以上ひとり暮らし世帯の69%がすでに所有しており、安心の仕組みを短期間で広くつくるのに適しています。
さらにスマホは低コストでつながることも得意です。当事業はシニアも見守る人も「無料で使える」仕組みにし、地域の誰もが利用できて、複数の人とつながりが長く続く環境を提供します。
・スマホを使う目的
スマホを使って離れたところから関わるのではなく、顔と顔を合わせて会話するきっかけをたくさんの人と作ることにあります。
地域連係で取り組む意味
なぜ地域連係・官民連係なのか
1)従来の関わりをベースに展開
シニアたちと地域住民、自治体、企業は、人それぞれ様々に関わってきました。また民生委員は半官半民の立場で自治体とシニアをつなぐ役割を担ってきました。当プロジェクトは、従来の関わりはそのままに、スマホの活用によってシニアと関わる人を増やします。また同じシニアに関わる人どうしがスマホ上で情報共有できると、臨機応変に対応しやすくなります。
2)信頼性
従来の地域の関わりをベースに展開していくために欠かせないのが、信頼性です。
私たちは行政や各団体に働きかけて当活動に対する信頼性を高め、高い信頼性のもとサービスを提供し、シニアや周りの人に安心を届けたいと考えます。
3)継続性
当事業は、連続的に見守り情報提供を行う公共性を持つ事業のため、継続性が不可欠です。
私たちは行政や企業に働きかけて当事業の継続性を確保し、継続性をもってサービスを提供し、シニアや周りの人に安心を届けたいと考えます。
社会実証の結果
2023年1~3月、専用アプリを独自に開発し、80名の個別面談者、54名のモニターを対象に、社会実証を行いました。
98%の方から使いたいまたは人に勧めたいとの声をいただきました。
課題解決EXPO2023(北九州市)に出展し100名以上の方に趣旨と成果を発表。実現への期待をたくさんお寄せいただきました。
市民アンケートではもしもの備え(安否確認)と地域情報の提供を高く評価していただきましたが、孤立防止の効果については検証できませんでした。
検証には正規版アプリを開発し、広く市民を対象に長期間運用して、人と人との関わりの実態を把握し、並行してアプリや官民連係の仕組みを改善していく過程が必要になります。
「スマホと仕組みで負担をなくし、ひとり暮らしのシニアに安心を届けたい!#町のアプリ」プロジェクト
クラウドファンディング12/19に開始
当プロジェクトは、ご支援いただいた資金でアプリを開発し、地域連係を進め、市民に次の価値を提供します。
1)ひとり暮らし特有の不安を軽減する
2)ご自分で動けるよう楽しみや支援情報を届ける
3)離れて住む家族、友人、ご近所の不安も軽減する
※ひとり暮らしに限らず、市民と市外に住む家族や友人は、無料でアプリを利用できます。
まず福岡県直方市で運用を行い改善を進めます。そして将来、全国へ安心を届けます。
クラウドファンディング概要
期間:2023年12月19日(火)~2024年1月30日(火)
目標金額:800万円
支援金使用目的:アプリ開発費、人件費等
クラウドファンディング詳細・支援はこちらから:
https://camp-fire.jp/projects/720220/
Team Nogata メンバー紹介
Team Nogataのメンバーは多様な背景を持つ経験豊富な実務者です。
民生委員 4名(地域福祉の担い手)
市民 3名 (様々な背景を持つ市民)
企業 2社 (企画運営、アプリ開発)
大学教員 1名(パブリック経営)
私たちは当プロジェクトを通じて持続可能な地域社会を目指します。
※株式会社プラスアルファは当プロジェクトを企画運営する企業になります。
はじめまして、福岡県直方市で民生委員をしている高嶋正治です。私たち民生委員は、担当地域で支援を必要とする者を把握し、行政等につなぐ役割を担っています。
私の担当地域でもひとり暮らしのシニアが急増していますが、地域の中に話し相手がいないと、シニアは家の中にこもりがちになり、生きがいを感じにくくなります。また体力の低下等で自分で出来ないことがあっても、助けを求めづらくなります。
ご近所と会話する機会さえあれば、外出して健やかに暮らせるようになり、困りごとがあれば相談しやすくなります。
そんな地域社会を実現するために、地域をつなぐ新しい仕組みづくりにチャレンジします。
今回のクラウドファンディングのみでなく、当事業を一緒に進める賛同企業・団体も合せて募集します。
【賛同企業・団体のお問い合わせはこちらから】
takashima@matsulink.net
ご質問・ご相談はお気軽にお問い合わせください。
Team Nogata 今後のビジョン
Team Nogataは、今回のクラウドファンディングを弾みに福岡県直方市でひとり暮らしのシニアと地域をつなぐ新しい社会モデルをつくり、順次他の地域へと展開して、全国でひとり暮らしのシニアと周囲の人に安心と会話の機会を届けます。
【団体概要】
団体名:Team Nogata
所在地:福岡県直方市
代表:高嶋 正治
HP:https://chi-en.life/
【問い合わせ先】
Team Nogata 広報担当 高嶋
Mail:takashima@matsulink.net