<自宅で受ける心臓ドック>で医療費の削減と要介護者・介護による離職の減少を目指す!株式会社ココロミルが横瀬町と連携し、実証実験を開始
2023/12/6
株式会社ココロミル(東京都新宿区、代表取締役社長:林大貴、以下「ココロミル」)は、埼⽟県横瀬町(横瀬町長 富田能成 以下「横瀬町」)が実施する官民連携プラットフォーム「よこらぼ」に採択(採択№140)され、ココロミルが提供するウェアラブルな小型心電計を活用したホーム心臓ドック®で不整脈リスクを早期発見し、健康寿命の延伸および介護による離職者を減らすための寝たきり予防プロジェクトの実証実験を、横瀬町と連携し開始いたします。
寝たきりの原因の1位は脳卒中(34.5%)で、要介護・支援の原因の1位も同じく脳卒中(18.5%)です。介護要因として割合が高い脳梗塞のうち、3分の1は「心房細動」という不整脈が引き金となって発症します。日本の寝たきりの20%、実に5人に1人がこの心房細動による脳梗塞が原因で、発症すると社会復帰できる確率は20%以下と言われています。
(参照:CLINICIAN 2007. 557: 343-353)
この不整脈のリスクを早期発見することで、健康寿命の延伸による社会保障費の削減および、介護による離職を回避し生産労働人口の減少を予防することを目指します。
- 背景
心房細動は加齢に伴い起こりやすい不整脈の一種です。
心房細動自体は直ちに命に関わるものではないものの、血液の循環障害や心臓の機能低下を引き起こし、心不全や脳梗塞などの重篤な状態につながる可能性があります。
脳梗塞は命にかかわる場合もあり、命をとりとめても身体機能や言語機能が失われたり、寝たきりになったりなど深刻な後遺症を残すことがあります。
さらに、心房細動は認知機能の低下に繋がる可能性がある「隠れ脳梗塞」を引き起こしやすくすることも知られています。この状態は認知症リスクを高めるとされています。
超高齢化社会の日本で患者数が増え続け、命を落とす可能性だけでなく後遺症や要介護の原因ともなる心房細動は、予防と早期発見が非常に重要です。
- プロジェクトの概要
当社が提供するココロミル検査は、ウェアラブルな小型心電計を用いたもので、自宅で誰でも簡単に心電図を計測することができます。
計測した心電図データは、当社の専門医師・臨床検査技師が解析してレポートをお渡しします。
今回の実証実験では、町内総人口の1%である約80名(最大)の住民で、疾病リスクが高まる50~70歳、尚且つ就労世代の子がいる方を対象とし、郵送でデバイスを配布します。
年2回の装着で、日常生活を送りながら計測を行ない、長時間心電図のデータを取得します。
介護要因として割合が高い脳梗塞のうち、原因の3分の1を占めている「心房細動」のリスクを早期発見することで、医療機関の受診を勧奨して脳梗塞患者とその介護人口の減少に繋げます。
- 今後の展望
少子高齢化に伴い、全国的に社会保障費は増加の一途を辿っており、要介護人口や介護による離職者も今後増えていくことが予想されます。
よこらぼでの実証を契機に、自治体と連携した突然死や寝たきり予防モデルを確立し、「介護する人」と「介護を受ける人」を減らすとともに医療費削減を実現に向けて全国へ展開して参ります。
自治体として、医療費の削減および脳梗塞患者とその介護人口の減少に取り組みたいとお考えの場合は、お気軽にお問い合わせください。
- 関係者コメント
全国的に課題となっている高齢化、横瀬町も例外ではありません。現在、町の高齢化率は35%を超え、住民の3人に1人以上が高齢者となっており、今後さらなる高齢化が見込まれています。
そうした中で、町では、高齢者の方が元気に趣味や社会活動を楽しみながら健康的に暮らしていけるようサポートする「健康づくり」政策に力を入れています。
今回「よこらぼ」を通して、高齢者の方が突然寝たきりになるリスク等の早期発見に繋がる可能性のあるプロジェクトを、横瀬町で実証実験ができること、とてもありがたく思います。本プロジェクトが今後、高齢者の健康維持につながり、医療費削減や介護人口の減少に寄与する取組みとなることに期待しています。
日本の平均寿命は世界でもトップクラスですが、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」である健康寿命とは10年近く差があります。つまり健康に課題を抱えて過ごす時間が長いということです。
ココロミル検査を用いて、寝たきりや要介護の要因になりやすい心房細動を早期発見することで、横瀬町の方々の健康的な暮らしに貢献できますと幸いです。
またこの取り組みを全国に広げ、多くの人が健康に長生きできる未来を目指します。
- 会社概要
当社は「病気で後悔しない社会へ」をミッションに掲げ、長時間検査が可能な心電図解析サービス「kokoromil®」のサービスを提供しています。今後は取得したデータを活用し、多くの人がご自身とご自身の大切な人の体とココロの状態を可視化し、健康寿命、QOL(クオリティオブライフ)の向上をすることにより、 大切な人と幸せに過ごせる時間を増やしていきます。
会社概要
会社名 :株式会社ココロミル
代表取締役社長:林 大貴
所在地 :〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目2番16号 菅野ビル2F
設立 :2021年11月
事業内容 :ヘルスケア及び臨床研究事業
- よこらぼについて
「横瀬町官民連携プラットフォーム(通称:よこらぼ)」とは 横瀬町の活性化・持続的発展を目指した、企業・個人を問わないプロジェクトサポート施策です。町外の企業等から広く事業を募集し、その提案プロジェクトを実証試験する上で支障となる法定課題の解決や実証フィールドの提供などの支援を行います。行政権限を活かした特区の申請や条例の制定、学校などの公的領域への協力要請、町民団結力の活用など、町が関われるすべての支援を活用できます。約7年間で提案234件のうち141件を採択しています。(現在新規案件の受付休止中:令和6年3月31日まで)
URL: https://yokolab.jp/
- 本リリースに関するお問合せ先
株式会社ココロミル
広報部:info@kokoromil.com
横瀬町/よこらぼに関するお問い合わせ先
横瀬町役場 まち経営課 よこらぼ担当 田端/町田
TEL:0494-25-0112 E-mail:machikei@town.yokoze.saitama.jp