ヤングケアラーの救世主となるか?!40代や50代を受け入れる老人ホームとは?入居年齢相談可能な老人ホームの都道府県別割合を調査!
2023/7/25
掲載施設数No.1(※1)の⽼⼈ホーム検索サイト「みんなの介護」を運営する株式会社クーリエ(本社:東京都渋⾕区、代表取締役 安⽥ ⼤作)は、40代や50代など、65歳未満の方も入居相談可能としている老人ホームの割合を都道府県ごとに調査しました。
- 自分の時間がとれない『ヤングケアラー』問題
近年、18歳未満の児童や学生などの若者が、親や祖父母の介護・生活全般の世話をせざるを得ない状況になる『ヤングケアラー』の問題が深刻化しています。
ヤングケアラーは本来勉強などに割くべき時間を、介護や家事、生活費を稼ぐためのアルバイトなどに奪われてしまうことにより、受験や進学、就職などをあきらめなければならない状況になってしまうことがあります。
老人ホームに入ってもらうという選択
ヤングケアラーが自分の時間を確保する手段として、ケアの対象者に老人ホームに入ってもらうという選択肢があります。しかし、多くの老人ホームは、その名の通り入居条件の一つに65歳以上と規定しています。
ヤングケアラーの場合は、ケアの対象者が65歳未満であるケースがほとんど。そうなると自宅で面倒を見続けるしかないのでしょうか。
そこで今回注目したのが「入居年齢相談可」としている老人ホームです。
- 多い県では7割以上! 入居年齢相談可の老人ホーム
介護施設検索サイト「みんなの介護」に掲載している老人ホームのうち、「入居年齢相談可」の項目に✓が入っている施設の割合を都道府県ごとに調査しました。
割合が50%を超えている都道府県をランキング順でご紹介します。
もっとも多い徳島県ではなんと7割の施設が「入居年齢相談可」としていました。
その他の上位の都道府県を見ても首都圏以外のエリアで割合が高いことが読み取れます。
ちなみに東京都は46位で38.54%でした。
ただし、首都圏は施設の件数自体が多いため、お住まいのエリア内で「入居年齢相談可」の施設を探すことは難しくはないでしょう。
- 相談可能なケースとは?
詳細は施設によって異なるため一概には言えませんが、介護保険が適用となる「40~64歳で以下の16の特定疾病が原因で介護認定を受けている場合」に受け入れを検討する施設が多いようです。
特定疾病一覧
がん(末期) 関節リウマチ 筋萎縮性側索硬化症 後縦靱帯骨化症 骨折を伴う骨粗鬆症 初老期における認知症 進行性核上性麻痺 大脳皮質基底核変性症およびパーキンソン病 脊髄小脳変性症 脊柱管狭窄症 早老症 多系統萎縮症 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症および糖尿病性網膜症 脳血管疾患 閉塞性動脈硬化症 慢性閉塞性肺疾患 両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
ヤングケアラーに限らず、65歳未満の方の介護により、介護疲れや離職など生活に支障をきたす場合は、受け入れ可能な施設に入れることも視野に入れて、今後のプランを考えていくことをお勧めします。
入居年齢相談可の老人ホーム検索はこちら
https://www.minnanokaigo.com/search/soudan/
- 要介護認定がない「自立」の祖父母も対象になりうる
最後に、特定疾病に該当せず、要介護認定を受けていない「自立」状態の場合の話です。
65歳以上、施設によっては60歳以上であればサービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームであれば入居を受け入れてくれる施設も多数あります。
自分が面倒を見るしかない…と、抱え込まず、とりうる選択肢を探ってみてください。
- 調査概要
- 調査サイト:みんなの介護
- 調査方法:みんなの介護にて掲載中の全施設(51,958件)のうち、入居年齢相談可としている施設の割合を都道府県ごとに調査
- 調査実施日:2023年7月12日
※主要な老人ホーム検索サイトを対象に掲載施設数の調査を行った結果、みんなの介護がNo.1を獲得しました。
- 【掲載施設数No.1 調査概要】
- 調査実施日:2023年5月2日
- 調査方法:TFCO株式会社調べ
- 調査対象サイト:みんなの介護、介護のほんね、オアシスナビ、LIFULL介護、MY介護の広場、有料老人ホーム情報館、きらケア、いい介護、探しっくす
- 調査方法及び調査結果の詳細:調査対象サイトについて、調査期間中における各都道府県の施設掲載数(訪問介護事業所を除く)の積み上げ値を比較。各都道府県の施設掲載数については、調査対象サイトの都道府県のインデックスページに記載されている検索結果数について、実際の掲載数との整合性を確認の上、当該結果数の数値を採用。その結果、みんなの介護が掲載施設数でNo.1を獲得しました。
- 株式会社クーリエについて
株式会社クーリエでは、「きちんとした情報があれば、⼈はもっと良い選択ができる」という考えのもと「確かな価値を多くの⼈へ」という企業理念を掲げ、デジタルプラットフォームビジネスを展開し、新たな価値創造を追求しています。
〈関連ウェブサイト〉
介護情報の総合ポータルサイト「みんなの介護」
https://www.minnanokaigo.com/
介護の⼈材採⽤メディア「みんなの介護求⼈」
https://job.minnanokaigo.com/
連載コンテンツ「みんなの介護ニュース」
https://www.minnanokaigo.com/news/
介護福祉⼠ 国家試験対策ツール「ケアスタディ」
https://job.minnanokaigo.com/carestudy/
介護スタッフ広場「みんなの介護コミュニティ」
https://job.minnanokaigo.com/community/
〈公式SNS〉
「みんなの介護」Facebookページ
https://www.facebook.com/minnanokaigo/
「みんなの介護」Twitter公式アカウント
https://twitter.com/minnanokaigo/
「みんなの介護」 Instagram公式アカウント
https://www.instagram.com/minnanokaigo/
「みんなの介護」YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/minnanokaigo/
「みんなの介護求人」YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCWaUESoZ1t_e29FciH5btKg
【会社概要】
株式会社クーリエ
東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー17F
代表取締役 安田 大作
コーポレートサイト