ChatGPTが高齢者との会話で幸福度を向上?羽田空港で実験をした受付ロボット「cinnamon」に高齢者向けChatGPT搭載!ロボット見守りに挑戦。

2023/4/27

2022年のTIME誌に特集されたロボットベンチャー、ドーナッツ ロボティクス(本社:東京都港区、代表取締役 小野 泰助)は、「人類を場所・時間・言語・物理的な制約から解放する」をミッションに掲げる株式会社メタリアル(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO 五石 順一)との協業で、ChatGPTを高齢者向けにチューニングし、見守りロボットに搭載する事を発表いたします。

■どんな会話にも対応。高齢者の話し相手ロボットが幸福感をもたらす。
先進国では独居老人が急速に増加しています。多くの高齢者が持つ「孤独感」を最新のテクノロジーで解消し、高齢者の幸福感と生活の質の向上を目指すロボット開発をスタート致します。
cinnamonは、どんな内容の声掛けにも対応し、子供や孫のような存在になっていくでしょう。

■高齢者チューニングするChatGPTとは?
これまでも会話AIは数多く存在しましたが、特定の場面では力を発揮するものの、会話が成り立たない事も多くありました。
これに対して、これまでのAIとは学習方法の違うChatGPT会話AIは、人間にとって違和感のない会話が可能です。
ChatGPTは、ユーザーの感情を汲み取る能力も進化していますが、メタリアル社は、ここに更にチューニングを加え、高齢者への思いやりを持ったAI会話の実現を目指します。

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(高齢者向けChatGPTとの会話例)
cinnamon )こんにちは。お名前を教えてもらえますか?
高齢者 )○○○じゃ。
cinnamon ) ○○○さん、今日はご機嫌いかがですか?
高齢者 )おかげさまで。元気じゃよ。
cinnamon )○○○さん、元気そうで何よりですね!最近、特に楽しんでいる趣味はありますか?
高齢者 )最近は散歩するようにしとる。
cinnamon ) ○○○さん、散歩がお好きなんですね!素晴らしい!散歩の途中で見つける何か気に入った場所や風景はありますか?
高齢者 )公園の木をみるのが好きじゃな。
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■余計な設定は必要なし。ロボットからの呼びかけで楽しいAI会話を。
両社は、先端技術によって生まれたChatGPTを、高齢者が簡単に使えるよう開発してまいります。
高齢者に使っていただく為には、余計な設定は必要ないところが重要です。cinnamonには赤外線センサーが搭載されており、電源が入っていれば、ロボットの周辺を通るだけで、ロボットから高齢者に話かけていきます。

■ロボットの「形」と「呼びかけ」が大事
スマートスピーカーやTV、タブレットなどとの違いは、ロボットから呼びかける事ができる点です。
ChatGPTは質問を待つしかない事がその弱点とも言えますが、ロボットがセンサーで人との間に入って会話のきっかけ作りをすれば、そのマイナスも解消されます。

また高齢者を監視するのではなく見守っていく為には、そのハードウェアは人の形をデフォルメしたロボットが最適と考えております。
日々のコミュニケーション機会を多く作った結果、高齢者の孤独感を薄められるよう開発を進めます。両社は、高齢者との実験を経て、ロボット量産化を検討する予定です。

■「ドーナッツ ロボティクス株式会社」について
社名  :ドーナッツ ロボティクス株式会社
URL  :https://www.donutrobotics.com/
本社  :東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー15階
代表者 :代表取締役社長 小野 泰助
設立  :2016年1月
事業内容:ロボット、プロダクトの設計・製造・販売

■「株式会社メタリアル」について
社名  :株式会社メタリアル
URL  :https://www.metareal.jp/
所在地 :東京都千代田区神田神保町3-7-1
代表者 :代表取締役 五石 順一
設立  :2004年2月
事業内容:自動翻訳による言語フリーサービス、生活VRサービスの企画・開発・運営

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