ヤンセン、50歳代を対象に「健康意識およびがん・前立腺がんに関する意識調査」を実施、前立腺がんの正しい理解を啓発する『HALF TiME PROJECT』キックオフイベントにて結果を発表
2022/3/31
ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:關口修平、 以下「ヤンセン」)は、 全国50歳代一般男女1236人(男女各618人)を対象に実施した「健康意識およびがん・前立腺がんに関する意識調査」(以下、 本調査)の結果を発表しました。 調査結果では、 50歳代男性は「人生100年時代」の中盤で、 自身の健康に対する意識が低く、 また、 前立腺がんに対する認知不足も明らかとなりました。
前立腺がんは50歳以上に多く見られ、 「日本人男性が一番罹患しやすいがん」です。 近年患者数の増加が著しく、 男性では2017年に胃がんを抜いて、 第1位¹となっています。 しかし、 初期の前立腺がんはほとんど自覚症状がなく、 そのため発見が遅れるケースがあり、 急増する前立腺がんに対する認知不足が課題となっています。
そのため、 ヤンセンは、 50歳代からの男性を中心とする一般の方を対象に、 前立腺がんについての正しい理解を促し、 早期診断や早期治療の重要性を啓発することを目的とした『
<調査結果概要>
● 50歳代男性は「人生100年時代」の中盤で、 自身の健康に対する意識が低い
本調査では、 50歳代男性の悩みや不安が高いのは、 「ご両親の健康(75%)」「ご両親の老後の介護(68%)」「
● 50歳代男性で前立腺がんが「男性が一番罹患しやすいがん」
50歳代男性が将来不安な疾患のなかでは、 「がん(38%)」が第2位となっています。 一方で、 前立腺がんについて聞いたところでは、 「前立腺がんは男性が一番罹患しやすいがんである」
● 女性特有がんに対する女性の意識に比べ、 前立腺がんに対する男性の意識の課題が明らかに
性別特有がんに対する認知を比較すると、 50歳代女性の女性特有がんの詳細に関する認知は「乳がん」
● 50歳代男性が今後の人生で最も重要と考えているのは「健康」
今後の人生を楽しむために重要なものを聞いたところ、 上位5つにあげた項目のうち、 「健康」が65%で第1位となりました。 しかし、 今後のご自身の健康に対する自信について聞いたところ、 「今の健康状態をしばらく(5年くらい)維持すること」は32%
本調査結果の詳細は、 下記の 調査結果詳細 をご参照ください。
『HALF TiME PROJECT』キックオフイベントでは、 横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 診療教授 上村 博司 先生より、 前立腺がんやその検診、 確定診断後の治療や日常生活への影響などについて、 専門的な視点からご講演いただきました。 さらに、 上村先生、 NPO法人腺友倶楽部 理事長 武内 務 氏とともに、 青山学院大学 陸上競技部 長距離ブロック監督 原 晋 氏 を特別ゲストとしてお迎えし、 ”HALF TiME”で考える男性のカラダとココロの向き合い方 をテーマに、 本調査結果を踏まえてトークセッションを実施しました。
ヤンセンファーマ株式会社 メディカルアフェアーズ本部 オンコロジー部 部長の秋月 玲子は、 次のように述べています。 「50歳代は『人生100年時代』の中間地点です。 人生後半戦に向けて一度立ち止まることで、 見落としてしまいがちなカラダの変化や、 初期症状がなく、 気がつきにくい前立腺がんに気がつくきっかけになるかもしれませ
ヤンセンは今後も、 未だ満たされないニーズに応えることで患者さんの生活の質(
<『HALF TiME PROJECT』キックオフイベント開催概要について>
■ 日時: 2022年3月15日(火)18:00-19:30
■ 会場: JPタワー4階ホール1
<プログラム>
■ オープニング
ヤンセンファーマ株式会社 メディカルアフェアーズ本部 オンコロジー部 部長 秋月 玲子
■ 登壇者のご紹介
■ ご講演 『50歳から知っておきたい前立腺がんのこと~
横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 診療教授 上村 博司 先生
■ トークセッション 『”HALF TiME”で考える男性のカラダとココロの向き合い方~
横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 診療教授 上村 博司 先生
NPO法人 腺友倶楽部 理事長 武内 務 氏
青山学院大学 地球社会共生学部 教授 陸上競技部 長距離ブロック監督 原 晋 氏
■ フォトセッション
<登壇者の声(
横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 診療教授 上村 博司 先生
「50歳代から罹患リスクが高まる前立腺がんは、 初期には自覚症状がほとんどないため、 発見が遅れるケースがあります。 だからこそ、 50歳代からはマインドセットを切り替えることが重要です。 50歳代以降でPSA検査を受けたことがない方は、 一度は検査を受けることをお勧めします。 また、 症状を感じていながら先送りにすると重症化する懸念もあります。 コロナ禍でも、 体に異変を感じたら躊躇せずに、 医療機関を受診してほしいと思います」
NPO法人 腺友倶楽部 理事長 武内 務 氏
「
青山学院大学 地球社会共生学部 教授 陸上競技部 長距離ブロック監督 原 晋 氏
「人生の折返し地点で、 50歳代男性は様々な悩みや不安も抱えていると同時に、 実現したい夢や目標もあると思います。 これまで人生を突っ走ってきたからこそ、 これからどう生きたいのか、 『今何をすべきか』を一度立ち止まって考えみてください。 そのためには、 健康を意識することが何より重要です。 まずは、 自分のカラダの現状を把握することからはじめましょう。 自ら健康を管理することで、 充実した人生後半戦に向かうことができると思います」
<調査概要>
調査方法 :インターネット調査
調査会社 :ヤンセンファーマ株式会社
調査対象者 :全国50歳代男女 1236人(※男女各618人)
調査期間 :2022年1月27日~1月28日
※本調査結果に関する数値、 および、 グラフでの百分率表示は、 小数点第一位以下で四捨五入の丸め計算を行なっております。
<調査結果詳細>
■50歳代男性は「人生100年時代」の中盤で、 自身の健康に対する意識が低い
50歳代男性の悩みや不安が高いのは、 「ご両親の健康(75%)」、 「ご両親の老後の介護(68%)」、 「自身の老後の介護(65%)」「今後の収入や資産の見通し(
Q:あなたは、 以下の点について、 どの程度、 「悩みや不安」を感じていますか?(各単一回答)
※各項目の調査対象者は、 家族構成・就労状況に応じて異なる
■50歳代男性が将来不安な疾患のなかで「がん(38%)」
50歳代男性が将来不安な疾患のTOP3は、 「脳の病気(40%)」、 「がん(38%)」、 「目の病気(33%)」でした。 (別添資料:P.8参照)。
Q:あなたは、 以下の病気・症状について、 ご自身が将来的にかかる(罹患する)「不安」をどの程度、 感じていますか。 (各単一回答)
※各項目の調査対象者は、 当該疾患の罹患者を除く方のみ
■50歳代男性で前立腺がんが「男性が一番罹患しやすいがん」
50歳代男性の前立腺がんに関する認知TOP3は、 「前立腺がんは、 初期には自覚症状がほとんどない(40%)」、 「前立腺がんは進行すると、 転移する(39%)」、 「前立腺がんの患者数は50歳代から増え始める(36%)」で、 「前立腺がんは男性が一番罹患しやすいがんである」
Q:以下の「前立腺がん」に関する情報について、 ご存知ですか。 (各単一回答)(n=618 )
■
50歳代男性のPSA検査の認知・受診状況は、 「毎年受診している(8%)」、 「定期的(2~3年に1度)に受診している(3%)」、 「1回は受けたことがある(8%)」となり、 1回以上の受診は19%となりました。 一方で、 「知らない・わからない」が64%を占めました(別添資料:P.
Q:あなたは、 前立腺がんの検査方法であるPSA検査をご存知ですか。 また、 受診したことがありますか。 (単一回答)(n=618)
■
50歳代男性がPSA検査を知っていて受診していない理由TOP
Q:あなたがPSA検査を知っていて、 受診していないのはなぜですか。 (複数回答)(n=110)
■女性特有がんに対する女性の認知に比べて、 前立腺がんに対する男性の認知は低い
50歳代女性の女性特有がんの症状や治療方法などの詳細に関する
Q:あなたは、 以下のさまざまな種類(部位)のがんについて、 ご存知ですか。 (複数回答)
■女性特有がんに対する女性の早期検診意向に比べて、 前立腺がんに対する男性の早期検診意向は低い
50歳代女性の女性特有がんの発見のための早期検診意向は、 「乳がん(68%)」、 「子宮がん(62%)」、 50歳代男性の「前立腺がん」に対する早期検診意向は55%
Q:以下のさまざまな種類(部位)のがんを発見するために、 あなたご自身はがん検診を早期に受けたいと思いますか。
※各項目の調査対象者は、 当該疾患について知っている方のみ
■50歳代男性が今後の人生を楽しむために重要なものは「健康(
50歳代男性が今後の人生を楽しむために重要なものTOP3は、 「健康(65%)」、 「お金(22%)」、 「家族(8%)」となり、 「健康」を最も重視する結果となりました(別添資料:P.
Q:今後の人生を楽しむために、 何が重要だと思いますか。 重要だと思うものを順に5位までお選びください。 (複数回答)(n=618)
■50歳代男性の今後の自身の健康に対して自信があるのは約3割
50歳代男性の今後の健康・体力・
Q:あなたは、 ご自身の健康・体力・気持ちに、 どの程度、 自信がありますか。 (各単一回答)(n=618)
全調査結果詳細は以下をご参照ください。
【別添資料】 https://www.janssen.com/japan/
前立腺がんについて
日本では2018年の罹患数が9万2,021人であり、 男性にとって最も罹患の多い癌のひとつです²。 新規に前立腺がんと診断される患者の約10~20%
前立腺がんの啓発を目的としたウェブサイト「HALF TiME PROJECT」について
ヤンセンは前立腺がんの啓発を目的としたウェブサイト「HALF TiME PROJECT」( https://www.
ヤンセンについて
ヤンセンが目指すのは、 病が過去のものになる未来をつくることです。
治療が困難な病を過去のものとするために、 科学の力で病に打ち克ち、 画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、 真心を持って癒し、 希望をお届けします。 私たちはがん、 免疫疾患、 精神・神経疾患、 ワクチン・感染症、 代謝・循環器疾患、 肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、 注力しています。
ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/
http://www.facebook.com/JanssenJapan/
ヤンセンファーマ株式会社は、 ジョンソン・エンド・
参考文献
1. 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(
https://ganjoho.jp/reg_stat/
2. 国立がん研究センターがん情報サービス がん登録・統計[homepage on the Internet].
https://ganjoho.jp/reg_stat/
3. Winter A, Sirri E, Jansen L, et al. Comparison of prostate cancer survival in Germany and the USA: can differences be attributed to differences in stage distributions? BJU Int. 2017;119:550-559.
4. Onozawa M, et al. Recent trends in the initial therapy for newly diagnosed prostate cancer in Japan. Jpn J Clin Oncol. 2014;44(10):969-81
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