スウェーデン発の介護/リハビリに使えるVRが1月31日に新発売。離れた家族と同じ空間で一緒に運動が可能に
2022/2/2
運動とコミュニケーションに使えるフィットネスバイク全機種対応の運動用VR
ヘムVR株式会社 (本社:スウェーデン)は、 コロナ禍で筋力低下リスクが高まる中、 VRでどこにいても同じ空間でフィットネスバイクができるヘムVRを2022年1月31日(月)に発売開始いたします。 付属のセンサーを靴下に装着して使用するため、 どんな室内バイクにも対応しています。 同時に最大3名まで会話することができ、 遠く離れて暮らしている家族や、 友人とも一緒に運動することができます。
URL: https://www.amazon.co.jp/dp/B09QK37Y48
VRを利用した運動における介護予防への効果
1.日本の課題であるフレイル
高齢者人口は25%を超え、 2025年には、 75歳以上の後期高齢者が2,000万人を超えることが予想され、 75歳以上の後期高齢者における要介護の原因の1位は虚弱(フレイル)である。 フレイルはそのまま直訳すると「虚弱」で「健康な状態と要介護状態の間の状態」と捉えており、 この状態は 生活を見直すと改善する ことができる。 75歳以上になると35%の人がフレイルと診断されており、 フレイル状態になると、 2年間のうちに要介護状態になるリスクは健康な人にくらべ4.8倍になる。
2.本製品が開発された背景
コロナ禍の今では、 後期高齢者のフレイル進行の対策として、 各自治体において高齢者のコミュニティの場や通いの場などの利用が推進されているが、 歩行状態の悪化、 体力低下のため困難となるケースが散見される。 しかし、 この商品が普及することによって、 日常生活における動作の改善し、 コミュニティの場、 通いの場などでの活動に参加でき、 高齢者の行動変容を促すためのソリューションとなると考えられる。
3.フレイルの予防
フレイル予防には三つの柱があると言われている。
★栄養
基本的にはバランスよく食べることが重要である。 菓子パンや麺類など単品メニューではなく、 肉、 魚、 乳製品、 大豆製品など、 たんぱく質を多く含む食品をおかずに1品入れる必要がある。
★ 運動 (本製品が提供するサービス)
高齢者に対し適切な運動療法を行うと、 筋力低下に対しては高齢者であっても運動療法によって筋力が維持される、 ということが一部研究で報告されている。
★ 社会性 (本製品が提供するサービス)
社会性とは、 ご近所同士のお付き合い、 友人知人とのお付き合い、 自治会活動、 ボランティア活動など、 人とのつながりだが、 身体能力の低下や様々な疾患によってはこの「つながり」を保持することが難しいこともある。
4. VRを利用した運動のフレイル予防効果
本製品では、 さまざまな理由でジムや運動教室に通うことのできない高齢者や低体力者でも、 自宅などで適切なトレーニングを実施できる。 VR を用いることで他者との交流ができモチベーションにつながると考えられる。 フィットネスバイクでの有酸素運動の効果はもとより、 コロナ過で感染避けるための外出行うことなく運動ができる点、 VRでの他者との交流等社会性が担保できる点において、 フレイル予防において非常に有効であると言える。
本製品の特長は以下のとおりである。
●特徴1
【家族や友人と触れ合う大切な機会に】
離れている相手と、 VR空間の相手アバターは、 同じ頭の動きをする。 相手が右(こちら側)を見ると、 アバターもこちら(右)を見る
最大3名まで同じ空間で話すことができるので相手の存在を感じ、 直接会っている感覚により近く なる。 コロナ過において、 特に高齢者は人との接触を極端に避けるあまり、 家に閉じこもりがちになり、 かえって健康に悪影響を及ぼすことが懸念されている。 高齢者にとって外出や人との交流が少なくなると、 歩行の機会が失われ、 筋力の低下を招く。 さらには、 認知症や精神状態が悪化するリスクが高まると言われている。
本製品の利用者であれば、 日本はおろか世界どこからでも参加可能なため、 大切な家族や友人等と会う機会にもなり、 高齢者の運動に対するモチベーションを維持することが期待できる。
●特徴2
【VR 空間でCGや実写など20以上の風景の中でフィットネスバイクを体験】
VRゴーグルを装着し室内バイクを漕ぐと、 ゴーグルに映し出される映像と、 装着しているセンサーは 連動している ため仮想空間で外を移動している感覚が味わえる。 そのため、 VR 空間で自身がサイクリングしているような感覚で飽きることなく、 時間を忘れて有酸素運動に取り組むことができる。 1人用アプリ(3種)もあり、 ゲーム要素のあるアプリ、 景色を楽しみながら進んでいくアプリなど、 単独でも楽しむことが可能である。 走行距離や取り組み時間など、 数字が蓄積されるシステム。
●特徴3
【シュチュエーションを選ばない手軽さ】
スマホにアプリをインストールし本製品のヘッドセットに入れるのみ
小型センサーを直接足に装着する(靴下等に入れる)ので、 ペダルのみのタイプ、 背もたれのあるタイプなど、 どの種類の室内バイクでも使用可能 。 パソコンもコード/ケーブル類も不要で、 簡単に装着でき、 VRと連動するので自宅、 介護施設等での利用などシュチュエーションを選ばない手軽さがある。
【商品概要】
商品名:介護向けサイクリングVRキット
発売開始日:2021年1月31日
価格: 25000円
含まれるもの:特許取得済VRヘッドセット、 小型モーションセンサー、 アプリ
含まれないが必須なもの:スマホ(iPhone&Android)、 室内バイク
【会社概要】
会社名:ヘムブイアール株式会社(hemVR AB)
所在地:Sweden
設立:2021年11月
URL:hemVR.com
※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
【お問い合わせ先】
会社名:ヘムブイアール株式会社
担当者:遠山
日本語メール:info@hemVR.com