伊藤忠エネクスホームライフ東北/独居高齢者向け見守りサービスの実証実験開始について

2021/2/15

伊藤忠エネクスホームライフ東北株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:内海達朗、以下:伊藤忠エネクスHL東北)は、東洋計器株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役社長:土田泰秀、以下:東洋計器)と共同で、「独居高齢者向け見守りサービスの実証実験」(以下:本実証実験)を開始することを決定いたしました。本実証実験は、LPWA(※)通信端末とLPガススマートメーターをセットでお客様宅へ設置することで、LPガスの使用状況を逐次確認し、お客様が普段通りの生活を送られていることを離れて暮らすご家族などにメールでお知らせするサービスです。伊藤忠エネクスHL東北では、2021年度内にLPWAによるLPガス集中監視システムの全面導入を予定しており、併せてスマートメーターへの交換を進めることで、LPガス使用状況に関するより詳細なデータ蓄積が可能になります。それらのデータを活用した新サービスの開発を目的に、本実証実験を実施いたします。
※LPWA(Low Power Wide Area):長距離の通信を低消費電力で実現できる無線通信技術の総称
 
 
■ 背景

昨今、国内では少子高齢化による超高齢化社会への突入と、核家族化による高齢者一人暮らし世帯の増加が問題として取り上げられており、とりわけ東北地域はその傾向がより顕著に現れています。また、直近では新型コロナウイルスの感染拡大により、帰省などの移動制限も多くなっており、離れて暮らすご家族とのコミュニケーションも多様に変化しております。

「どうか、すばらしい今日を。」をブランドステートメントに掲げる伊藤忠エネクスHL東北は、現在、未来における様々な社会問題を解決していく取り組みとして、LPWAによるビッグデータを応用した高齢者の見守りサービスの実証実験を決定いたしました。

■ 目的・内容

本実証実験では、高齢者のお客様宅に東洋計器製のLPガススマートメーター(ハイブリッドカウンタ内蔵)と、LPWA通信端末(IoT-R)を設置し、日々取得する1時間ごとのLPガス使用量データを活用して、毎日のLPガス使用開始を電子メールで離れて暮らすご家族などにお知らせするサービスを検証いたします。見守られる方は、普段と変わらない生活をしていただくだけで優しく見守られ、見守る方は特別な機器は不要で、離れて暮らす方の毎日の生活リズムを確認することができます。

■   本実証実験のしくみ

 
伊藤忠エネクスホームライフ東北1
 
伊藤忠エネクスホームライフ東北2
■   実現したいビジョン

1)安心して暮らしていくためのサポート
少子高齢化に伴う高齢者世帯の増加、核家族化や共働き比率の増加といった社会構造の変化にさらされる私たちのくらしの中で、ただエネルギーをお届けするだけでなく、暮らしのさまざまなシーンで、よりよい生活のスタイルを提案できるよう、お客様への提供サービスの発見や質向上を目指します。

2)東北発のLPガスの仕組みづくり
東北を取り巻く様々な問題を解決するため取り組みをはじめた、LPWAによるLPガス集中監視システムを活用し、LPWAによるビッグデータを応用した仕組みを試行錯誤し、東北から全国へ発信するリーディングカンパニーを目指します。

3)データの蓄積・解析による顧客インサイトの発見と新サービスへの応用
お客様宅に設置されたスマートメーターとLPWAにより、日々のLPガス使用量のより詳細なデータの蓄積、および、解析が可能となります。これにより、お客様自身も気づかないようなニーズの掘り起こしや、蓄積データそのものを応用した顧客視点の新サービスの構築検証を重ねてまいります。

本件に関するお問い合わせ先

◆伊藤忠エネクスホームライフ東北株式会社(https://tohoku.enexhl.jp/hltservice/
次世代基盤室
Mail : HLT_jisedai@itcenex.com

◆東洋計器株式会社(http://www.toyokeiki.co.jp/
スマートクラウド事業部 技術部
Mail : all-sc-tec@toyo-keiki.co.jp
 

 
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