ウェルモ × 東電パワーグリッド/withコロナでも注目される高齢者の遠隔見守り、「電力、センサー情報を用いた居宅内モニタリングシステム」11月より福岡市で実証開始
2020/11/19
・実証概要
期間: 令和2年11月下旬~令和3年4月 (予定)
対象: 福岡市内にお住いの一人暮らしのご高齢者(要支援1・2,要介護1・2)約20名
実施概要:
電力センサーやその他センサーのデータに基づき、ご家族及び介護事業者やケアマネジャーなどへ生活状況のレポートや異常行動の通知を行います。ご家族や介護専門職はWEB上でログインするとご利用者(高齢者)の24時間のモニタリングデータなどを見ることができます。また、事前の設定に合わせ、異常の際にはメール通知を行います。また、ご利用者(高齢者)、ご家族、介護専門職は、モニタリングデータの閲覧だけでなく、ログインをしてチャット機能を用いた情報交換もできます。
検証内容:
24時間の生活情報が得られることで介護サービスの適正化につながるか、また、介護専門職による対面や電話による生活情報の聞き取りにかかっている時間や負担が軽減されるかなどを検証します。また、離れたご家族にとって役に立つサービスかどうかも確認します。
・「電力、センサー情報を用いた居宅内モニタリングシステム」について
AI技術を用いた高精度電力センサーから測定した家電利用データやその他センサーデータを基に、生活行動や異常状態を推定した結果をモニタリングシステムに連携し、ご家族への異常通知や、介護事業所やケアマネジャーなどへのモニタリングレポートの提供を行います。将来的には、ウェルモが開発しているケアプラン作成支援AI「ケアプランアシスタント」と連携して生活行動データを取り入れたケアプラン作成を目指しています。
これまで難しかった独居の要介護者が介護サービスを受けていない時間帯の生活実態を把握することで、より実態に即した介入やプランの作成・見直しができるようになり、介護の質の向上や、要介護者の自立支援・重度化防止、介護人材や要介護者を持つご家族の負担の軽減などが期待できます。
<本事業のおける各主体の役割>
東電PG・EG
子会社であるエナジーゲートウェイが保有するAI技術を用いた「機器分離技術」※1を実現するIoTプラットフォームを提供。
※1 住宅全体の電気の使用状況を、家電製品の種類毎に分離するAI技術により、家電製品毎の電気使用の変化をリアルタイムに検知することが可能
ウェルモ
東電PGのIoTプラットフォームからの分析情報を基に、介護のノウハウやこれまでのサービス開発の知見を用いてモニタリングシステムを構築し、サービスを展開。また、ケアプラン作成支援AI「ケアプランアシスタント」との連携によるケアプラン作成支援も提供。
・福岡市実証実験フルサポート事業とは
AI・IoTなどの先端技術を活用した社会課題の解決や生活の質の向上などにつながる実証実験プロジェクトを全国から随時募集し、優秀なプロジェクトの福岡市での実証実験を全面的に市がサポートする取り組みです。
・株式会社ウェルモ 会社概要
社会課題をICTと先端技術の力で解決することをミッションに掲げる、ケアテックカンパニー。ケアプラン作成支援AIの「ケアプランアシスタント」、介護の地域資源情報を集約するプラットフォーム「ミルモネット」、児童発達支援・放課後等デイサービス「UNICO(ユニコ)」の事業などを展開しています。
ウェルモコーポレートサイト:https://welmo.co.jp/
・商 号: 株式会社ウェルモ (代表取締役CEO:鹿野 佑介)
・設 立: 2013年4月30日
・資本金: 15.09億円(2020年3月時点:資本準備金含む)
・本社所在地: 東京都千代田区内幸町1-1-6NTT日比谷ビル4F
・福岡本店: 福岡県福岡市中央区天神4丁目4-11