大王製紙/アテント「#常識をはきかえよう」キャンペーン第2弾
2020/9/18
~大人用おむつの購買を、もっとポジティブに~
“ポジ袋”発表 & 敬老の日に先駆け抽選配布!「大人用おむつを店頭で購入することが恥ずかしい問題」を解決するエコバックをご提案
エリエールブランドを展開する大王製紙株式会社(住所:東京都千代田区)は、大人用紙おむつブランド「アテント」の発売40周年記念を期して、介護と社会をとりまく環境の 変化に対する想いを宣言し、この想いを介護従事者や当事者だけではなく、全世代の方々に「自分ごと」として捉えてもらうために、『#常識をはきかえよう』をテーマにブランドキャンペーンを実施しています。
●日 時: 2020年9月18日(金) 12時~(※なくなり次第終了) ●場 所: 巣鴨萬盛堂薬局 https://www.s-manseido.co.jp/ (豊島区巣鴨3-16-12/JR山手線・都営三田線巣鴨駅から徒歩7分) ●内 容: 大人用おむつに対して、ポジティブになれるエコバッグ“ポジ袋”をアテント商品と共に 限定30個、抽選で進呈いたします。 |
なお現在、タレントの草彅剛さんが真っすぐにメッセージを伝える13篇のTVCMを放映中で、Twitterでは「#常識をはきかえよう」のハッシュタグとともに多くの反響が寄せられております。具体的には、「紙おむつに抵抗があった母がCMを見て変わった。アテントのパンツなら履けるかも」、「おむつと言うと恥ずかしく思ってしまうけど、紙パンツなら高齢の母に勧められる」、「つよぽんのCMを見て、夫が『コレなら良い』と言ってくれた」、「このCMで、大人用おむつに抵抗がなくなって活動の幅が広がり、笑顔が増えるといい」など、多くのポジティブなご意見をいただいております。
人の目が気になる「店頭購入時~帰り道」や、親しい人に知られることに抵抗感
60歳以上を「親世代」、30~59歳の人を「子ども世代」として、「大人用おむつの着用を恥ずかしいと思うか」を聞いたところ、親世代では46.0%と半数近い人が「恥ずかしい」と感じていることがわかりました。
親世代が大人用おむつを「恥ずかしい」と感じる場面は、1位「店頭で購入するとき」(27.0%)が最も多く、4位「購入したものを持ち帰るとき」(13.5%)と合わせると40.5%と、4割の人が店頭購入時とその帰り道がネックになっていることがわかります。2位・3位・5位は、それぞれ友人・知人、近所の人、親戚に「着用していることを知られたとき」となり、人の目が気になり、恥ずかしいと感じている様子が浮き彫りになりました。一方で、子ども世代は8割以上が「親が大人用おむつを着用することは恥ずかしくない」と回答しています。大人用おむつの非着用者は「恥ずかしいと思わない」人がほとんどであることがわかりましたが、当事者は周囲の目を気にして「恥ずかしい」と感じる人が多い現状がわかりました。(当社調べ2020年8月)
◆ “ポジ袋”で、「#常識をはきかえよう」!
大人用おむつを「店頭で購入し、持ち帰るのを見られるのが恥ずかしい」、「着用していることを人に知られるのが恥ずかしい」と感じている当事者が多い現状を「アテント」は真摯に受け止め、もっとポジティブな気持ちでアテントを持ち帰り、着用していただけるための方法を考えました。
また、後述の調査結果より、親世代の外出理由の1位が「買い物」で約9割の人が回答していることから、7月より開始されたレジ袋有料化に伴うエコバッグ需要の高まりは、親世代にも当てはまることがわかりました。
― 大人用「おむつ」から、「パンツ」に。―
大人用おむつの購入・着用を「恥ずかしい」と感じる気持ちを、ポジティブな気持ちへと変化させていけるように、「#常識をはきかえよう」の願いをオリジナルエコバッグ“ポジ袋”に乗せて、今回のキャンペーンを提案いたします。
◆“ポジ袋”デザインに込めた想い
「かくさないパンツになろう」というコンセプトのもと立ち上がった本キャンペーンであるため、“ポジ袋”には「NOT OMUTSU BUT PANTSU」(おむつじゃなくて、パンツだよ)」と「WE LOVE PANTSU」というメッセージが入っています。このメッセージは、“これからは、大人用おむつをパンツとよぼう”と呼びかける新聞広告やTVCMと連動したメッセージになっています。
本“ポジ袋”は、『アテント 下着爽快プラス超うす型パンツ』(22枚入り)がすっぽり入る大きさになっており、ポジティブなメッセージとおしゃれなデザインで、堂々と帰り道を歩き、アテントを家まで持って帰ってもらえたらと思い、制作しました。
「#常識をはきかえよう」をテーマにしたキャンペーンを通じて、生活者のみなさんと一緒に、みなさんの力を借りながら、介護や大人用おむつに関する話題を、オープンでポジティブなものに変えていきたいと考えております。
「第1回 常識をはきかえよう調査」
● 「何歳まで日常的に外出する生活を続けたいか/続けて欲しいか」では、親世代(39.0%)子ども世代(57.6%)の両方で「生きている限りずっと外出したい(してほしい)」が1位に。 ● 外出時の悩みは「体力」より「お金」。子どもが思う親世代の悩み1位は「体力がない」(29.9% ※親世代17.9%)だったが、親世代の1位は「お金がかかる」(18.5%)。 ● しかし、親世代の外出時、約3割は尿モレが気になったり、不安を感じた経験あり。不安になる場面としては、「長時間トイレに行けなかったとき」(16.4%)が最も高く、次いで「トイレを近くで見つけられなかったとき」(10.8%)、「長時間 乗り物に乗っていた時」(9.7%)。 【#新常識②】 親世代が思うほど、大人用おむつは「恥ずかしいと思われていない」ことが判明。 ● 親世代の大人用おむつの使用開始時期は「80~90歳くらい」の意向が約6割。「尿モレ不安」体験が3割だったのに対し、実際の利用率は低く、使用を開始したい年齢が高いのは、「大人用おむつは恥ずかしい」と感じる気持ちが影響か。 ● 親世代の46%が「大人用おむつは恥ずかしい」と思っていることが判明。 ● 大人用おむつについて「恥ずかしい」と思う場面については、「店頭で購入するとき」(27.0%)が最も多く、次いで「着用していることを友人・知人に知られたとき」(23.0%)、「着用していることを近所の人に知られたとき」(16.0%)。人の目を意識していることがわかる結果に。 |
■実施時期 2020 年8月28日(金)~30日(日) ■調査手法 インターネット調査
■調査対象 全国の60歳以上の男女200人と、親と同居する30~59歳の男女200人
※ 本調査では、60歳以上を「親世代」、30~59歳の親と同居する人を「子ども世代」と定義しています。
※ 本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。
外出頻度について聞いたところ、親世代の約8割(※1)が、週に3日以上外出していることがわかりました。中でも「毎日」(33.0%)が最も多く、60代以上のアクティブなライフスタイルが明らかになりました[図1]。
親世代と同居している子ども世代にも「親世代がどのくらいの頻度で外出していると 思うか」について聞いたところ、「週に3日以上」との回答は72.0%(※2)となり、やや親世代の実際の外出頻度が高いものの、大きなギャップはなく、子ども世代も親世代のアクティブな外出を把握しているようです[図2]。
※1 毎日(33.0%)、1週間に5・6日(26.5%)、1週間に3・4日(19.0%)の合計:78.5%
※2 毎日(34.5%)、1週間に5・6日(19.0%)、1週間に3・4日(18.5%)の合計:72.0%
「何歳まで日常的に出かける生活を続けたいか(親世代)/続けてほしいか(子ども世代)」では、「生きている限りずっと」が親世代(39.0%)・子ども世代(57.6%)の両方で1位となりました。特に子ども世代は6割近くが親にずっと元気で外出してほしいと願っています。親世代で「80歳くらい」以上と回答した人は88.8%(※1)で、人生100年時代といわれる現代、「健康寿命も長く」という考えがスタンダードといえる結果となりました[図4]。
親世代の「生きている限りずっと」と回答した人を男女別にみると、男性(32.0%)、女性(45.9%)となり、アクティブな生活を続けたいと考えている女性がより多いことがわかりました[図5]。
※1 80歳くらい(20.0%)、85歳(15.4%)、90歳(9.2%)、95歳(2.1%)、100歳(3.1%)、生きている限りずっと(39.0%)合計
親世代の外出時の悩みについて、子ども世代は「体力がない(疲れる)」(29.9%)と考えた人が最も多かったのに対し、親世代の1位は「お金がかかる」(18.5%)でした。「体力がない」は17.9%と、子ども世代の予想より12ポイント低い結果となりました。 子ども世代が思う親世代の悩みと当事者の悩みにはギャップがあり、子どもが思うよりも親世代は体力に自信があるといえそうです。
普段から外出する親世代に「外出時に尿モレが気になったり、不安を感じたことがあるか」を聞くと、30.3%が「ある」と回答し、親世代の3割が不安を感じた経験があることがわかりました[図7]。
尿モレの不安を感じた場面については、「長時間トイレに行けなかったとき」(16.4%)、「トイレを近くに見つけられなかったとき」(10.8%)と、物理的にトイレに行けなかった場面で不安を感じたという回答が多く得られました。 [図8]。
親世代に大人用おむつの使用状況と今後の使用について聞くと、「使用意向あり」と回答した人(「使用していないが、使用したい」(2.5%)、「使用していないが、必要になったら考える」(60.5%)の合計)63.0%は、今後、大人用おむつの使用意向があることが明らかになりました。
現在の大人用おむつの使用率は5.0%(大王製紙調べ)に留まっている一方で、今後の使用意向を持つ人は多いようです[図9]。
親世代に大人用おむつを何歳くらいから使い始めたいかを聞いたところ、「80歳くらい」(25.4%)、が最も多く、「85歳くらい」(15.9%)と合わせて41.3%となり、80代くらいで使用を開始したいと考えている人が多いことがわかりました。また、「80代以上」と回答した人の合計は、75.4%となりました[図10]。
大人用おむつの着用を「恥ずかしい」と思うかを聞いたところ、親世代では「恥ずかしい」(16.0%)、「やや恥ずかしい」(30.0%)の合計が46.0%となり、半数近い人が「恥ずかしい」と思っていることがわかりました。前述の「大人用おむつの使用率」が5.0%に留まったことや、「大人用おむつの使用を開始したい年齢」で「80代以上」と後期高齢者以上になってから開始したいとの回答が多かった[図10]のは、「大人用おむつの着用が恥ずかしい」と思う親世代の気持ちも影響しているのかもしれません。
一方、子ども世代は「恥ずかしいと思わない」(43.5%)、「あまり恥ずかしいと思わない」(39.5%)の合計は83.0%と、大多数の人は「大人用おむつの着用は恥ずかしくない」と考えていることが明らかになりました。
親世代の感覚より、子ども世代は「恥ずかしいと思っていない」ことがわかりました [図11]。
大人用おむつの着用が「恥ずかしい」と感じる親世代が約半数となりましたが[図9]、「恥ずかしいと思う場面」を聞くと、1位は「店頭で購入するとき」(27.0%)が約3割となりました。4位「購入したものを持ち帰るとき」(13.5%)と合わせると40.5%と、4割の人は「購入時~帰り道」が恥ずかしいと感じていることがわかります。
2位「着用していることを友人・知人に知られたとき」(23.0%)、3位「近所の人に知られたとき」(16.0%)、5位「親戚に知られたとき」(6.5%)からは、身近な人の目が気になり、恥ずかしさを感じる様子が浮き彫りになりました。
親世代にとっては、大人用おむつ着用において「購入時」と「人に知られること」を恥ずかしいと感じる人が多く、ネックとなっている様子がわかる結果となりました[図12]。
大人用おむつを未着用の人に、着用するようになると思うきっかけを聞いたところ、「体力が衰えてトイレに行くのが辛くなったら」(21.2%)、「尿モレの回数が多くなったら」(20.2%)、「病気やケガでトイレに行くのが辛くなったら」(20.2%)が上位3つで、それぞれ2割を超える人が回答しました。「生活の中で必要に迫られたら」と考える人が多いようです。
「試供品をもらったら」と、試す機会があればきっかけになると考える人も5.6%となり、「TVCMや広告で見て良いと思ったら」は、ポジティブな情報が気持ちに変化をもたらすきっかけになると考える人も4.5%となりました。
「家族に勧められたら」(3.5%)、「友人・知人に勧められたら」(1.5%)はどちらも少なく、人からの意見よりも、自分自身の状況をみて主体的に判断したいと思う人が多いようです[図13]。
日本は2025年問題、2040年問題と世界に類のないスピードで超高齢社会に進んでいます。あと3年後には、日本の人口の半数が50歳以上になる予測もあり、若い世代で 高齢者を支える仕組みの維持が難しくなることが予見され、その足音は着実に迫っています。しかし誰もが「今の自分とは関係ない。まだずいぶん先のこと」として漠然と捉えられているのが現状です。
こうした中、国は既に、地域共生社会の理念とその実現手段のひとつとして地域包括ケアネットワークの構築を提言し、各種法改正を進めています。
アテントは、この地域共生社会の理念に共感し、今後世代を超えて大切な問題となる「介護の社会化」に取り組みます。そして、お客様一人ひとりにとって、自分自身の問題だと捉えてもらいたいと願っています。そのために、大人用紙おむつを下着の総称である「パンツ」と呼び、「かくさないパンツ」をコミュニケーションワードとして、おむつを恥ずかしいものとして隠すのではなく、オープンにしてみんなで考えていけるポジティブなものに変えていきたいと考えています。
2.アテントのマニュフェスト(8月4日(火)発信)
https://www.elleair.jp/attento/talk/
今後さらなる地域共生社会の実現に向け、アテントは「かくさないパンツになろう」の思いを提言していくことで、世代を超え「介護の社会化」に向けた活動に取組みます。