オールアバウト/経済産業省の「認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業」の事業者に採択
2020/9/15
MCI・認知症対応型趣味教室を展開し、安心・継続して楽しめる、趣味講座の開発と社会参加・就労機会の創出を目指す
▶ 本事業事務局・採択発表ページ:https://www.jri.co.jp/service/special/content11/corner113/project2020_01_01/
現在、MCI(軽度認知障害)・認知症の人を取り巻く環境では、認知症が進行するにつれ、今まで楽しんできた趣味・活動が制限され、本人の社会参加の低下・孤立・QOL低下が生まれています。また、本人だけではなくご家族も認知症発症・進行後の生活維持への不安を抱えています。
本事業においてオールアバウトは、「できない事は手伝って、できる事は奪わない」をコンセプトに、MCI・認知症研究・社会参加支援研究の専門家である東京都健康長寿医療センター・京都橘大学と共に、MCI・認知症の人に寄り添える趣味講師の養成と、認知症になっても楽しみながら継続できる趣味講座を開発・開催します。講座の開発・提供ならびに趣味講師の養成については、グループ会社である株式会社オールアバウトライフワークス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:菱倉 英一、以下「ライフワークス」)が展開する日本最大級の教室ビジネス支援プラットフォーム「楽習フォーラム」の講座および全国1万5千人の認定講師のネットワークを活用いたします。本事業を通じて、MCI・認知症になっても安心・継続して楽しめる、趣味講座の開発・開催と、社会参加・就労機会の創出に貢献してまいります。
■ 初年度の取り組み(予定)
MCI・認知症の人に対する事前調査テストなどを実施し、そのテスト結果をふまえ講師養成・教材のプロトタイプを開発します。2020年12月に各フィールドから公募した20名に対して実証・効果検証を開始する予定としております。初年度の実証フィールドは神奈川県大和市および、「特定NPO法人地域共生開発機構ともつく」(所在地:京都府京都市)を予定しております。
■「認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業」について
本事業は、認知症になっても自分らしく暮らし続けられる「共生」を目指す取り組みの一環として実施されるものです。認知症フレンドリーな製品・サービスを社会実装することによる、本人や家族のQOL向上やインフォーマルケアコストの削減といった社会的な効果、および介護費への影響や認知症の人の社会参画の強化等による経済的インパクトについて分析・評価する効果検証事業を対象として補助が行われます。オールアバウトはMCI・認知症対応型趣味教室の実証を行う事業者として採択されました。
■オールアバウトグループ・株式会社オールアバウト 代表取締役社長 江幡 哲也 コメント
※1 内閣府「平成28年版高齢社会白書」より
※2厚生労働科学研究 平成26年度報告書「わが国における認知症の経済的影響に関する研究」より
【オールアバウト 会社概要】
■所在地 : 東京都渋谷区恵比寿1-20-8 エビススバルビル6階
■代表者名 : 江幡 哲也
■設立年月日: 1993年3月25日
■事業内容 : 専門ガイドによる総合情報サイトの運営、インターネット広告事業、ECサイトの運営、
生涯学習事業
■資本金 : 12.12億円(2020年3月末現在)
■URL : http://corp.allabout.co.jp/