ヒューマン/新しい生活様式で暮らすデイサービス利用者の日常生活を支えるプロジェクトを開始
2020/6/15
デイを配送拠点化、食事支援からスタート
- デイサービスご利用者の自宅での生活を支える「新生活様式サポート」プロジェクトを開始
- 買い物頻度を減らす高齢者の増加も予想され、デイサービスに通う時間以外の生活支援の必要性が増大
- 第一弾として、配置食など食事のサポートに取り組む
■新生活様式サポート開始の背景と概要
一人暮らしの高齢者は増加傾向にあり、2015年には約592万人まで急増しています(※出典:2019年版高齢社会白書)。また、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、政府が5月に発表した「新しい生活様式」では、人と人との間隔を空けることや、買い物の在り方の見直しなどが示されています。これにより、外出や買い物の頻度を減らさざるを得なくなり、日常生活が困難になる一人暮らし高齢者の増加が予想され、要介護・支援者に対する、さらなる支援の必要性が高まっています。
こうした中で、デイサービスに通っている時間だけでなく、ご利用者の日常生活に目を向けると、新しい生活様式の実現に向けて介護事業者が支援できる取り組みが数多くあると考えています。
そこで、全国で80カ所以上のデイサービス施設を運営する当社は、「新生活様式サポート」プロジェクトを開始しました。日々の食事や日用品の購入など、デイサービスに通っている時間以外の生活が豊かになるよう、さまざまな側面で支援に取り組んでまいります。
◆デイサービスでの食事持ち帰り
凍のおかずやごはんを、ご利用者が必要に応じて持ち帰ることができる内容で、利用料金を月々の施設利用料と合算して支払えるなど、手続きが簡素なことも特長です。このようにデイサービス施設を自宅への配送拠点の一つとして位置付けることで、ご利用者の新たな生活様式の支援に取り組みます。
◆宅配弁当の特別価格利用
当社はまた、株式会社シニアライフクリエイト(本社:東京都港区、代表取締役:高橋洋)が運営する弁当宅配サービス「宅配クック123」と提携し、デイサービス利用者(一部事業所を除く)が同社の宅配弁当を特別価格で利用できるようにいたしました。既に同社の宅配弁当を利用中の方も対象です。普通食だけでなく、カロリー・塩分調整食、たんぱく・塩分調整食、やわらか食など、状態に応じて多くの種類から選べることが特長です。
■新型コロナウイルス感染拡大に伴うこれまでの取り組みと今後の展開
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う政府の緊急事態宣言が発出される前から、当社はオリジナル体操の「ヒューマン体操」を動画サイトYouTube上で無料公開したり、デイサービス施設で実施しているオリジナル脳トレ教材を地域に無料配布したりするなど、外出を自粛する高齢者の認知症予防や健康維持に取り組んできました。
このたび、緊急事態宣言が全国で解除されましたが、特に高齢者の新型コロナウイルスへの感染・重症化リスクは存在します。そこで、デイサービス施設内での感染予防対策の徹底だけでなく、感染予防のためのご利用者の日常生活支援に複合的に取り組みます。今後は食事だけでなく、日用品の配送支援も検討するなど、サービスラインナップを拡充してまいります。
■「ヒューマンライフケア」とは
1999年の事業開始以来、全国171事業所(2020年6月1日現在/FC拠点含む)で幅広く介護サービスを展開し、介護事業におけるワンストップソリューションを実現しています。デイサービス、グループホーム、有料老人ホーム、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、居宅介護支援、訪問介護など多岐にわたる介護サービス事業と介護教育事業、子育て支援事業を、教育部門である「ヒューマンアカデミー」、人材サービス部門である「ヒューマンリソシア」「ヒューマンタッチ」をはじめとするヒューマングループ各社と強力に連携しながら行っております。心に届く最高のサービスを目指し、一人ひとりのご利用者様に応じたサービスのご提供と、家族の皆様が笑顔で暮らせる環境づくりのお手伝いをしてまいります。