日本テクト/声による認知機能チェックAI「ONSEI」を新型コロナ収束までシルバー人材センターに無償で提供

2020/4/30

【新型コロナウィルス感染拡大に伴う支援措置について】

 

~外出自粛による高齢者の認知機能の低下を見守り~
日本テクトシステムズ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:増岡厳、以下日本テクト)では、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、外出自粛による高齢者の認知機能の低下の見守りに役立てて頂くため、声による認知機能チェックツールを新型コロナウィルス感染症の拡大収束まで無償で提供いたします。

【本取り組みの背景と趣旨】
 高齢者は、新型コロナウィルスの感染の心配と共に、外出の自粛で運動不足、コミュニケーション不足などにより、認知機能の低下が懸念されます。日本テクトではこれまで、登録会員の認知機能低下による転倒や転落、事故の抑止を目指す、東京都三鷹市など複数のシルバー人材センター(以下、SJC)に20秒で認知機能状態をチェックするAIアプリ「ONSEI」を提供してきました。
 これまで登録会員は、月に一回程度SJCを訪問し、各種の報告をする際にSJC内に設置した端末で「ONSEI」を実施し、認知機能をチェックし、転倒や転落、事故に対して自ら、安全確認に努めていました。このたびの外出自粛により、SJCへの訪問ができず、これに伴って高齢者である登録会員は、運動不足、コミュニケーション不足などによる認知機能の低下が考えられ、業務復帰可能時にも安全面に対する懸念が残ります。
 日本テクトでは、登録会員がSJCを訪問せずとも自宅で認知機能のチェックができるよう、会員個人のスマホ向けに「ONSEI」を無償で提供します。これにより、SJCも会員もこれまで通り継続した認知機能のチェックをしておくことが可能となり、今後、外出自粛解除時に、SJCとしても登録会員本人としても安心して業務に復帰することができます。

【支援の内容】
 これまで提供してきた三鷹市他複数のSJCのみならず、全国のSJCに、新型コロナウィルス収束まで無償で提供するものです。無償提供の申請は、下記に従って、直接弊社までご連絡ください。

支援の内容

毎月の報告書提出時等のSJC訪問時に、SJC職員が登録会員に「ONSEI」を 実施し、認知機能をチェック。

毎月の報告書提出時等のSJC訪問時に、SJC職員が登録会員に「ONSEI」を 実施し、認知機能をチェック。

外出自粛でSJCへの訪問外出ができない為、「ONSEI」をダウンロードし、自宅でチェック。SJCと認知機能の経過データを共有。

外出自粛でSJCへの訪問外出ができない為、「ONSEI」をダウンロードし、自宅でチェック。SJCと認知機能の経過データを共有。

外出自粛解除時に、認知機能が維持できている会員は、通常の業務へ。認知機能に変化がある会員はSJCへ訪問し、職員と面談後、状況によって軽作業等に従事。

外出自粛解除時に、認知機能が維持できている会員は、通常の業務へ。認知機能に変化がある会員はSJCへ訪問し、職員と面談後、状況によって軽作業等に従事。

 

●「ONSEI」の無償提供期間
 日本政府による終息宣言などに基づいて、弊社が事態が収拾したと判断する時期までとします。
   無料提供期間の終了については、対象ONSEI・IDの登録E-mailアドレスへご連絡いたします。

●「ONSEI」の無償提供対象者
 全国のSJC及びSJCに登録するスマートフォンをお持ちの会員

●「ONSEI」無償提供の申請方法
  下記URLより必要事項をご記入の上、お問合せください。担当者より折り返しご連絡いたします。

  https://nippontect.co.jp/inquiry-silver/

 

「ONSEI」無償提供の申請方法

 

【ONSEIによるSJCでの「認知機能みまもり」について】
 SJCは、保有する技術・能力を有効活用し、希望する高齢者の雇用促進、働き場所の提供、社会参加を目的として、全国に設立され、70万人の高齢者が登録、各地で成果を上げており、人生100年時代に向けて、更なる期待をされています。
 会員が就労地に向かう途中、高所作業などには事故が伴うことは否定できません。高齢化により認知機能はおのずと低下しますが、認知機能の低下により、転倒、転落率が上昇することは既に周知されているものです。センターが、又、自らが、普段からの「認知機能のみまもり」を行うにより、転倒、転落等の事故、怪我などを未然に削減することを期待することができます。
 認知機能みまもりAI「ONSEI」は、約20秒で、声により認知機能の状態をチェックすることができる、手軽に実施できるアプリです。月一回の会員が就業報告に来所する際に、SJCに配置したタブレット端末等に搭載した「ONSEI」を実施し、認知機能の状態チェックを行うことができます。仮に「認知機能に変化があります」と判定された場合には、高所作業から、低所作業や事務作業に作業内容を変更したり、生活状態のアドバイスを行うなどをします。
 認知機能は、「イコール認知症」とされるものではなく、飲酒、睡眠不足、過労などによっても低下することも考えられますので、広い意味でのアドバイスに役立てることができます。さらに今後、何か月にも渡って認知機能の低下が表示される場合には、認知症的な認知機能の低下を疑い、専門医への受診勧奨を促す機会につながります。既に、三鷹市SJC他、都内複数のSJCでは試験的な採用を行っており、来年度から定期報告時の来所時の実施を導入します。また横浜市SJCでも市民向けイベントで「ONSEI」を実施しています。

 

認知機能みまもりAI「ONSEI」について認知機能みまもりAI「ONSEI」について2

 

日本テクトシステムズ株式会社
 日本テクトシステムズ株式会は、「テクノロジーで認知症医療を支える」をメッセージとしてに掲げ、認知機能領域の医療・ヘルスケアにおけるソフトウェア、アプリの開発、運営をしています。医療機器プログラム「BrainView(ブレビュー)」の他、声による認知機能チェックアプリ「ONSEI」を始めとして、ヘルスケア領域に於ける認知機能のチェックにも積極的に取り組んでいます。

○社名
 日本テクトシステムズ株式会社
○本社 東京都港区芝大門1丁目
     10番18号 PMO芝大門8F
○代表 増岡厳
○設立 2015年4月
○資本金 1億8400万円
○ホームページ 
 https://systems.nippontect.co.jp/

<問い合わせ先>
日本テクトシステムズ株式会社
医療ICT事業部 
 河田(kawada@nippontect.co,jp)
TEL:03-6452-9893(代)

 

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