北川本家/業界初“とろみ付きの日本酒”を2月6日(木)より発売
2020/2/10
加齢や病気で「飲みこむ」ことに障害があってもお酒を楽しめる
業界初“とろみ付きの日本酒”を2月6日(木)より発売
株式会社北川本家(所在地:京都府京都市)は、加齢や病気で嚥下(えんげ)機能に障害があっても日本酒を楽しめる業界初の商品「斗瀞酒(ととろさけ) 雅香(みやこ)」を2月6日(木)から全国発売します。
本商品は「これまでと変わらず、お酒を美味しく楽しみたい」という願いをかなえるための『とろみ付きの日本酒』で、京都発の介護食及びその関連商品・サービスの新ブランド「京介食」の一環として開発されました。
■全国初、いつまでもお酒を楽しんでいただくための「バリアフリー酒」
「ものを飲み込む力が弱くなった人も、変わらずに日本酒を楽しんでほしい」
「斗瀞酒(ととろさけ) 雅香(みやこ)」は、京都らしい介護食を発信する「京介食推進協議会」の商品として、障害のある方や高齢の方はもちろん、健常者でも楽しめる全国初の「バリアフリー酒」です。
京都・伏見で360年以上続く北川本家が開発しました。
■企画から開発に4年を費やした「とろみ」が特徴
日本酒の業界では、酒税法の関係もあり、これまで米・米こうじ以外の原材料を使うことはあまり良いこととはされていませんでした。
今回、嚥下(えんげ)機能に障害のある方でも楽しめるように、純米大吟醸の日本酒に天然由来の増粘剤「アルギン酸ナトリウム」を加え、お酒の風味を損なうことなく飲み込みやすい「とろみ」を実現しました。とろみ濃度は、日本摂食嚥下リハビリテーション学会が発表している学会分類2013の「薄いとろみ」を基準としています。
しかし、これまでどの酒蔵も行ったことがない全国初の取り組みのため、調整は難航。とろみを均一につけるために各業界からのアドバイスを受け、微妙な成分のバランス調整などに4年の歳月をかけて「斗瀞酒 雅香」は生まれました。
■京都・伏見で360年以上続く酒蔵として
「富翁」北川本家は京都・伏見で360年以上、お酒を楽しむ方に向けて商品をお届けしてまいりました。千年の都で商いを続ける会社として、できるだけ長く、無理のない範囲でお酒を楽しんでいただきたいというのが、私たちの願いです。
近年、高齢化に伴い健康寿命、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の重要性が高まっています。その中で酒蔵としてできることはないだろうか…。
「斗瀞酒 雅香」を通じて、そんな伏見の酒蔵としての想いをお伝えしていきたいと考えています。
■こんな方に喜ばれています
- ふだんお酒は楽しめないけれど、記念日やハレの日に家族や友人と楽しみたい
- 嚥下(えんげ)機能に障害があり、ふつうのお酒を飲めない
- その人らしい生活を送ってもらいたい介護施設や高齢者向け住宅
これまでの日本酒とは異なる、QOLをより高めるための「斗瀞酒(ととろさけ) 雅香(みやこ)」。
この取組が全国の皆様に伝わることを願っています。
注)日本酒を元にしておりますが、酒税法上リキュール表示となっております。
■「斗瀞酒(ととろさけ) 雅香(みやこ)」
品目 :リキュール
原材料名 :米(国産)、米こうじ(国産米)/増粘剤(アルギン酸 Na)
アルコール度数:14度
内容量 :180ml
参考小売価格 :594円(税込)
・オンラインショップ
http://www.shop-tomio.com/shopdetail/000000000359/
・商品紹介ページ
http://www.tomio-sake.co.jp/syouhin/liqueur/10.html