アルム/地域包括ケアシステム推進ソリューション「Team」が「ID-Link」と連携
~医療・介護双方向の情報連携を可能にする~
今後アルムは、「ID-Link」と「Team」のシステム連携をベースに、地域医療連携ソリューションを病院・介護事業者・学校などの公共・法人顧客へ提供していく予定です。
「高齢化が加速し、慢性的に医療資源が不足している新潟県魚沼医療圏では、医療資源の効率的な配分のため、病院と診療所間の『医療の連携』を進めてきていたものの、『医療と介護の連携』に関しては十分ではない状況にありました。そこで、「地域全体がひとつの病院・介護施設」と見立て、日常生活から急性期医療まで切れ目のない連携を可能にする地域包括ケアシステムの構築を目指すことになりました。これを実現する中心的な役割が今回連携した『ID-Link』と『Team』の両システムで、3市2町の広域範囲に散在する11病院を中心として、150を超える診療所・薬局・介護施設・行政機関・消防本部・検査会社に導入しました。医療から介護、介護から医療へのスムーズな連携体制は、今後、魚沼医療圏における住民の暮らしを支える大きな力になるものと確信しています。他の地域でも同システム連携が採用されてきていると聞いており、この連携に大いに期待しています。」
今後アルムは、「Team」などの各種ソフトウェアならびにサービスを提供し、我が国の推進するクラウド型EHR高度化 (※3) に対応することで、魚沼地域をはじめ、各地域の医療情報の連携による医療の質の向上を支え、その地域医療課題の解決に貢献していきます。
※1 IHEとは:Integrating the Healthcare Enterprise の略で医療情報システムの相互接続性を推進する国際的なプロジェクトです。
※2 ITインフラストラクチャー(ITI)とは:施設間での医療情報連携(HIE: Health Information Exchange)基盤や治験データ収集などのためのフォームデータの検索の仕組みなどです。ITIの統合プロファイルを示します。
※3 クラウド型EHR高度化とは:医療機関や介護施設に存在するデータは、個別の施設内や施設間で利用するために集められているものが多く、他の施設での共有・活用を可能にするためにはネットワーク化及びデータの標準化の取組が不可欠であり、このため、標準準拠かつ双方向のデータ連携を実現するとともに、相互接続の在り方(セキュリティ確保方策や、データ共有のための運用ルールなど)を定めた仕組みです。
地域包括ケアシステム推進ソリューション「Team」
医療・介護サービスをシームレスに繋ぎ、地域包括ケアシステムの推進をサポートするソリューションです。看護事業所向けアプリ「Kango」や介護事業所向けアプリ「Kaigo」で記録された業務内容などを「Team」にて多職種間で情報共有・連携が可能になります。
https://www.allm.net/team/
地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」
ID-Linkサービス利用約款に基づき日本電気株式会社と契約、株式会社エスイーシーが提供する全国統一のクラウドサービスです。地域の参加医療施設間をインターネット回線で接続し、それぞれの施設が保有している診療情報の相互参照を可能とし、緊密な医療連携を実現します。
https://www.mykarte.org/idlink/
株式会社アルムについて
株式会社アルムは、「すべての医療を支える会社(All Medical)」として、「Shaping Healthcare」をコーポレートメッセージに掲げ、医療・福祉分野におけるモバイルICTソリューションの提供をしています。また、医療関係者間コミュニケーションアプリJoinを始めとした医療ICT事業では、グローバル展開に積極的に取り組み、日本発の医療ICT企業として17カ国へのソリューション提供を行っています。
詳しくは、https://www.allm.net/ をご覧ください。
※Teamは、株式会社アルムの商標または登録商標です。