ガネット/介護の実態に関する意識調査
<介護経験者600名に聞いた介護の実態に関する意識調査>
介護経験者の5人に1人以上が「多重介護」を経験!
「身体的、精神的な負担を感じる」介護経験者の8割以上が回答
9割強が外部の介護サポート「利用すべき」と回答
介護サービス・人材のニーズは上昇!?介護に備えた貯蓄額 最多は「2,000万以上」
調査結果サマリー
①介護問題用語の認知度調査。老老介護の認知度は9割以上
介護経験者の5人に1人以上が「多重介護」を経験していることが判明
◆介護問題用語の認知度:1位「老老介護」、2位「多重介護」、3位「8050問題」
◆2人以上の介護経験者:5人に1人以上(22.7%)
②介護経験者の約8割が身体的、精神的に負担を感じていることが明らかに
介護への不安TOP3 1位は介護者自身の健康面。
◆「非常に負担を感じる(30.2%)」「負担を感じる(50.5%)」
「あまり負担を感じない(17.4%)」「全く負担を感じない(1.9%)」
◆1位「自分の健康状態が悪化するかもしれない不安(49.2%)」
2位「介護と仕事の両立ができるのか不安(45.5%)」、3位「資金等の準備ができるのか不安(44.3%)」
③介護者の9割以上が外部の介護サポート、サービスを利用したいと回答。
介護に備えての貯蓄額、2000万円以上が3割
◆「積極的に利用すべき(54.7%)」、「必要であれば利用すべき(42.5%)」
◆「あまり利用すべきではない(1.6%)」、「利用するべきではない(0.6%)」
◆貯蓄額:1位「2000万円以上」、2位「1000万円以上」、3位「500万円以上」
④資金面をサポートする制度については認知度が低い傾向。
施設利用には積極的ではない方が多い結果に
◆介護サービス認知度:「デイサービス(96.4%)」「老人ホーム/訪問介護(94.0%)」
「費用負担緩和の助成金(39.6%)」「介護休業給付金(28.7%)」
◆利用したことのあるサービス:「デイサービス(58.1%)」「ショートステイ(32.3%)」
「訪問介護(32.0%)」「助成金(9.7%)」「介護休業給付金(2.4%)」
◆利用していない理由:1位「内容をよく知らない(28.2%)」、2位「お金がかかる(22.7%)」
3位「サービスの存在を知るのが遅かった(14.5%)」
※本リリースに含まれる調査結果をご掲載頂く際は、必ず「株式会社 ガネット調べ」と明記ください。
【調査概要】
介護に関するアンケート調査
・調査方法 :インターネットアンケート
・調査実施機関 :アンとケイト
・調査実施期間 :2019年10月1日~10月11日
・対象地域 :全国
・対象者 :40代~70代以上の男女(616人)
介護問題用語の認知度調査 老老介護の認知度は9割以上
介護経験者の5人に1人が「多重介護」を経験している実態が判明
株式会社ガネットでは、今回、40代から70代以上の介護経験者616名にインターネットによる「介護に関するアンケート調査」を2019年10月に実施し、介護経験者が感じている不安や、介護問題の認知度についての実態を明らかにしました。
Q.以下のワードについて、どのくらい知っていますか。それぞれお答えください。
(SA/ 616名)
(SA/ 616名)
次に、同時に何人の介護をしていたのかを調査。「1人」と回答した人が8割近く(77.3%)と最も多いものの、全体の2割以上(22.7%)、およそ5人に1人がが2人以上を同時に介護していたことが明らかになりました。
介護経験者の約8割が身体的、精神的に負担を感じていることが明らかに。
介護への不安TOP3 1位は介護者自身の健康面。
Q.介護をしている中で、身体的・精神的にどのくらい負担を感じましたか。
(SA/ 616名)
(SA/ 616名)
(FA/ 340名)
さらに、介護の際に感じる不安について調査したところ、介護者自身の健康状態への不安が1位となり、心身への負担が現れた結果となりました。
次に多い回答が「介護と仕事の両立ができるか不安」、3位に「資金などの準備ができるかが不安」と、生活面、資金面の不安を感じている介護者が多いことが明らかになりました。
また、自身の介護状況を「〇〇介護」と表現するなら?という質問には、「孤立介護」「孤独介護」といった、介護者の孤独感、閉塞感を表したものや、「ストレス介護」「疲労介護」「疲弊介護」といった介護者がひどく疲弊していることを表した回答が多く見受けられました。
介護者の約97%が外部の介護サポート、サービスを利用したいと回答。
介護に備えての貯蓄額、2000万円以上がなんと3割!
Q.ご家族の介護にあたり、外部のサポートやサービス(在宅介護、訪問介護、老人ホームなど)を
利用してもよいと思いますか。
(SA/ 616名)
(SA/ 369名)
心身ともに負担を感じている介護者の方が外部のサポートを利用しやすい風潮が形成されていることがわかる結果となりました。
また、介護に備えた貯蓄について調査した結果、約6割が「自分の老後に向けて貯蓄をしている」と回答。さらに、そのうち約3割が将来のために「2000万円以上」の貯蓄をしている、または、していたことが判明いたしました。多くの介護経験者が介護の不安として資金面の不安を挙げていたことから、自身の将来に向けて貯蓄をしている人が多い傾向にあるといえそうです。
資金面をサポートする制度については認知度が低い傾向。
施設利用には積極的ではない方が多い結果に
Q.介護サービスで知っているものを全て選んでください。
Q.実際に利用したことがある、利用する予定があるものを全て選んでください。
(MA/ 616名)
介護経験者の実態として、介護サービスの利用率はまだまだ低いものの、外部の介護サービスの利用については利用すべきとの声が多く、今後ますます介護サービスならびに介護人材のニーズは高まっていくことが予想されます。
介護資格学校「日本総合福祉アカデミー」
◆株式会社ガネット『日本総合福祉アカデミー』について
株式会社ガネットは介護・医療にまつわる多数の講座を受講できる、介護資格取得学校「日本総合福祉アカデミー」を運営している企業です。関東・東海・関西を中心に、介護施設内・病院内にサテライト校(分校) を設置する業界初のビジネスモデルを展開しております。分校は全国で104箇所にて開校。昨年は合計715名の修了者を輩出しております。
◆『日本総合福祉アカデミー』の実務者研修とは
ガネットが保有する分校カリキュラム「実務者研修」は、基本的な介護が提供できる能力を習得することを目標としています。介護職員が通常の実務では習得しにくい体系的な医学知識、制度の知識、介護過程の展開、認知症などについて習得することが可能です。介護施設職員の資格取得をバックアップする事で教育環境を整備するとともに、介護業界全体として課題とされる採用難の解消や離職防止に努めてまいります。さらに、独自のWEBサイト「分校Webサイト(URL:https://nsf-ac.jp/)」を通じて受講生の募集活動を実施し、介護施設職員の新たなキャリアステップとして講師登録や登壇などを実施いたします。開校後は、通信教育を実施。 3カ月を目安に科目を習得していきます。その後、介護課程演習と喀痰吸引などを学ぶ吸引医療的ケア演習を分校施設内で実演いたします。
介護職員が自身のキャリアアップを図る上で介護福祉士国家資格の取得は必須条件です。地域によっては資格学校への通学に時間やコストがかかり仕事と学習時間の両立が困難となるケースも多いです。介護施設内で実務者研修を開講する事で効率よく通学ができ、受講生の学習意欲も高く維持ができる事から、仕事に対するモチベーションアップにつながり、普段の仕事においても意識が変化したという声も多くいただきます。知識や技術の習得だけではなく、介護職員としての精神面での成長も促していきます。
【ガネット 会社概要】
会社名 :株式会社ガネット
代表者 :代表取締役社長 藤田達也
設 立 :2008年2月4日
資本金 :2,000万円
事業内容:介護事業―新制度対応による人材育成及び戦略的組織化、日本総合福祉アカデミーの運営
人材事業―人材採用コンサルティング、人材育成プロデュース
所在地 :〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル1号館7F
URL : http://gannet.co.jp/