ネスレ日本/フィリップス・ジャパンとヘルスケア領域で業務提携を開始
ネスレ日本とフィリップス・ジャパン ヘルスケア領域で業務提携を開始
ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー(本社: 兵庫県神戸市、カンパニープレジデント: 中島 昭広、以下「ネスレ ヘルスサイエンス」)と株式会社フィリップス・ジャパン(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 堤 浩幸、以下「フィリップス」)は、ヘルスケア領域における業務提携を開始いたします。
この提携に基づき、両社は、世界で最も高齢化が進む日本において、医療費の増加や独居高齢者の増加をはじめとする様々な医療・介護の課題の解決に向けて共同で取り組み、医療機関や高齢者施設などの地域医療における新たなサービスの開発や実証実験を順次開始していきます。
<業務提携内容>
– フィリップスが展開を進める医療機関と在宅における健康情報の一元化(コネクティッドケア※)の取り組みに、ネスレ ヘルスサイエンスが保有する「食と栄養のグローバルな知見」を加えることで、新たな価値を提供するサービスを展開します。
※コネクティッドケア: 医師、看護師、患者、病院、専門家、保険会社、政府といった医療制度のあらゆる部分で情報共有を可能にする技術のこと。
– フィリップスの「呼吸器関連事業」や「睡眠関連事業」において、「栄養」に関する啓発活動を行います。 第一弾として、「在宅酸素療法」を行っている呼吸器疾患「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の方に対して、 医療従事者 (医師、管理栄養士等) の協力のもと、フィリップスの営業部員がネスレ ヘルスサイエンスの栄養補助食品の案内を、2019年5月13日(月)より順次開始します。
<呼吸器疾患「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」 と栄養>
COPD (慢性閉塞性肺疾患) は、長期間にわたる喫煙習慣などで生じる炎症性呼吸器疾患です。現在の国内患者数は25万人超に上るほか、国内における潜在患者数も500万人以上と推定されており、年々進む高齢化に伴い、患者数、死亡者数のさらなる増加が懸念されています。COPDは重症化すると、肺機能の低下で呼吸時のエネルギー消費量が多くなるため体重が減少しがちですが、一般の方より多くのエネルギー摂取が必要な一方、食事の際の息苦しさなどで、十分な栄養を確保できていない現状があります。
以上
【参考資料】
<ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー の概要>
【名称】ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー
【事業内容】栄養補助食品の製造・販売
【設立年月】1933年6月 (※ネスレ日本株式会社として) ネスレ ヘルスサイエンス カンパニーは、ネスレニュートリション株式会社 (前身) として活動開始後、2011年から現体制
【所在地】東京都品川区東品川2-2-20 (東京コマーシャルオフィス)
【代表者】カンパニープレジデント 中島 昭広
ネスレ ヘルスサイエンスは、特に医療機関において特別な栄養ケアが必要な方への集中的な栄養管理や、介護現場での高齢者向けの栄養管理のための栄養補助食品を展開し、約10,000軒の医療機関や高齢者施設での展開実績があります。新たな健康管理法の推進を目指し、お客様や医療従事者に対して、「栄養の力」を上手に引き出して総合的に健康をサポートする「栄養療法」を提案しています。医療・介護現場で培った知見や開発力を一般消費者向け商品にも活かすことで、高齢化が進む社会へのソリューションを提供できると考えています。 (https://www.nestlehealthscience.jp)
<株式会社フィリップス・ジャパンの概要>
【名称】株式会社フィリップス・ジャパン
【事業内容】医療用機器、育児用品及び健康器具並びにその部品、消耗品及び付属品の開発及び製造、輸入、輸出、販売、リース及びレンタル並びに据付、修理及び保守等の技術サービスの提供
ヘルスケア分野におけるITを活用したシステム、ソフトウェア、ソリューション、在宅ヘルスケアサービス等の企画、開発、構築、運用、保守、販売及び輸出入
【設立年月】1987年9月9日
【所在地】東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル
【代表者】代表取締役社長 堤 浩幸
1891年オランダで創業し、ビジネスモデル変革と長い歴史の中で培った技術と知見を生かしながら、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」においてイノベーションを実現してきたヘルスケア・カンパニーです。フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2019年4月1日よりフィリップス・レスピロニクス合同会社と統合し、ヘルステックカンパニーとして、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいます。今後、「病院」というプロフェッショナルな分野におけるフィリップスの先進医療機器と、パーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がり、デジタルプラットフォーム上でビッグデータが解析されることで、総合的な医療、リアルタイム分析、付加価値サービスが可能になります。これにより、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供し、医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指しています。(https://www.philips.co.jp)