ポラリス/介護保険の枠を超えた世界初の取り組み
自立支援介護のポラリス、豪華客船でサービスを提供
全国で自立支援特化型の通所介護施設(以下、デイサービス)を運営する株式会社ポラリス(代表取締役:森剛士/本社所在地:兵庫県宝塚市)は、国際交流と理解を目的とした世界一周の船旅などを企画・運営する株式会社ジャパングレイス(代表取締役社長:要和弘/本社所在地:東京都新宿区)と共同事業として、豪華客船内にて自立支援を促すプログラムを行います。
2020年4月8日の第一期乗船者の募集を1月14日に開始いたします。
■乗るときは車いす、降りるときは自分の足で
高齢になっても夢をあきらめない。
歩けなくなったり、自立生活に不安を感じると、外出や旅行など新たな挑戦には尻込みをしがちではないでしょうか。でももう一度歩けるようになったら? それも世界一周の旅をしながら実現できたら夢が広がると思いませんか?
ポラリスは従来の“お世話型”ではなく、“自立を支援する介護”をおこなっています。「歩けない」「一人で生活できない」といった問題を解決し、高齢になってもやりたいこと、ありたい姿をもって生き生きと生活していただくことを支援しています。 今回はそのサービスを船の上で提供する事にいたしました。3ヶ月のクルーズ中に、個人別プログラムを設定し、午前と午後の2回、自立支援介護サービスを提供いたします。
※寄港時は基本的に休みとし、観光をお楽しみいただけます。
※勤務時間以外のトイレ介助、入浴介助、食事介助はボランティアが行います。
豪華客船で世界一周の旅を楽しみ、歩いてタラップを降りる姿を想像してみてください。一度は世界一周旅行をしてみたかった、もう一度旅行がしたい、という方に自分らしい生活を取り戻すきっかけを提供いたします。
【改善保証制度】
自立支援介護のパイオニアとしての経験を活かし、改善保証制度を設けています。
国際基準である「TUG」にて歩行改善状況を測定し、改善されていなければ自立支援介護サービス料金 (298 万円) を全額返金させていただきます。 ただし旅費など、 本サービス以外の費用は返金されません。
■未来の介護をコレクティブインパクトで実現する
立場の異なる組織がお互いの強みを活かして課題解決にあたるアプローチが世界的にも注目を浴びています。世界で類を見ない高齢社会を迎える我が国においても重要なアプローチといえます。今回は、Panasonic社とAIを用いたケアプラン作成、株式会社ユーグレナとは高齢者の栄養補助食品の分野で新しい取り組み実践します。
具体的には弊社とPanasonic社と研究開発を進めている自立支援アプリを船上で用います。運動やアセスメントの記録だけではなく、排せつ・睡眠・活動のデータをセンサーを用いて計測し、 AI(人工知能)がよりよいケアプランを作成します。またアプリを用いてご本人へのフィードバックを行い、サービスを受けている以外の時間も「もう少し水分を取ってください」「もう少し歩きましょう」といった自立を促すような助言も行います。
自立支援介護には、適切な水分摂取が重要な要素となっています。そこに着目し、人と地球を健康にすることを経営理念に掲げる株式会社ユーグレナと高齢者の自立を促進する飲料の開発を行う予定です。
3ヶ月の船上での生活でいかに元気になっていただくかを実証する、企業チャレンジの場でもあります。ここから未来の介護の姿が生まれることをめざします。
■本業で社会課題を解決し、持続可能な社会の実現へ貢献する
自立支援介護のパイオニアとしての経験を活かし、乗船されるご利用者様を元気にすることはもちろん、ここから得られた収益の一部を、国内外で歩行が困難な方々への支援に活用いたします。
船上で得られた知見を国内の地方自治体へ提供することにより日本中の高齢者に元気になっていただく取り組みに活かします。これは、社会保障費削減につながり、持続可能な社会の実現へ貢献することができます。
将来的には海外のお客様にもサービスを提供する予定で、介護保険制度がない国の方へも自立支援介護を提供し、いずれ各国の社会保障制度構築へのお手伝いも行いたいと考えます。