2015.5.28 シニア世代が好む車とは・・・

さてさて、近年、高齢者の自動車事故が増加し、ニュースでもよく取り上げられています。

ある調査データによると、「ほぼ毎日運転している」60代は全体の約55%、70代は約40%、80代以上に至っては約25%と、まだまだ現役の方がかなり多いようです。
 
さらに、60代の約67%は「ハイブリット自動車を購入したい」と回答しており、70代は約60%、80代は約28%と、購買意欲も高い傾向にあります。
シニアに人気のあるコンパクトカーは、「ヴィッツ」、「フィット」、「デミオ」。 フロアシフトで操作がしやすく、サイドブレーキが横にある、昔ながらのスタイルと手軽さが人気の理由の一つのようです。
 
 
軽自動車では、「Nボックス」、「ムーヴ」、「ワゴンR」が人気車種で、軽自動車にも関わらず車内が広く、窮屈さを感じさせない点が、シニア世代にも支持されているようです。
 
年齢を重ねるにつれ、確実に身体能力は衰えてしまいますが、自動ブレーキシステムなど様々なサポートシステムが開発されているため、年を取っても安全な運転が実現できる日が訪れるのも、そう遠くないかもしれませんね!

 以前、交通機関の「シニア割引」の対象年齢から、各企業の「シニア」の定義ついてご紹介しましたが、今回は、アミューズメント施設の割引対象年齢をご紹介します。

 

 

通常の”1デーパークチケット”の大人料金6,900円に対して、 「シニアパスポート」は6,200円と700円の割引がされています。

 

色々な記事を見てみると、オリエンタルランドは、2008年頃から3世代に向けたコミュニケーションを本格的に考え始めたそうです。少子高齢化の影響でファミリー層の母数は確実に減少していくため、増やす余地のあるのは「ニューエイジング層」であり、団塊の世代が65歳を迎えた今、定年退職して金銭的に余裕のある方も多い。特にかわいい孫への出費なら喜んで…という傾向も強いため、3世代による来園に着目したそうです。

 

 

60歳以上の方は入場料一律1,100円のシニア割引、「夫婦50割引」というどちらかが50歳以上の夫婦であれば、2人で2,200円という2つの割引サービスがあります。

子供が独り立ちして、時間に余裕のあるシニアの取り込みを狙っています。若い頃、二人で映画館デートをされていたシニアが、歳を重ねてまた同じように映画館デートなんて、ロマンチックですね!

 

 

「朝トク! 毎朝健康 シニアパック」という平日の8時~10時の受け付けでボウリング2ゲーム500円になるというお得なパックがあるようです。 少子化や増税の影響で苦戦するラウンドワンでは、シニア客の獲得のために、ほぼ全店の開店時間を午前10時から8時に早めたそうです。 ボウリングの競技年齢は非常に幅広いですが、特にシニア層が多く、手軽なスポーツとして人気のようですね。

 

このように50歳以上のところもあれば、65歳以上のところもあり様々ですね。

 

次回以降で、他の業種企業の「シニア」定義についてご紹介させていただきます!

 みなさん、「介護食」をご存じでしょうか?

「介護食」とは高齢になり噛むことや飲み込むことが困難になった方向けに食べやすく、飲み込みやすく加工された食品のことを言います。

(実は明確な定義がないという課題もあるのですが、それは別の機会に。)

 

一昔前はドラッグストアではほとんどこのカテゴリの商品を見ることはありませんでした。

それがここ数年、柔らかく飲み込みやすく加工された「やわらか食」や飲み込みを助ける「とろみ剤」など多くの商品が店頭に並んでいます。

恐らく、扱っていない店舗を探すほうが難しいのではないでしょうか。

この背景には高齢者人口の増加に加え、受け入れられる施設や病院の数の不足、在宅介護を行う家族が増えてきたことで一般市場が拡大していることが挙げられます。

在宅介護を行う中で施設や病院と同じような食環境を手軽に行いたい、そんなニーズの高まりがそこにはあるのです。

それに伴い数多くの食品メーカーがこの市場に日々参入してきています。

商品パッケージも昔は味気ないものばかりでしたが最近では思わず「美味しそう」と感じるほど一般食品と遜色ない商品が目立ちます。

私もいくつかの商品を試食する機会がありましたが最近は煮込んだり刻んだりするだけでなく

酵素の力で見た目そのままで料理を柔らかくするといった商品まで出てきて、味もとても美味しくなっています。

現在の市場規模は出荷ベースで1000億円程度と想定されていますが、要介護者数数から介護食のニーズを換算すると2兆5000億円になるとも言われています。

これからますます多くの企業が参入しイノベーションが起きていくのではないでしょうか。

誰しもが行く道。

私たち現役世代が介護食のお世話になるときにはどのような環境が待っているのか、少し楽しみでもあります。

さてさて、今回はシニアの第二の人生に注目してみたいと思います。

 

これまでは60歳で定年退職を迎える方が多く・・・

「会社を定年退職したらずっと家にいられる!」 
「今まで忙しくてできなかった趣味や夫婦の時間を満喫しよう!」

と、この時を今か今か!!と待ち望む方もいらっしゃいました。
かたや、最近は高齢化と共に元気な方も増え・・・

「こんなに元気なのに、引退なんて!」
「昨日までバリバリ働いていたのに、有り余る体力と時間を注ぎ込むものがない!どうしたらいいんだ!」

と、それまでの人生を仕事に捧げていたばっかりに、困惑される方もいらっしゃいます。

後者の方の中でも、定年後も同じ企業や職場で働きたいという方は、再雇用制度を利用するのもひとつの方法ですよね。平成25年4月の「改正高齢者雇用安定法」によって、希望する従業員の65歳までの継続雇用が企業に義務づけられました。

しかし、最近は違う選択肢が増えている、というあるニュースの記事を見つけました。それによると第二の人生として「起業」の道を選ぶシニアが増えているそうです。

中小企業白書(2014年版)のデータでは、約20年前に14.2%だった60歳以上の起業家の割合が2012年には32.4%に増加しています。30代の起業家の割合は23.6%なので、それを大きく上回っています。これは驚きですね!

「これまでの経験や人脈を活かし、会社員で叶わなかったビジネスに再チャレンジしよう!」
「今までと同じくらい、いやもっと稼ごう!」

ということだけでなく・・・

「社会に貢献しよう!」
「恩返ししよう!」

というモチベーションを持つシニアが多いようです。実際に年齢が高くなるにつれ、社会貢献やボランティアの意識も高まるというデータも出ています。

確かに、引退して家でぼーっと毎日を過ごすよりずっと良いですね!皆さんの周りのシニアは定年後どう過ごされていますか?

前回、世間一般的にはWHOが定義した65歳以上の人の事を指すようですが、法律・法令・制度を調べてみると、「高齢者」、「高齢」という言葉の定義は様々で、明確な定義はないことが分かりました。

結果、参入するマーケットによって、年齢やライフスタイル・・・等々、企業によりそのセグメントは違うということでしたね。

そこで、今回は年齢で「シニア」を定義している企業の事例をご紹介します。

 

最近「シニアライフ総研」を担当しているからか、よく「シニア割引」という言葉をよく耳にします。

この「シニア割引」ですが、どの企業も「年齢」で区切っています。確かに、年齢以外に何かを証明できる数値的なものが少ないからなのでしょうか・・・

各企業は何歳からを割引対象の「シニア」と定義しているのでしょうか。

今回は交通機関の割引対象年齢を調べてみました。

 

 

発行時に交付費用を払えば、指定されたバスや交通機関を自由に乗り降りできるというもの。 「シルバー」という言葉になっていますが、ホームページには「東京都の高齢者の社会参加を助長し、高齢者の福祉の向上を図るため」とあります。 年を重ね身体が思うように行かなくなると家にこもりがちですので、交通弱者とされる高齢者をそれを少しでも外に!という取り組みですね。

 

「大人の休日倶楽部ジパングカード」というカードで年会費が必要ですが、会員になると全国のJR運賃が最大3割引き、JRホテルグループの宿泊料金が割引になります。

男女の年齢が異なっていますが、これは年齢差のご夫婦に配慮されたからなのでしょうか・・・

また「大人用の休日倶楽部ミドルカード」というのもあり、50歳以上が対象となっています。 メインキャラクターは吉永小百合さんです。

 

 

 

「シニア空割」という割引で、ANAマイレージクラブ会員で65歳以上の場合、お得な運賃で搭乗できるというものです。

キャッチコピーは「65歳を過ぎたら、日本はまるごと あなたのものだ。」

※日本航空(JAL)も同じように「当日シルバー割引」というサービスを行っています。

 

次回は・・・アミューズメント・娯楽施設の「シニア割引」の年齢についての事例をご紹介いたします!

さて、今回は・・・「高齢者の定義」についてです。

「シニアライフ総研」というサイト名称にも「シニア」という言葉を使っていますが、 その他にも「高齢者」、「老人」、「お年寄り」、「シルバー」等々様々な呼び方があります。 中でも今回は「高齢者」という言葉の定義について調べてみました。 まず、法律・法令・制度ではどう定義されているのでしょうか・・・

  • 公的年金の受給開始年齢・・・60歳 ※平成25年~37年度にかけて65歳へ引き上げられます。
  • 老人福祉保健法(第10条の3)・・・65歳
  • 所得税法(「老人扶養親族」)・・・70歳
  • 国民生活基礎調査における「高齢世帯」・・・65歳
  • 道路交通法・・・70歳

個別の法律の中で「高齢者」、「高齢」という言葉が使われていますが、その定義は様々なようですね・・・。

更に、高齢者医療制度では、「高齢者」の中でも65歳から74歳までを前期高齢者、

75歳以上を後期高齢者と定義されており、制度も異なります・・・。

つまり、明確な定義はない、ということです。

ただ、世間一般には高齢者とは、65歳以上の人のことを指すことが多いような気がしますね。

それは、国連の世界保健機構(WHO)が65歳以上と定義しているからなのでは?と言われています。

中には年齢で区切るものではないとおっしゃる方もいらっしゃいます。

確かに、一般企業において、どのマーケットに参入するかによりますので、

年齢で区切られるものでもありません。

例えば、同じ80歳でも元気で自分で買い物をされる方もいらっしゃいますし、

寝たきりの方もいらっしゃいます。

 

次回は・・・年齢で「シニア」を定義している企業についてご紹介予定です!

 

お伺いしたのは東京都江戸川区にある「ロングライフ葛西」さん。駅からそう遠くない住宅街の一角に、極めて自然に溶け込むような洋館がそれでした。 居住者の皆さんが、緩やかな時の流れを楽しむかの如く生活され、花や草木に囲まれたリゾートホテルのような共有スペースが一層の心地良さを演出してくれていました。

 

 

 

近年、「サ高住」なども話題になっていますが、高齢者が健康状態も含めて、「自分らしく生活する」為の選択肢がどんどん増えているように思います。 ビジネスベースでは、高齢者を取り巻くさまざまな市場はその構成人口数の増加により拡大傾向にありますが、正しい競争、本質を問うサービスの向上によって『住みやすい・生活しやすい日本』の具現化が図られることを期待しますし、実際そうなってきていると実感します。 願わくば、これらのエッセンスがカスタマイズ可能なフォーマットとなって、日本だけではなく海外へ輸出できるモデルへと昇華し、超高齢社会・日本の新たな強みとなることを期待したいものです。

 

 

 

『歯につきにくいガム粒・いい息タイプ〈クリアミント〉』 『歯につきにくいガム粒・うるおいタイプ〈シトラスミックス〉』

非常に分かりやすいネーミングですね!「義歯の方でも安心してチューインガムが楽しめる」 そうですよ。

50~60代のアクティブシニアをターゲットにして、パッケージもシニア向けに考慮されており、 商品名を大きくし、尚且つ一目でフレーバーが識別できるようにデザインされています。

発売されたら早速食べてみます!!

こんにちは!!

「シニアライフ総研」を運営しております、
ルーツ・オブ・コミュニケーション株式会社の担当 藤野(ふじの)と申します。

「マーケターのつぶや記」では、日常で気づいた/見つけた高齢者向けの商品やサービスをご紹介して参ります。

是非チェックしてくださいね!!

担当:藤野

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