【シニアの『推し』に関する実態調査】「推し」がいるシニア女性は 35.2%。「一目惚れ推し」「異才惚れ推し」タイプが多く、1 年間で推しに使う平均金額は約 9 万円
2022/8/17
推しができたことで変化したことは「動画サイトを見るようになった」「新しい目標・夢ができた」
女性誌部数 No.1(※1)の雑誌「ハルメク」をグループで発行する株式会社ハルメクホールディングス(本社:東京都新宿区、 代表取締役社長:宮澤 孝夫)ハルメク 生きかた上手研究所は、 50~84 歳の女性 559 名を対象に「シニアの『推し』に関する実態調査」を WEB アンケートにて実施いたしました。 (※1)日本 ABC 協会発行社レポート 36.8 万部(2021 年 7 月~12 月) |
【調査サマリ】 ■シニア女性の「推し」の認知度は、 83.3%。 現在「推し」がいるシニア女性は 35.2%。 ⇒現在、 「推し」がいるのは全体(559 人)の 35.2%(197 人)、 いないのは 48.1%(269 人)、 合わせて 83.3%(466 人)が、 「推し」を認知している。 ■自分の「推し」タイプは、 「一目惚れ推し」と「異才惚れ推し」が多く、 この 2 つで全体の 6 割を占める。 「ロング推し」の人も多い。 ⇒現在「推し」がいる 197 人に、 自分の推しタイプをたずねたところ、 「一目惚れ推し」タイプが 29.4%(58 人)、 「異才惚れ推し」が 26.4%(52 人)で、 この両者で 55.8%を占めている。 ⇒3 位は、 「ロング推し」が 10.2%(20 人)、 4位はシニアならではの推しパターン「親目線推し」が 7.1%(14 人)が続く結果に。 ■推しにお金を使っているのは約 7 割で、 年間利用額平均は年間約 9 万円。 チケット、 遠征への利用金額が高い。 ⇒現在「推し」がいる 197 人中、 「推しにお金を使っている」のは 69.5%(137 人)。 1 年に使う金額の平均値は¥90,352。 ⇒その内訳を見ると、 「遠征費(宿泊、 交通費など)」に費やしている 30 人の平均値が¥87,167 で最も高い。 次に「コンサート、 ステージ、 試合、 などのチケット費」に費やしている 77 人の平均値が¥55,699、 「本・雑誌・関連書籍など」に費やしている 65 人の平均値が¥34,892 と続く。 ■推し活で悩んでいるのは「お金がかかる」ことと「チケット争奪戦」。 ⇒推し活動におけるお悩みは「お金がかかる」が 17.8%(35 人)、 「チケット争奪戦」が 15.7%(31 人)、 「『推す』ための時間の確保」が、 9.6%(19 人)と続く。 ■推し活での日常の変化は、 「動画サイトの閲覧」、 「新しい目標・夢ができた」、 「笑いが増えた」がトップ 3。 ⇒「動画サイトを見るようになった」「新しい目標・夢ができた」がそれぞれ 29.9%(59 人)で最多。 「笑いが増えた」も 28.9%(57 人)と多い。 推しができてよかった、 うれしかったことは“健康になった”、 ”仲間が増えた”などの声も。 【調査背景】 ハルメク 生きかた上手研究所は、 シニアのインサイトについて調査・分析を行っています。 今や一般的な言葉となった「推し」。 若年層の話はよく聞きますが、 果たしてシニア女性はどうでしょうか?推しがいるのか、 自分はどんなタイプの推しなのか、 お金はいくらくらい使っているのかなど、 その実態を探るべく、 本調査を実施しました。 ※調査結果のパーセンテージは、 小数点以下第 2 位を四捨五入しているため、 総数と内訳の合計が一致しないことがあります。 ※調査主体の株式会社ハルメクホールディングス ハルメク 生きかた上手研究所」所長への取材、 コメント提供も可能です。 【調査概要】 調査の方法:WEB アンケート 調査の対象:50~84 歳の全国の女性 有効回答数:559 名 調査実施日:2022 年 6 月 21 日(火)~6 月 24 日(金) 調査主体 :株式会社ハルメクホールディングス ハルメク 生きかた上手研究所 ※本リリース内容を掲載いただく際は、 出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」と明記をお願いいたします。 シニア女性の「推し」の認知度は、 83.3%。 現在「推し」がいるシニア女性は 35.2%。 ・現在、 「推し」がいる人は全体(559 人)の 35.2%(197 人)、 いない人は 48.1%(269 人)、 合わせて83.3%(466 人)が、 「推し」を認知している。 ・「推し」とは何かがわからない人は 16.6%(93 人)になり、 シニア女性の間でも「推し」の認知は進んでいるという結果に。 |
シニア女性の「推し」タイプは、 「一目惚れ推し」が 29.4%、 「異才惚れ推し」が 26.4%で、
この 2 タイプでおよそ 6 割を占めている。 「ロング推し」などのパターンも多い。
・この 2 タイプに続いて、 「ロング推し」が 10.2%(20 人)、 シニアならではの「親目線推し」が 7.1%(14 人)と続く結果に。
・他にも、 「末広がり推し」、 「憧れ推し」、 「崇拝推し」がある。 ※10 名未満のタイプは略
「推し」にお金を使っているのは 69.5%。
「一目惚れ推し」「異才惚れ推し」「ロング推し」タイプはお金を使っている人が多い一方で、
「親目線推し」タイプはお金を使っている人が少ない。
・推しがいる人 197 人中、 およそ 7 割となる 69.5%(137 人)が「推し」にお金を使っていると回答。
・「一目惚れ推し」は 77.6%、 「異才惚れ推し」は 73.1%、 「ロング推し」は 70.0%が「推し」にお金を使っているが、 「親目線推し」タイプは、 42.9%と少ない結果に。
「推し」にお金を使っている 137 人の年間利用額平均は¥90,352。
特に遠征費、 チケット費が高いが、 本などの紙メディアにもお金を使う傾向に。
・「推し」にお金をかけているシニア女性は、 年間およそ 9 万円を「推し」に使っている。
・特に、 遠征費、 チケット費が高い。 また、 本・雑誌、 関連書籍などの「紙メディア」へも、 年間¥34,892利用している。
推し活動における「悩みがない」のは 61.9%で、 半数は悩みがない。
悩みがある人の中では「お金がかかる」ことと「チケット争奪戦」が悩みの種。
・推し活動における悩みについては、 「お金がかかる」が 17.8%(35 人)、 「チケット争奪戦」が 15.7%(31 人)、 という具体的な悩みがトップ 2 に。 続いて 3 位が「『推す』ための時間の確保」が、 9.6%(19 人)という結果に。
推しができて変わったこと上位 3 つは、 「動画サイトを見るようになった」
「新しい目標・夢ができた」「笑いが増えた」で、 いずれもおよそ 3 割が回答している。
・推しができたことにより、 動画サイトを楽しむようになったシニアが多くいる結果に。 また、 目標、 夢、 笑いなど、 内面への影響も大きくあることが明らかに。
・「推し」ていてよかったと思うことや嬉しかったことは、 多岐に渡り、 美容や健康、 ほかの人との会話につながったなどの意見が見られた。
【専門家の見解】
ハルメク 生きかた上手研究所 所長 梅津 順江(うめづ ゆきえ)
2016 年 3 月から現職。 主に年間約 900 人のシニアを対象にインタビューや取材、 ワークショップを実施
■女性誌部数 No.1! 50 代からの生きかた・暮らしかた応援雑誌「ハルメク」
50 代からの女性が前向きに明るく生きるための価値ある情報をお届けしています。 健康、 料理、 おしゃれ、 お金、 著名人のインタビューなど、 幅広い情報が満載です。 また、 雑誌「ハルメク」の定期購読者には、 本誌とともに提供するカタログと、 オンラインでの通信販売を行っています。 販売している商材は、 ファッション・インナー・コスメ・美容・健康など多岐にわたり、 独自のシンクタンクである「ハルメク 生きかた上手研究所」を通じて利用者の声を徹底的に調査、 反映した商品開発で、 多くの女性から支持を得ています。
誌面情報
ハルメク 8 月号(7 月 10 日発売)は「スマホを簡単・安全・便利についこなす!」の特集です。 LINE での会話やネット通販、 オンライン予約など、 使う場面が増えたスマホの、 「あれ? これってどうするんだっけ」「これで大丈夫かな……」というハルメク世代の疑問や不安にお応えします。
■ハルメク 生きかた上手研究所のシニアリサーチデータは、 「ハルメク シニアマーケティング LAB」で掲載しています。
「ハルメク シニアマーケティング LAB」は、 ハルメク世代(シニア)を顧客とする企業にとって有益な情報をお届けしている情報サイトです。 ハルメクグループが提供する定期購読誌や通販等を通じて得たマーケティングデータや記事、 シンクタンク「ハルメク 生きかた上手研究所」の調査レポートなど豊富な情報が満載です。
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