SOMPOケア/認知症ケアのヒントが見つかる応援サイト『あんな こんな』をオープン!
2020/4/9
SOMPOケア株式会社(本社:東京都品川区/代表取締役社長 遠藤 健、以下、「当社」)は、認知症のある方を家庭で支えるご家族が持つお悩みや困りごと、疑問に対し、当社が持つ認知症ケアに対する独自手法に基づき社員が日ごろ考え実践している工夫、ヒントを公開することで、家庭での介護を応援するサイト「認知症ケアのヒントがみつかる『あんな こんな』by SOMPOケア」を2020年3月31日に開設しました。
URL https://www.sompocare.com/annakonna/index.html
1.背景・目的
日本における認知症高齢者は年々増加しており、多くの人にとって認知症は身近なものになりつつあります。SOMPOグループでは、“認知症に備える・なってもその人らしく生きられる社会を”というスローガンを掲げ、認知症ケアはもちろん、認知機能低下を予防するためのサービス開発、認知症理解の啓発活動など、グループを挙げて認知症に関する社会的課題解決に取り組んでいます。
グループにおいて介護事業を展開する当社は、長年にわたって認知症ケアに取り組んでおり、その経験から認知症のある方の日常生活で生じる行動面の困りごとや、強い不安など心理的な困りごと(BPSD)に対する当社独自のアプローチ手法「HECT(ヘクト)アプローチ」(※)を考案し、それに基づく認知症ケアを実践しています。
このたび開設したサイト『あんな こんな』は、これまで当社が培ってきた認知症ケアに関する知見・ノウハウを社会に還元し、BPSDが生じる理由への気づきや、認知症への向き合い方へのヒントとなることを目指しました。家庭で認知症のある方を介護する際に直面するあんな困りごとや、こんな悩みに対して、認知症ケアのプロの知見に基づいたあんなヒントや、こんな方法をわかりやすく紹介しています。
認知症のある方とどのように向き合っていけば良いのか戸惑っているご家族が、その方らしさに寄り添いながら、その方のペースに合わせて、負担なく介護を実践できるための情報を今後も随時更新し、広く公開していきます。
※「HECT(ヘクト)アプローチ」とは、認知症の方の日常生活で生じる行動面の困りごとや、強い不安など心理的な困りごと(BPSD)などの要因を明確化・特定させ、それを解決する方法を見つけ出す当社独自の手法です。Health(健康)Environment(環境)Communication(伝達)Task(作業)の4つの項目から困りごとの要因を探り、アプローチしていきます。認知症のある方の、BPSDと一般的に呼ばれるものは、体調不良やその場の雰囲気、コミュニケーションの取り方や作業のやり方などが要因になっていることが多いため、HECTアプローチは生活のさまざまな場面で活用でき、要因の特定を図ることができます。
2.『あんな こんな』の特徴
当社社員がご利用者さまに向き合う中で日ごろ考え実践している、認知症のある方がより良い生活を営むために取り入れている身近な工夫やヒントを、入浴や就寝などのシーン別に、また自尊心や安心感など、その方の感情に寄り添って紹介しています。また、参考となるヒントを見つけやすいように、カテゴリーによる検索機能を設けるとともに、チャットボット風の問いかけに答えることで、参考となるヒントへたどり着けるよう工夫しています。
■『あんな こんな』で紹介しているヒントの一例
■問いかけに答えていくことで参考となるヒントを提示
以上
【この件に関するお問い合わせ先】
[会社名] SOMPOケア株式会社
[部署名] 広報部
[担当者名] 矢板・元吉・髙田
[TEL] 03-5715-5533
[Email]kaigo-info@sompocare.com