ボクはやっと認知症のことがわかった―自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言
予防策や歴史的経緯から、社会・医療が果たす役割まで、認知症のすべてがここにある。「長谷川式スケール」開発者の眼にはいま、どんな世界が映っているのか?自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言。
・著者:長谷川/和夫
・出版社: KADOKAWA
・発売日:2019年12月
「この本は、これまで何百人、何千人もの患者さんを診てきた専門医であるボクが、また、『痴呆』から『認知症』への呼称変更に関する国の検討委員も務めたボクが、実際に認知症になって、当事者となってわかったことをお伝えしたいと思ってつくりました」――(「はじめに」より抜粋)
2017年、「長谷川式スケール」開発者である認知症の権威、長谷川和夫さんは自ら認知症であることを公表しました。その理由はなぜでしょう? 研究者として接してきた「認知症」と、実際にご自身がなってわかった「認知症」とのギャップは、どこにあったのでしょうか?
予防策、歴史的な変遷、超高齢化社会を迎える日本で医療が果たすべき役割までを網羅した、「認知症の生き字引」がどうしても日本人に遺していきたかった書。認知症のすべてが、ここにあります。