現役層とは?55〜64歳で働き続けるシニアの特徴

現役層とは、シニアライフ総研®が独自に分類する6区分のひとつで、55〜64歳で現在も就業を続けているシニア層です。

一般的に「プレシニア」や「50代後半・60代前半」と一括りにされる層であっても、マーケティング上は、就業状況、情報接触、購買行動、デジタル活用、将来意識に違いがあります。シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとにシニア層を6つに区分し、その中で現在も働き続けている層を「現役層」として整理しています。


現役層の要点

現役層を理解するうえで重要なポイントは、就業、情報接触、デジタル活用、購買行動、将来意識の5点です。

✓55〜64歳で、現在も就業を続けている層

✓給与収入が生活の軸となり、仕事を前提に日常が組み立てられている

✓テレビとネットニュースを併用し、デジタルを実用的に活用している

✓仕事や生活の中で、PC・スマートフォン・ビジネスツールに接触しやすい

✓定年後も働く意向が一定程度見られ、引退を前提としない意識が残っている


現役層の基本属性

項目内容
年齢区分55〜64歳
定義現在も就業を続けている層
平均年齢58.9歳
サンプル数283名

※本ページのデータは、シニアライフ総研®独自調査に基づくものです。

シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとに、シニア層を6つの区分で整理しています。現役層は、その中でも55〜64歳で現在も就業を続けている層です。

現役層が貴社の商品・サービスにとって有望なターゲットになるか、データをもとに確認できます。


現役層の主な特徴

現役層は、55〜64歳で現在も就業を続けているため、生活リズム、情報接触、購買行動に「仕事をしていること」の影響が表れやすい層です。主な特徴は以下の3点です。

特徴1:仕事を前提に生活が組み立てられている

現在も就業を続けているため、日常生活は仕事の時間や移動、業務上の連絡などを前提に組み立てられています。余暇や買い物、情報収集も、まとまった時間で行うというより、生活の中の限られた時間に分散して行われやすい点が特徴です。

特徴2:テレビとデジタルを併用して情報に接触している

テレビへの接触が高い一方で、ネットニュースやYouTubeなどのデジタルメディアにも高い接触が見られます。従来型メディアだけに依存するのではなく、仕事や生活の状況に応じて、テレビ、スマートフォン、PCなどを使い分ける傾向があります。

特徴3:購買力はあるが、時間制約もある

給与収入を持つ層として購買力は比較的高い一方、就業による時間制約があります。そのため、購買行動や情報接触では、効率性や実用性が重要な視点になります。


データで見る現役層の特徴

現役層の特徴は、メディア接触、ビジネスツール利用、購買行動、就労意欲に表れています。ここでは、この層を理解するうえで特徴的な項目を抜粋して紹介します。

1. メディア・情報接触

隙間時間で情報を拾う「ハイブリッド接触」

現役層では、テレビ(地上波)とネットニュースの接触率がいずれも高く、日常的な情報源として併用されています。YouTubeやネットの口コミ・ブログにも一定の接触が見られ、従来型メディアとデジタルメディアを使い分ける情報行動が特徴です。

現役層の主要メディア接触TOP5

メディア全体男性女性
テレビ(地上波)91.2%88.3%94.6%
ネットニュース88.0%89.0%86.8%
YouTube70.7%73.4%67.4%
テレビ(BS・CS放送)53.4%57.8%48.1%
口コミ・ブログ49.5%50.6%48.1%

注記:
対象:現役層(N=283)、男性(n=154)、女性(n=129)
形式:MA(複数回答)
※「まったく見ない/利用しない」と回答した人を除く割合です。

仕事と生活の両面で使われるビジネスツール

現役層は、現在も就業しているため、仕事上の連絡や資料作成、オンライン会議などを通じて、デジタルツールとの接点を持ちやすい層です。こうしたツールの利用は、仕事だけでなく、日常の情報収集や手続き、買い物などにもつながりやすく、現役層のデジタル活用を支える要素となっています。

ビジネスツールの利用状況を見ると、現役層男性ではExcelやWord、Zoom/Teamsなどの利用率が引退層男性を上回っており、同じ55〜64歳でも就業の有無によってデジタル接点に差が見られます。

ビジネスツール率(男性比較)

ツール現役層男性引退層男性
Excel63.6%41.1%
Word45.5%25.0%
Zoom/Teams17.5%4.5%

注記:
対象:現役層男性(n=154)、引退層男性(n=112)
形式:MA(複数回答)
※ビジネスツール利用率の男性比較です。

3. 経済・就労意識

安定を軸に走り続ける現役層

現役層は、給与収入を生活の中心に置いている層です。正社員をはじめ、契約社員、パート・アルバイト、自営業など、働き方は多様ですが、現在も就業していることによって、他区分と比べて収入面や社会接点の維持が見られます。

一方で、定年後も働きたいと考える人と、働きたくないと考える人が分かれており、現役層の中でも将来の就労意向は一様ではありません。現役層は、単に「まだ働いている層」ではなく、今後の生活設計や老後準備を考えながら、就業を継続している層として捉えることが重要です。

4. 生活・購買行動

家庭内分担が続く「役割固定型の買い物」

食料品や生活必需品の購入では、男女による役割差が見られます。女性は自分自身が主な購入者となる割合が高い一方、男性では配偶者・パートナーが購入を担っている割合も高く、就業を前提とした生活の中で、家庭内の役割分担が継続している様子がうかがえます。

また、現役層は店舗での購入に加えて、インターネット通販などの購買接点も活用しやすい層です。仕事や生活の効率化と相性がよく、必要なものを自分の都合に合わせて購入する行動が見られます。

5指標で見る現役層の特徴整理

現役層をマーケティング上のターゲットとして検討する際は、年齢や就業状況だけでなく、購買力、接点の広がり、趣味・体験への支出意欲、将来準備、情報感度などを組み合わせて見ることが重要です。ここでは、現役層の特徴を5つの視点から整理します。

指標傾向傾向
経済的余力★★★★★給与所得を背景に、購買力が高い
購買接点★★★★☆店舗・通販を併用しやすい
趣味・体験支出★★★★☆趣味や旅行などへの支出意欲が高い
将来への準備★☆☆☆☆必要性は感じつつ、行動は未着手が多い
社会・トレンド感度★★★★★デジタルを活用し、情報感度が高い

※各評価は、シニアライフ総研®独自調査の回答結果に基づき、区分ごとの特徴を整理したものです。

現役層の特徴を読み解く視点

現役層は、同じ55〜64歳でも、引退層とは、就業状況、収入構造、デジタル活用、購買行動、将来への意識に違いが見られます。

そのため、単に「50代後半・60代前半」や「プレシニア」として一括りにするのではなく、現在も働いているのか、どのような情報接点を持っているのか、購買行動や生活時間が仕事によってどのように影響を受けているのかまで含めて捉えることが重要です。

シニアライフ総研®では、調査データをもとにしたターゲット理解に加え、ブランドの方向性、コミュニケーション設計、メディア・販促接点、クリエイティブやデザインまで含めて、シニアマーケティングを一体で捉えています。

このようなご相談に対応できます

✓ 現役層の詳細データを確認したい

✓ 自社の商品・サービスが、どのシニア区分と親和性が高いか確認したい

✓ シニア向けブランドの方向性やコミュニケーション設計を整理したい

✓ 媒体選定にとどまらず、クリエイティブやデザインまで含めて相談したい


よくある質問

Q. 現役層とはどのようなシニア層ですか?
A. 現役層とは、55〜64歳で現在も就業を続けているシニア層です。

Q. 現役層と引退層の違いは何ですか?
A. 現役層は仕事を前提に生活が組み立てられている一方、引退層は就業を終えており、時間の使い方や消費行動に違いが見られます。

Q. 現役層はどのようなメディアに接触していますか?
A. 現役層は、テレビ、ネットニュース、YouTubeを中心に、従来型メディアとデジタルメディアを併用しています。特にネットニュースやYouTubeの接触率が高く、仕事や生活の隙間時間で情報を取得する傾向があります。

Q. 現役層に向けたマーケティングでは何を重視すべきですか?
A. 購買力だけでなく、就業による時間制約、デジタル接点、家庭内の購買役割などを組み合わせて捉えることが重要です。

Q. 現役層の詳細データやクロス集計は確認できますか?
A. 現役層に関する詳細データや、性別・地域・他区分との比較などのクロス集計については、シニアライフ総研®までお問い合わせください。

引退層とは、シニアライフ総研®が独自に分類する6区分のひとつで、55〜64歳で、すでに就業を終えているシニア層です。

一般的に「プレシニア」や「50代後半・60代前半」と一括りにされる層であっても、マーケティング上は、就業状況、収入構造、情報接触、社会参加、将来意識に違いがあります。シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとにシニア層を6つに区分し、その中で55〜64歳で現在は就業していない層を「引退層」として整理しています。


引退層の要点

引退層を理解するうえで重要なポイントは、就業状況、経済意識、人間関係、情報接触、社会参加の5点です。

✓55〜64歳で、すでに就業を終えている層

✓給与収入から離れ、年金や配偶者収入、貯蓄などを前提に生活している

✓消費や活動は、現役層と比べて抑制的な傾向が見られる

✓人間関係や社会参加は、拡大よりも維持・縮小を選びやすい

✓テレビやデジタルメディアに接触しながらも、自ら発信する行動は限定的


引退層の基本属性

項目内容
年齢区分55~64歳
定義すでに就業を終えている層
平均年齢60.0歳
サンプル数226名

本ページのデータは、シニアライフ総研®独自調査に基づくものです。

シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとに、シニア層を6つの区分で整理しています。引退層は、その中でも55〜64歳ですでに就業を終え、自分のペースで生活している層。

引退層が貴社の商品・サービスにとって有望なターゲットになるか、データをもとに確認できます。


引退層の主な特徴

引退層は、55〜64歳で現在は就業していないため、生活リズム、情報接触、人間関係に「仕事を終えていること」の影響が表れやすい層です。主な特徴は以下の3点です。

特徴1:就業から離れ、生活防衛的な意識が見られる

年齢的には就労可能な層でありながら、定年後も働きたいと考える割合は現役層より低くなっています。収入面では、給与収入から離れ、年金や配偶者収入、貯蓄などを前提にした生活へ移行している人も見られます。積極的に稼ぐというより、今ある生活を守る意識が表れやすい点が特徴です。

特徴2:人間関係や社会参加は広げすぎない傾向がある

現役時代の職場関係が一段落し、新しい人間関係やコミュニティ参加を積極的に広げるよりも、現在の関係や個人の時間を重視しやすい傾向があります。普段のコミュニケーションや社会参加は、他区分と比べて限定的になりやすい点が特徴です。

特徴3:テレビとデジタルを併用しながらも、発信は控えめ

テレビやネットニュース、YouTubeなどへの接触は見られますが、情報を自ら発信する行動は限定的です。デジタルメディアは、自己表現や発信の場というより、娯楽や情報取得の手段として使われやすい傾向があります。


データで見る現役層の特徴

引退層の特徴は、メディア接触や就労意識、コミュニケーション、社会参加の傾向に表れています。ここでは、引退層を理解するうえで特に重要なデータを抜粋して整理します。

1.就労・経済意識

稼ぐより守る「生活防衛モード」

引退層では、現在収入がない割合が現役層より高くなっています。55〜64歳という年齢区分でありながら、仕事による収入から離れている人が多く、生活の前提が現役層とは異なります。就労継続よりも、現在の生活を維持する意識が表れやすい層といえます。

収入の有無

項目現役層引退層
現在収入はない0.7%46.5%

注記:
対象:現役層(N=283)、引退層(N=226)
形式:MA(複数回答)
※収入源の設問における「現在収入はない」の回答率を抜粋しています。

2.コミュニケーション・社会参加

関係を増やさない「縮小志向の人間関係」

引退層では、普段誰ともコミュニケーションを取っていない割合が、現役層より高くなっています。また、今後特に誰ともコミュニケーションを増やしたくないとする割合も高く、社会参加や人間関係を新たに広げるより、現在の生活範囲を維持しやすい傾向が見られます。

人間関係を広げる意向の比較

項目現役層引退層
普段、誰ともコミュニケーションを取っていない4.2%14.6%
第三者へ自分から発信はしない32.9%46.5%

※対象:現役層(n=283)、引退層(n=226)
※特徴的な項目を抜粋しています。

3.メディア・情報接触

流れてくる情報を楽しむ「お茶の間デジタル」

引退層では、テレビ、ネットニュース、YouTubeへの接触が高く、従来型メディアとデジタルメディアを併用していることがわかります。一方で、現役層と比べると、仕事に関連するデジタル活用よりも、日常の情報取得や娯楽としての利用が中心になりやすい層です。

引退層の主要メディア接触TOP5

メディア全体男性女性
地上波TV88.1%84.8%91.2%
ネットニュース85.0%87.5%82.5%
YouTube69.9%70.5%69.3%
BS・CS TV48.7%54.5%43.0%
新聞(紙版)44.2%46.4%42.1%

注記:
対象:引退層(N=226)、男性(n=112)、女性(n=114)
形式:MA(複数回答)
※「まったく見ない/利用しない」と回答した人を除く割合です。

4.情報発信行動

受け取る中心の「控えめな情報発信」

引退層では、良いと思った情報や体験について「自分から発信はしない」とする割合が32.9%となっています。現役層やアラ70/アクティブ層より高く、情報に接触していても、自ら広く発信するより、受け取った情報を自分の範囲で楽しむ傾向が見られます。

5指標で見る引退層の特徴整理

指標傾向傾向
経済的余力★★★☆☆収入構造の変化により支出は慎重
購買接点★★★★☆通販を含め一定程度維持
趣味・体験支出★★★☆☆現役層と比べると控えめ
将来への準備★☆☆☆☆具体的な行動は限定的
社会・トレンド感度★★★★☆ネットを通じた情報接触は継続

※各評価は、シニアライフ総研®独自調査の回答結果に基づき、区分ごとの特徴を整理したものです。
※星の数は優劣ではなく、各指標の傾向の強弱を示したものです。

引退層の特徴を読み解く視点

引退層は、同じ55〜64歳でも、現役層とは、就業状況、収入構造、生活時間、社会参加、情報発信のあり方に違いが見られます。

そのため、単に「50代後半・60代前半」や「プレシニア」として一括りにするのではなく、現在も働いているのか、すでに就業から離れているのか、生活時間や収入構造がどのように変化しているのかまで含めて捉えることが重要です。

シニアライフ総研®では、調査データをもとにしたターゲット理解に加え、ブランドの方向性、コミュニケーション設計、メディア・販促接点、クリエイティブやデザインまで含めて、シニアマーケティングを一体で捉えています。

このようなご相談に対応できます

✓ 引退層の詳細データを確認したい

✓ 自社の商品・サービスが、どのシニア区分と親和性が高いか確認したい

✓ シニア向けブランドの方向性やコミュニケーション設計を整理したい

✓ 媒体選定にとどまらず、クリエイティブやデザインまで含めて相談したい


よくある質問

Q. 引退層とはどのようなシニア層ですか?

A. 引退層とは、55〜64歳で現在は就業していないシニア層です。早期退職や専業主婦・主夫などを含み、仕事を前提としない生活リズムに移行している点が特徴です。

Q. 引退層と現役層の違いは何ですか?

A. 引退層と現役層は、どちらも55〜64歳を含む区分ですが、現在の就業状況が異なります。現役層は現在も就業を続けている一方、引退層はすでに就業を終えており、生活時間や収入構造、社会との関わり方に違いが見られます。

Q. 引退層はどのようなメディアに接触していますか?

A. 引退層では、テレビ(地上波)、ネットニュース、YouTubeの接触が高くなっています。テレビを中心にしながらも、デジタルメディアを併用している点が特徴です。

Q. 引退層はデジタルを利用していますか?

A. 引退層でも、ネットニュースやYouTubeなどの利用が見られます。ただし、現役層のように業務上の利用が中心ではなく、情報収集や娯楽目的での利用が中心になりやすい層です。

Q. 引退層の詳細データやクロス集計は確認できますか?

A. 引退層に関する詳細データや、性別・地域・他区分との比較などのクロス集計については、シニアライフ総研®までお問い合わせください。

引退層をターゲットにすべきかは、商材の価格帯、購買決定者、検討期間、接点設計によって変わります

アラ70/アクティブ層とは、シニアライフ総研®が独自に分類する6区分のひとつで、65歳以上の健康寿命内にあり、外出や趣味、コミュニティ参加などの行動が見られるシニア層です。

一般的に「アクティブシニア」と呼ばれる層は、健康で活動的なシニアを広く指しますが、マーケティング上は、その括りだけでは生活行動や情報接触、購買行動の違いを捉えきれない場合があります。シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとにシニア層を6つに区分し、その中で70歳前後の活動的な層を「アラ70/アクティブ層」として整理しています。


アラ70/アクティブ層の要点

アラ70/アクティブ層を理解するうえで重要なポイントは、行動量、趣味・体験、メディア接触、コミュニティ参加の4点です。

✓65歳以上の健康寿命内で、行動や社会参加が見られる層

✓テレビ、ネットニュース、YouTubeなど複数メディアに高く接触

✓趣味や旅行など、体験を伴う活動に積極的

✓コミュニティ参加率が高く、社会との接点を複数持つ

✓良いと思った情報や体験を、対面やLINEなどで周囲に共有する傾向がある


アラ70/アクティブ層の基本属性

項目内容
年齢区分65歳以上の健康寿命内
定義行動や社会参加が見られる層
平均年齢70.1歳
サンプル数409名

※本ページのデータは、シニアライフ総研®独自調査に基づくものです。

シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとに、シニア層を6つの区分で整理しています。アラ70/アクティブ層は、その中でもアクティブに活動し、外出や趣味を楽しむ層です。

アラ70/アクティブ層が貴社の商品・サービスにとって有望なターゲットになるか、データをもとに確認できます。


アラ70/アクティブ層の主な特徴

アラ70/アクティブ層は、65歳以上の健康寿命内で、外出、趣味、社会参加に「行動の広がり」が表れやすい層です。主な特徴は以下の3点です。

特徴1:趣味や外出を通じて行動範囲が広がっている

時間的なゆとりを背景に、趣味や旅行、外出などへの参加が見られます。自宅内だけで生活が完結するのではなく、地域や趣味の場など、複数の接点を持ちながら日常を組み立てている点が特徴です。

特徴2:新旧メディアを使い分けている

テレビ、ネットニュース、YouTubeなど複数のメディアに接触しています。従来型メディアだけでなく、デジタルメディアにも接触し、目的に応じて情報源を使い分けている層です。

特徴3:体験や情報を周囲に共有する傾向がある

コミュニティ参加率が高く、趣味の集まりや地域活動など、社会との接点を複数持っています。また、良いと思った情報や体験を、直接会って話す、LINEで伝える、電話で伝えるなど、身近な相手へ共有する傾向があります。


データで見るアラ70/アクティブ層の特徴

アラ70/アクティブ層の特徴は、メディア接触、趣味・余暇、コミュニティ参加、情報共有行動に表れています。ここでは、冊子PDFに掲載しているデータの中から、この層を理解するうえで特徴的な項目を抜粋して紹介します。

1.メディア・情報接触

新旧メディアを使い分ける「ハイブリッドメディア型」

アラ70/アクティブ層は、テレビやネットニュースを中心に、YouTube、ネットの口コミ・ブログ、Instagram、動画配信サービスなどにも接触しています。従来型メディアとデジタルメディア、SNS・動画系メディアを併用し、情報収集や娯楽など、目的に応じて情報源を使い分けている点が特徴です。

アラ70/アクティブ層の主要メディア接触TOP5

メディア全体男性女性
テレビ(地上波)96.8%98.3%94.9%
ネットニュース95.4%96.1%94.4%
YouTube78.7%81.5%75.1%
BS/CS TV72.1%75.9%67.2%
地域の広報誌62.1%59.9%65.0%

注記:
対象:アラ70/アクティブ層(全体:N=409、男性:n=232、女性:n=177)
形式:MA(複数回答)
※「まったく見ない/利用しない」と回答した人を除く割合です。

SNS・動画系メディア接触率

メディアアラ70/アクティブ層
YouTube78.7%
ネットの口コミ・ブログ51.8%
Instagram39.1%
動画配信サービス37.2%

※対象:アラ70/アクティブ層(N=409)
※特徴的な項目を抜粋しています。

2.趣味・余暇

やりたいことを先送りしない「即実行ライフ」

アラ70/アクティブ層は、アラ70/マイペース層と比べて、趣味にかける月額費用が1万円以上の割合が高い層です。趣味や体験に対して一定の支出が見られ、外出や余暇活動との関わりが比較的強い点が特徴です。

趣味にかける月額費用の比較

項目アラ70/アクティブ層アラ70/マイペース層
趣味にかける月額費用が1万円以上55.1%26.3%

※対象:アラ70/アクティブ層(N=409)、アラ70/マイペース層(N=494)

3.コミュニティ参加・情報共有

体験が次へと広がる「人づて拡散ハブ」

アラ70/アクティブ層は、コミュニティ参加率が高く、趣味の集まりや地域活動など、社会との接点を複数持つ層です。良いと思った情報や体験についても、直接会って伝える、LINEで伝える、電話で伝えるなど、身近な相手へ共有する行動が見られます。情報発信は不特定多数へ広げるというより、日常の関係の中で広がりやすい点が特徴です。

コミュニティ参加率の比較

項目アラ70/アクティブ層アラ70/マイペース層
コミュニティ参加率61.1%24.9%

※対象:アラ70/アクティブ層(N=409)、アラ70/マイペース層(N=494)
※特徴的な項目を抜粋しています。

情報・体験の共有手段

手段アラ70/アクティブ層
直接会って伝える64.8%
LINE44.7%
電話31.1%
その他のデジタル手段14.9%
発信しない18.3%

注記:
対象:アラ70/アクティブ層(全体:N=409
形式:MA(複数回答)
※その他のデジタル手段:Facebook、X、Instagram、YouTube、TikTok、その他SNS、ブログ、掲示板、レビューサイト等を合算
※特徴的な項目を抜粋しています。

5指標で見るアラ70/アクティブ層の特徴整理

アラ70/アクティブ層の特徴を、経済的余力、購買接点、趣味・体験支出、将来への準備、社会・トレンド感度の5つの視点で整理しています。メディア接触、趣味・余暇、コミュニティ参加、情報共有など、複数の面で行動の広がりが見られる点が特徴です。

指標傾向傾向
経済的余力★★★★★複数の収入源を持ち、比較的ゆとりが見られる
購買接点★★★★★店舗と通販を併用し、複数の接点を持つ
趣味・体験支出★★★★★趣味や旅行など体験価値への支出意欲が高い
将来への準備★★★★★健康維持や終活への行動が比較的進んでいる
社会・トレンド感度★★★★★新しい情報を捉える意欲が高い

※各評価は、シニアライフ総研®独自調査の回答結果に基づき、区分ごとの特徴を整理したものです。

アラ70/アクティブ層の特徴を読み解く視点

アラ70/アクティブ層は、同じ65歳以上の健康寿命内でも、アラ70/マイペース層とは、行動範囲、メディア接触、趣味・余暇への関わり方、情報共有のあり方に違いが見られます。

そのため、単に「アクティブシニア」として一括りにするのではなく、生活行動や情報接触、コミュニティ参加、周囲への共有行動まで含めて捉えることが重要です。

シニアライフ総研®では、調査データをもとにしたターゲット理解に加え、ブランドの方向性、コミュニケーション設計、メディア・販促接点、クリエイティブやデザインまで含めて、シニアマーケティングを一体で捉えています。

このようなご相談に対応できます

✓ アラ70/アクティブ層の詳細データを確認したい

✓ 自社の商品・サービスが、どのシニア区分と親和性が高いか確認したい

✓ シニア向けブランドの方向性やコミュニケーション設計を整理したい

✓ 媒体選定にとどまらず、クリエイティブやデザインまで含めて相談したい

よくある質問

Q. アラ70/アクティブ層とはどのようなシニア層ですか?

A. アラ70/アクティブ層とは、65歳以上の健康寿命内で、外出や趣味、コミュニティ参加など、行動や社会参加が見られるシニア層です。

Q. アラ70/アクティブ層とアラ70/マイペース層の違いは何ですか?

A. どちらも65歳以上の健康寿命内に含まれる層ですが、アラ70/アクティブ層は趣味・外出・コミュニティ参加などの行動が見られる一方、アラ70/マイペース層は自宅や身近な生活圏を中心に生活している点が異なります。

Q. アラ70/アクティブ層はどのようなメディアに接触していますか?

A. アラ70/アクティブ層では、テレビ(地上波)、ネットニュース、YouTubeの接触が高くなっています。従来型メディアとデジタルメディアのどちらにも高く接触している点が特徴です。

Q. アラ70/アクティブ層は情報を周囲に共有しますか?

A. アラ70/アクティブ層では、良いと思った情報や体験を、直接会って話す、LINEで伝える、電話で伝えるなど、身近な相手へ共有する行動が見られます。

Q. アラ70/アクティブ層の詳細データやクロス集計は確認できますか?

A. アラ70/アクティブ層に関する詳細データや、性別・地域・他区分との比較などのクロス集計については、シニアライフ総研®までお問い合わせください。

アラ70/アクティブ層をターゲットにすべきかは、商材の価格帯、購買決定者、検討期間、接点設計によって変わります

アラ70/マイペース層とは、シニアライフ総研®が独自に分類する6区分のひとつで、65歳以上の健康寿命内にあり、自宅や身近な生活圏を中心に生活しているシニア層です。

一般的に「70代シニア」や「元気な高齢者」と一括りにされる層であっても、マーケティング上は、生活行動や情報接触、購買行動、社会参加のあり方に違いがあります。シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとにシニア層を6つに区分し、その中で70歳前後で自宅や身近な生活圏を中心に、自分のペースで暮らす層を「アラ70/マイペース層」として整理しています。


アラ70/マイペース層の要点

アラ70/マイペース層を理解するうえで重要なポイントは、生活圏、情報接触、趣味・余暇、コミュニケーション、社会参加の5点です。

✓65歳以上の健康寿命内で、自宅や身近な生活圏を中心に生活している層

✓テレビや新聞など、従来型メディアへの接触が高い

✓新しい活動を広げるよりも、現在の生活リズムを維持する傾向がある

✓趣味や体験への支出は、アラ70/アクティブ層と比べて控えめ

✓コミュニティ参加や情報発信は限定的で、身近な関係を中心に暮らす傾向がある


アラ70/マイペース層の基本属性

項目内容
年齢区分65歳以上の健康寿命内
定義自宅や身近な生活圏を中心に生活している層
平均年齢70.7歳
サンプル数494名

※本ページのデータは、シニアライフ総研®独自調査に基づくものです。

シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとに、シニア層を6つの区分で整理しています。アラ70/マイペース層は、その中でも65歳以上の健康寿命内にあり、自宅や身近な生活圏を中心に、自分のペースで暮らしている層です。

アラ70/マイペース層が貴社の商品・サービスにとって有望なターゲットになるか、データをもとに確認できます。


アラ70/マイペース層の主な特徴

アラ70/マイペース層は、65歳以上の健康寿命内で、自宅や近隣を中心に「生活の安定」が表れやすい層です。主な特徴は以下の3点です。

特徴1:自宅や身近な生活圏を中心に暮らしている

新しい活動や急激な変化を求めるというより、現在の生活リズムを維持しながら暮らす傾向が見られます。外出や社会参加を広げるよりも、自宅や近隣など、慣れた生活圏の中で日常を組み立てている点が特徴です。

特徴2:テレビや紙媒体を中心に情報に接触している

テレビを中心に、新聞やBS・CS放送、折り込みチラシ、ラジオなど、従来型メディアへの接触が見られます。ネットニュースやYouTubeにも一定の接触はありますが、アラ70/アクティブ層と比べるとデジタルメディアの利用は限定的で、情報理解の基盤はテレビや紙媒体に置かれやすい層です。

特徴3:人間関係や社会参加は広げすぎない傾向がある

コミュニティ参加は限定的で、社会との関わりを積極的に広げるというより、身近な関係を中心に暮らす傾向があります。情報や体験についても、自分から広く発信するより、日常の範囲内で受け取る・共有する行動が中心になりやすい点が特徴です。


データで見るアラ70/マイペース層の特徴

アラ70/マイペース層の特徴は、メディア接触、趣味・余暇、コミュニティ参加、情報発信行動に表れています。ここでは、この層を理解するうえで特徴的な項目を抜粋して紹介します。

1.メディア・デジタル接触

テレビ中心で続く「オールドメディア生活」

アラ70/マイペース層は、テレビを中心に、ネットニュース、BS・CS放送、新聞などに接触している層です。YouTubeにも一定の接触は見られますが、情報理解の基盤はテレビや紙媒体に置かれやすく、デジタル活用は全体として限定的な傾向があります。

アラ70/マイペース層の主要メディア接触TOP5

メディア全体男性女性
テレビ(地上波)95.3%95.7%95.0%
ネットニュース80.6%78.5%82.4%
テレビ(BS・CS放送)57.7%66.1%50.2%
YouTube48.4%51.9%45.2%

注記:
対象:アラ70/マイペース層(全体:N=494、男性:n=233、女性:n=261)
形式:MA(複数回答)
※「まったく見ない/利用しない」と回答した人を除く割合です。

2.趣味・余暇

変えずに続ける「日常ルーティン重視」

アラ70/マイペース層は、新しい活動を広げるよりも、現在の生活リズムや慣れた余暇の過ごし方を維持する傾向が見られる層です。趣味への支出もアラ70/アクティブ層と比べて控えめで、生活の拡張よりも安定を重視する傾向があります。

趣味にかける月額費用の比較

項目アラ70/アクティブ層アラ70/マイペース層
趣味にかける月額費用が1万円以上55.1%26.3%

※対象:アラ70/アクティブ層(N=409)、アラ70/マイペース層(N=494)
※月額費用の回答から「1万円以上」の合計値を算出しています。

将来やってみたい趣味はない

項目アラ70/アクティブ層アラ70/マイペース層
やってみたいと思う趣味はない24.7%64.6%

※対象:アラ70/アクティブ層(N=409)、アラ70/マイペース層(N=494)
※形式:MA(複数回答)

3.コミュニケーション・コミュニティ参加

夫婦中心で完結する「ミニマム・リレーション」

アラ70/マイペース層は、コミュニティ参加や情報発信を積極的に広げるよりも、身近な相手との関係を中心に生活している層です。社会との接点は完全に途切れているわけではありませんが、新しい関係や発信行動を広げる傾向は限定的です。

アラ70/アクティブ層との行動・意識比較

比較項目アラ70/アクティブ層アラ70/マイペース層
コミュニティに参加していない38.9%75.1%
コミュニケーションを増やしたくない24.7%46.4%
情報は自分から発信しない18.3%46.2%


※対象:アラ70/アクティブ層(N=409)、アラ70/マイペース層(N=494)
※各設問における「参加していない」「増やしたくない」「発信しない」等の回答率を抜粋しています。

5指標で見るアラ70/マイペース層の生活特性

アラ70/マイペース層の特徴を、経済的余力、購買接点、趣味・体験支出、将来への準備、社会・トレンド感度の5つの視点で整理しています。全体として、安定した生活を維持しながら、情報接触や購買行動、社会参加を身近な範囲にとどめる傾向が見られます。

指標傾向傾向
経済的余力★★★☆☆年金中心の堅実な家計
購買接点★★★☆☆店舗中心で通販利用は限定的
趣味・体験支出★★☆☆☆非日常投資には控えめ
将来への準備★★☆☆☆健康維持中心で終活は未着手
社会・トレンド感度★★★☆☆情報接触はあるが自発性は平均的

※各評価は、シニアライフ総研®独自調査の回答結果に基づき、区分ごとの特徴を整理したものです。

アラ70/マイペース層の特徴を読み解く視点

アラ70/マイペース層は、同じ65歳以上の健康寿命内でも、アラ70/アクティブ層とは、行動範囲、メディア接触、趣味・余暇への関わり方、コミュニティ参加、情報発信のあり方に違いが見られます。

そのため、単に「70代シニア」や「元気な高齢者」として一括りにするのではなく、生活行動や情報接触、社会参加、購買行動の範囲まで含めて捉えることが重要です。

シニアライフ総研®では、調査データをもとにしたターゲット理解に加え、ブランドの方向性、コミュニケーション設計、メディア・販促接点、クリエイティブやデザインまで含めて、シニアマーケティングを一体で捉えています。

このようなご相談に対応できます

✓ アラ70/マイペース層の詳細データを確認したい

✓ 自社の商品・サービスが、どのシニア区分と親和性が高いか確認したい

✓ シニア向けブランドの方向性やコミュニケーション設計を整理したい

✓ 媒体選定にとどまらず、クリエイティブやデザインまで含めて相談したい


よくある質問

Q. アラ70/マイペース層とはどのような層ですか?

A. アラ70/マイペース層とは、シニアライフ総研®が独自に分類する6区分のひとつで、65歳以上の健康寿命内にあり、自宅や身近な生活圏を中心に生活しているシニア層です。

Q. アラ70/マイペース層とアラ70/アクティブ層の違いは何ですか?

A. 同じ65歳以上の健康寿命内でも、アラ70/マイペース層は、自宅や近隣など身近な生活圏を中心に、自分のペースで暮らす傾向があります。一方、アラ70/アクティブ層は、趣味や外出、コミュニティ参加、情報共有などの行動が比較的見られる点が特徴です。

Q. アラ70/マイペース層はどのようなメディアに接触していますか?

A. テレビを中心に、新聞、BS・CS放送、折り込みチラシ、ラジオなど従来型メディアへの接触が見られます。ネットニュースやYouTubeにも一定の接触はありますが、SNS・動画系メディアの利用はアラ70/アクティブ層と比べて控えめです。

Q. アラ70/マイペース層はコミュニティに参加していますか?

A. コミュニティ参加率はアラ70/アクティブ層と比べて低く、社会との接点は限定的です。人間関係を積極的に広げるというより、身近な関係を中心に暮らす傾向があります。

Q. アラ70/マイペース層の詳細データやクロス集計は確認できますか?

A. 設問別の詳細データや、性別・地域別・他区分との比較などのクロス集計については、シニアライフ総研®までお問い合わせください。

施設介護層とは、シニアライフ総研®が独自に分類する6区分のひとつで、65歳以上の健康寿命外にあり、介護施設等に居住しているシニア層です。

一般的に「施設入居者」や「要介護高齢者」と一括りにされる層であっても、マーケティング上は、生活行動、情報接触、購買行動、健康管理、家族や専門職との関わり方に違いがあります。シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとにシニア層を6つに区分し、その中で介護施設等に居住し、生活の多くを施設環境の中で送る層を「施設介護層」として整理しています。


施設介護層の要点

施設介護層を理解するうえで重要なポイントは、生活環境、購買行動、情報接触、健康・将来意識、支援体制の5点です。

✓65歳以上の健康寿命外で、介護施設等に居住している層

✓生活の多くが施設内で完結し、本人の行動範囲は限定されやすい

✓食料品や生活必需品の購入は、本人ではなく介護職や支援者が担う割合が高い

✓テレビや新聞などのメディア接触も、他区分と比べて低くなりやすい

✓健康管理や将来への備えは、本人の能動的な行動よりも施設環境や支援体制に委ねられやすい


施設介護層の基本属性

項目内容
年齢区分65歳以上の健康寿命外
定義介護施設等に居住している層
平均年齢85.5歳
サンプル数100名

※本ページのデータは、シニアライフ総研®独自調査に基づくものです。
※施設介護層は介護者による代理回答です。

シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとに、シニア層を6つの区分で整理しています。施設介護層は、その中でも65歳以上の健康寿命外にあり、介護施設等に居住している層にあたります。

施設介護層が貴社の商品・サービスにとって有望なターゲットになるか、データをもとに確認できます。


施設介護層の主な特徴

施設介護層は、65歳以上の健康寿命外で、介護施設等に居住し、生活の多くを施設環境の中で送っている層です。主な特徴は以下の3点です。

特徴1:生活の多くが施設内で完結している

自宅ではなく介護施設等で生活しているため、日常の行動範囲は施設環境の中に収まりやすくなっています。食事、健康管理、生活必需品の調達なども、本人が個別に判断・実行するというより、施設の運営や専門職の支援体制の中で成り立っている点が特徴です。

特徴2:情報接触は大きく限定されている

テレビの接触は一定程度見られるものの、他区分と比べるとメディア接触全体は低くなっています。新聞やラジオ、ネットニュースなどへの接触も限定的で、スマートフォンやデジタルメディアを通じて自ら情報を取りに行く行動は少なくなります。外部情報との接点は、施設環境や周囲の人を介した形になりやすい層です。

特徴3:購買や健康管理は本人よりも支援体制に委ねられやすい

食料品や生活必需品の購入では、本人よりもヘルパー・介護職などが担う割合が高くなっています。健康維持や終活についても、本人が能動的に行動するというより、施設環境や専門職、家族などの支援の中で管理されやすい点が特徴です。


データで見る居宅介護の特徴

施設介護層の特徴は、生活必需品の購入主体、メディア接触、将来不安・健康行動に表れています。ここでは、この層を理解するうえで特徴的な項目を抜粋して紹介します。

1.生活・購買行動

判断を委ねる「低関与の生活構造」

施設介護層では、食料品や生活必需品の購入について、本人が主に行う割合は低く、ヘルパー・介護職などの支援者が担う割合が高くなっています。また、購入場所や購入頻度を把握していない割合も高く、日常の購買行動が本人の選択というより、施設運営や支援体制の一部として組み込まれていることがうかがえます。

施設介護層における購買行動の把握状況

項目全体施設介護層
購入場所が「わからない」5.0%41.0%
購入頻度を「把握していない」5.8%46.0%

対象:全体(N=1,612)、施設介護層(N=100)
形式:SA(単一回答)
※購入場所・頻度について「わからない/把握していない」と回答した割合です。

2.メディア・情報接触

外の情報が薄れる「情報過疎空間」

施設介護層では、テレビや新聞などの従来型メディアとの接点はあるものの、全体として情報接触は限定的です。テレビの接触率も居宅介護層と比べて低く、ネットニュースやYouTubeなどのデジタルメディア接触も少ない傾向があります。

こうした情報接触の少なさは、本人の利用状況だけでなく、施設での生活環境や情報に触れる機会の違いとも関係している可能性があります。そのため、施設介護層の情報接触を読み解く際には、本人単独の行動だけでなく、生活環境も含めて捉えることが重要です。

施設介護層の主要メディア接触TOP5

メディア全体男性女性
テレビ(地上波)67.0%64.0%70.0%
新聞(紙版)25.0%30.0%20.0%
ラジオ21.0%22.0%20.0%
テレビ(BS・CS放送)17.0%16.0%18.0%
雑誌(紙版)14.0%14.0%14.0%

注記:
対象:施設介護層(全体:N=100、男性:n=50、女性:n=50)
形式:MA(複数回答)
※「まったく見ない/利用しない」と回答した人を除く割合です。

3.健康・将来意識

判断を手放した「受容の境地」

施設介護層では、健康管理や終活などについて、本人が能動的に取り組む割合は高くありません。一方で、将来不安について「特に不安なことはない」とする回答が比較的多く見られます。

これは、施設入居により生活上の支援体制が整っていることや、日常生活の多くを施設環境に委ねていることが関係している可能性があります。将来意識を読み解く際には、本人の意識だけでなく、施設での生活状況や支援体制との関係も含めて見る必要があります。

5指標で見る施設介護層の生活特性

施設介護層は、生活の多くが施設内で完結し、本人の行動や判断よりも、施設環境や支援体制の影響を受けやすい層です。情報接触や購買行動も本人だけでは完結しにくく、施設・専門職・家族を含めて生活実態を捉える必要があります。

指標傾向傾向
経済的余力★☆☆☆☆年金中心で介護費負担が増加
購買接点★☆☆☆☆自力購入が少なく代理購入中心
趣味・体験支出★☆☆☆☆外部活動は少なく施設内中心
将来への準備★☆☆☆☆能動的な備えは限定的
社会・トレンド感度★☆☆☆☆外部情報との接点は最小限

※各評価は、シニアライフ総研®独自調査の回答結果に基づき、区分ごとの特徴を整理したものです。
※星の数は優劣ではなく、各指標の傾向の強弱を示したものです。

施設介護層の特徴を読み解く視点

施設介護層は、同じ健康寿命外にある居宅介護層とは、生活環境、購買行動、情報接触、健康管理、家族や専門職との関わり方に違いが見られます。

そのため、単に「介護を受けている人」として一括りにするのではなく、自宅で生活しているのか、施設で生活しているのか、本人の判断や行動がどの程度残っているのか、生活の実行主体が誰に移っているのかまで含めて捉えることが重要です。

シニアライフ総研®では、調査データをもとにしたターゲット理解に加え、ブランドの方向性、コミュニケーション設計、メディア・販促接点、クリエイティブやデザインまで含めて、シニアマーケティングを一体で捉えています。

このようなご相談に対応できます

✓ 施設介護層の詳細データを確認したい

✓ 自社の商品・サービスが、どのシニア区分と親和性が高いか確認したい

✓ シニア向けブランドの方向性やコミュニケーション設計を整理したい

✓ 媒体選定にとどまらず、クリエイティブやデザインまで含めて相談したい


よくある質問

Q. 施設介護層とはどのような層ですか?

A. 施設介護層とは、シニアライフ総研®が独自に分類する6区分のひとつで、65歳以上の健康寿命外にあり、介護施設等に居住しているシニア層です。

Q. 施設介護層と居宅介護層の違いは何ですか?

A. 居宅介護層は、介護や生活支援を受けながら自宅で生活している層です。一方、施設介護層は、介護施設等に居住し、生活の多くが施設環境の中で完結している点が特徴です。購買行動や健康管理、情報接触においても、本人の裁量より施設環境や専門職の支援体制の影響が大きくなります。

Q. 施設介護層はどのようなメディアに接触していますか?

A. テレビへの接触が中心ですが、居宅介護層と比べると接触率は低くなっています。新聞やネットニュースなどへの接触も限定的で、外部情報との接点は施設環境や周囲の人を介した形になりやすい層です。

Q. 施設介護層にはどのような生活行動の特徴がありますか?

A. 生活の多くが施設内で完結し、買い物や健康管理なども本人が個別に判断・実行するより、施設運営や介護職などの支援体制の中で成り立ちやすくなります。食料品や生活必需品の購入では、ヘルパー・介護職などが担う割合が高くなります。

Q. 施設介護層の詳細データやクロス集計は確認できますか?

A. はい。施設介護層については、性別・地域別・他区分との比較など、詳細データやクロス集計の確認が可能です。必要な集計軸や確認したいテーマに応じて、シニアライフ総研®までお問い合わせください。

居宅介護層とは、シニアライフ総研®が独自に分類する6区分のひとつで、65歳以上の健康寿命外にあり、介護や生活支援を受けながら自宅で生活しているシニア層です。

一般的に「要介護高齢者」や「在宅介護を受けている人」と一括りにされる層であっても、マーケティング上は、健康維持の方法、情報接触、購買行動、家族との関わり方に違いがあります。シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとにシニア層を6つに区分し、その中で介護を受けながら自宅で生活している層を「居宅介護層」として整理しています。


居宅介護層の要点

居宅介護層を理解するうえで重要なポイントは、生活環境、健康維持、情報接触、購買行動、家族・支援者との関わりの5点です。

✓65歳以上の健康寿命外で、介護や生活支援を受けながら自宅で生活している層

✓身体的な制約により、行動範囲や外出機会が限定されやすい

✓健康維持は運動よりも、食事への配慮や医療管理など、静的な管理へ移行している

✓テレビや新聞など、受動的に接触しやすいメディアが主要な情報源となっている

✓食料品や生活必需品の購入は、本人から子供など家族主導へ移行する傾向が見られる


居宅介護層の基本属性

項目内容
年齢区分65歳以上の健康寿命外
定義介護を受けながら自宅で生活している層
平均年齢84.1歳
サンプル数100名


※本ページのデータは、シニアライフ総研®独自調査に基づくものです。
※居宅介護層は介護者による代理回答です。

シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとに、シニア層を6つの区分で整理しています。居宅介護層は、その中でも65歳以上の健康寿命外にあり、介護や生活支援を受けながら自宅で暮らしている層にあたります。

ラ70/アクティブ層が貴社の商品・サービスにとって有望なターゲットになるか、データをもとに確認できます。


居宅介護層の主な特徴

居宅介護層は、65歳以上の健康寿命外で、介護や生活支援を受けながら自宅で生活している層です。主な特徴は以下の3点です。

特徴1:介護を受けながら自宅で生活している

施設ではなく自宅での生活を続けている一方で、身体的な制約により、外出や日常行動の範囲は限定されやすくなっています。生活のすべてを本人だけで完結するのではなく、家族や介護職などの支援を受けながら、自宅での日常を維持している点が特徴です。

特徴2:テレビや新聞など、受動的に接触しやすいメディアが中心になっている

情報接触ではテレビが中心となっており、新聞などの紙媒体も一定の役割を持っています。一方で、ネットニュースやYouTubeなどのデジタルメディアへの接触は、健康寿命内の層と比べて限定的です。PCやスマートフォンを使って自ら情報を探すよりも、テレビや新聞、家族を介した情報接触が中心になりやすい層です。

特徴3:買い物や生活判断に家族・支援者の関与が高まっている

食料品や生活必需品の購入は、本人が自分で行う割合が下がり、子供など家族が担う割合が高くなります。外出や持ち運びが難しくなる中で、購買行動は本人の判断・実行だけで完結しにくくなり、生活支援の一部として家族や介護職の関与が強まっている点が特徴です。


データで見る居宅介護層の特徴

居宅介護層の特徴は、健康維持行動、メディア接触、生活必需品の購入主体、将来不安・終活行動に表れています。ここでは、この層を理解するうえで特徴的な項目を抜粋して紹介します。

1.健康意識・行動

運動から食事へ。「静的な健康管理」へのシフト

身体的な自由度の低下により、健康維持の手段は大きく変化しています。アラ70/アクティブ層では、健康診断やウォーキング、食事への配慮がいずれも高い水準で見られますが、居宅介護層ではウォーキングが大きく低下しています。一方で、食事への配慮は一定程度残っており、健康管理の中心が運動から食事・医療管理へ移っていることがうかがえます。

健康維持行動の比較

項目アラ70/アクティブ層居宅介護層
定期的な健康診断60.9%27.0%
ウォーキング56.7%15.0%
食事への配慮53.8%32.0%
何もしていない6.8%37.0%

※対象:アラ70/アクティブ層(N=409)、居宅介護層(N=100)
※形式:MA(複数回答)
※健康維持のために行っていることから、特徴的な項目を抜粋しています。

2.メディア・情報接触

デジタルから遠のく「アナログ回帰」

居宅介護層では、テレビが主要な情報接点となっています。新聞も一定の接触が見られる一方、ネットニュースは現役層と比べて大きく低下しています。デジタルを通じて自ら情報を取りに行くよりも、テレビや新聞など受動的に接触できる媒体が、社会との接点として機能していることが読み取れます。

居宅介護層の主要メディア接触TOP5

メディア全体男性女性
テレビ(地上波)91.0%90.0%92.0%
新聞(紙版)51.0%48.0%54.0%
テレビ(BS・CS放送)39.0%40.0%38.0%
新聞の折り込みチラシ30.0%24.0%36.0%
ラジオ30.0%26.0%34.0%

※対象:居宅介護層(全体:N=100、男性:n=50、女性:n=50)
※形式:MA(複数回答)
※「まったく見ない/利用しない」と回答した人を除く割合です。

3.生活・購買行動

買い物を任せる「家族主導の生活」

食料品・生活必需品の主な購入者を見ると、アラ70/マイペース層では本人が購入している割合が高い一方、居宅介護層では子供が購入している割合が高くなっています。自宅で生活していても、身体的な制約により買い物の実行主体は本人から家族へ移り、生活支援の一部として購買行動が成り立っていることがわかります。

食料・生活必需品の主な購入者比較

購入者アラ70/マイペース層居宅介護層
あなたご自身64.8%14.0%
配偶者32.2%18.0%
お子様1.8%42.0%
ヘルパー・介護職1.0%8.0%
その他18.0%

※対象:アラ70/マイペース層(N=494)、居宅介護層(N=100)
※形式:SA(単一回答)

4.将来不安・終活行動

家族への負担を気にかける「支援前提の将来意識」

居宅介護層では、将来不安や終活行動にも特徴が見られます。アラ70/アクティブ層と比べると、お墓・葬儀の準備や介護・医療の希望整理など、具体的な行動に移っている割合がやや高くなっています。また、家族・親戚に迷惑や負担をかけることへの不安も見られ、自分自身の健康だけでなく、支えてくれる家族との関係が将来意識に反映されている層です。

5指標で見る居宅介護層の生活特性

居宅介護層は、自宅での生活を維持しながらも、購買行動や情報接触、健康管理において本人だけで完結しにくい状態が見られます。生活の中心は自宅にあり、家族や介護職などの支援を受けながら日常が成り立っている点が特徴です。

指標傾向傾向
経済的余力★★☆☆☆年金中心で介護費不安が増加
購買接点★★☆☆☆自力購入が減り代理購入へ移行
趣味・体験支出★★☆☆☆自宅中心の支出に限定
将来への準備★★★☆☆医療・介護希望の整理が進行
社会・トレンド感度★☆☆☆☆能動的な情報接触は困難

※各評価は、シニアライフ総研®独自調査の回答結果に基づき、区分ごとの特徴を整理したものです。
※星の数は優劣ではなく、各指標の傾向の強弱を示したものです。

居宅介護層の特徴を読み解く視点

居宅介護層は、同じ65歳以上であっても、アラ70/マイペース層とは、行動範囲、健康維持の方法、メディア接触、購買行動、家族や介護職との関わり方に違いが見られます。

そのため、単に「高齢者」や「介護を受けている人」として一括りにするのではなく、自宅での生活を維持しているのか、買い物や情報接触を誰が支えているのか、本人と家族のどちらに生活上の判断や実行が寄っているのかまで含めて捉えることが重要です。

シニアライフ総研®では、調査データをもとにしたターゲット理解に加え、ブランドの方向性、コミュニケーション設計、メディア・販促接点、クリエイティブやデザインまで含めて、シニアマーケティングを一体で捉えています。

このようなご相談に対応できます

✓居宅介護層の詳細データを確認したい

✓ 自社の商品・サービスが、どのシニア区分と親和性が高いか確認したい

✓ シニア向けブランドの方向性やコミュニケーション設計を整理したい

✓ 媒体選定にとどまらず、クリエイティブやデザインまで含めて相談したい


よくある質問

Q. 居宅介護層とはどのような層ですか?

A. 居宅介護層とは、シニアライフ総研®が独自に分類する6区分のひとつで、65歳以上の健康寿命外にあり、介護や生活支援を受けながら自宅で生活しているシニア層です。

Q. 居宅介護層とアラ70/マイペース層の違いは何ですか?

A. アラ70/マイペース層は、65歳以上の健康寿命内で、自宅や身近な生活圏を中心に自分のペースで生活している層です。一方、居宅介護層は、健康寿命外にあり、介護や生活支援を受けながら自宅で暮らしている点が特徴です。特に、買い物や健康維持、情報接触において、家族や介護職など周囲の支援が入りやすくなります。

Q. 居宅介護層はどのようなメディアに接触していますか?

A. テレビを中心に、新聞やBS・CS放送、折り込みチラシ、ラジオなど、受動的に接触しやすいメディアへの接触が見られます。一方で、ネットニュースやYouTubeなどのデジタルメディアへの接触は、健康寿命内の層と比べて限定的です。

Q. 居宅介護層にはどのような生活行動の特徴がありますか?

A. 身体的な制約により、外出や買い物、運動などの行動範囲は限定されやすくなります。食料品や生活必需品の購入では、本人が自分で行う割合が下がり、子供など家族が担う割合が高くなる傾向があります。

Q. 居宅介護層の詳細データやクロス集計は確認できますか?

A. 設問別の詳細データや、性別・地域別・他区分との比較などのクロス集計については、シニアライフ総研®までお問い合わせください。

 
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