【シニアの概況】高齢者の交通事故死者数/刑法犯罪被害/振り込め詐欺被害 2017年1月
交通事故死者数に占める高齢者の割合は5割を超える
2015年中における65歳以上の高齢者の交通事故死者数は、2,247人で、前年より54人増加、また、交通事故死者数全体に占める高齢者の割合は54.6%となっています。

出典:警察庁統計、総務省「人口推計」より内閣府作成
(注)( )内は、交通事故死者数全体に占める65歳以上人口の割合
高齢者の刑法犯罪被害認知件数に占める割合は増加傾向
刑法犯罪被害者認知件数について、犯罪による65歳以上の高齢者の被害の状況についてみると、全刑法犯罪被害者認知件数が戦後最多を記録した2002年に22万5,095件となり、ピークを迎えました。
近年は減少傾向にあるが、高齢者が占める割合は、2014年は13.4%と、増加傾向にあります。

出典: 警察庁の統計より内閣府作成
振り込め詐欺の被害者の8割以上が60歳以上
振り込め詐欺(オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺及び還付金等詐欺の総称)のうち、特に高齢者の被害が多いオレオレ詐欺の2015年の認知件数をみると、5,806件と前年から微増となりましたが、一方で還付金等詐欺は2,377件と前年比で23.3%増加しました。
また、2015年の振り込め詐欺の被害総額は約390億円となりました。

出典:警察庁の統計による。
2010年以降の被害総額は、キャッシュカードを直接受け取る手口の振り込め詐欺(但し、2010年から2012年はオレオレ詐欺のみ) におけるATMからの引出(窃取)額を含む。
2015年中の振り込め詐欺の被害者を見ると、60歳以上の割合は82.1%、オレオレ詐欺の被害者に限ると98.2%となっており、特に70歳以上の女性は67.2%を占めている。また、還付金等詐欺の被害者についても、60歳以上の高齢者の割合は97.7%となっており、このうち70歳以上の女性が57.6%を占めている。
記事作成:2017年1月
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