現役層とは?55〜64歳で働き続けるシニアの特徴

現役層とは、シニアライフ総研®が独自に分類する6区分のひとつで、55〜64歳で現在も就業を続けているシニア層です。

一般的に「プレシニア」や「50代後半・60代前半」と一括りにされる層であっても、マーケティング上は、就業状況、情報接触、購買行動、デジタル活用、将来意識に違いがあります。シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとにシニア層を6つに区分し、その中で現在も働き続けている層を「現役層」として整理しています。


現役層の要点

現役層を理解するうえで重要なポイントは、就業、情報接触、デジタル活用、購買行動、将来意識の5点です。

✓55〜64歳で、現在も就業を続けている層

✓給与収入が生活の軸となり、仕事を前提に日常が組み立てられている

✓テレビとネットニュースを併用し、デジタルを実用的に活用している

✓仕事や生活の中で、PC・スマートフォン・ビジネスツールに接触しやすい

✓定年後も働く意向が一定程度見られ、引退を前提としない意識が残っている


現役層の基本属性

項目内容
年齢区分55〜64歳
定義現在も就業を続けている層
平均年齢58.9歳
サンプル数283名

※本ページのデータは、シニアライフ総研®独自調査に基づくものです。

シニアライフ総研®では、年齢だけでなく、就業状況・健康状態・生活行動などをもとに、シニア層を6つの区分で整理しています。現役層は、その中でも55〜64歳で現在も就業を続けている層です。

現役層が貴社の商品・サービスにとって有望なターゲットになるか、データをもとに確認できます。


現役層の主な特徴

現役層は、55〜64歳で現在も就業を続けているため、生活リズム、情報接触、購買行動に「仕事をしていること」の影響が表れやすい層です。主な特徴は以下の3点です。

特徴1:仕事を前提に生活が組み立てられている

現在も就業を続けているため、日常生活は仕事の時間や移動、業務上の連絡などを前提に組み立てられています。余暇や買い物、情報収集も、まとまった時間で行うというより、生活の中の限られた時間に分散して行われやすい点が特徴です。

特徴2:テレビとデジタルを併用して情報に接触している

テレビへの接触が高い一方で、ネットニュースやYouTubeなどのデジタルメディアにも高い接触が見られます。従来型メディアだけに依存するのではなく、仕事や生活の状況に応じて、テレビ、スマートフォン、PCなどを使い分ける傾向があります。

特徴3:購買力はあるが、時間制約もある

給与収入を持つ層として購買力は比較的高い一方、就業による時間制約があります。そのため、購買行動や情報接触では、効率性や実用性が重要な視点になります。


データで見る現役層の特徴

現役層の特徴は、メディア接触、ビジネスツール利用、購買行動、就労意欲に表れています。ここでは、この層を理解するうえで特徴的な項目を抜粋して紹介します。

1. メディア・情報接触

隙間時間で情報を拾う「ハイブリッド接触」

現役層では、テレビ(地上波)とネットニュースの接触率がいずれも高く、日常的な情報源として併用されています。YouTubeやネットの口コミ・ブログにも一定の接触が見られ、従来型メディアとデジタルメディアを使い分ける情報行動が特徴です。

現役層の主要メディア接触TOP5

メディア全体男性女性
テレビ(地上波)91.2%88.3%94.6%
ネットニュース88.0%89.0%86.8%
YouTube70.7%73.4%67.4%
テレビ(BS・CS放送)53.4%57.8%48.1%
口コミ・ブログ49.5%50.6%48.1%

注記:
対象:現役層(N=283)、男性(n=154)、女性(n=129)
形式:MA(複数回答)
※「まったく見ない/利用しない」と回答した人を除く割合です。

仕事と生活の両面で使われるビジネスツール

現役層は、現在も就業しているため、仕事上の連絡や資料作成、オンライン会議などを通じて、デジタルツールとの接点を持ちやすい層です。こうしたツールの利用は、仕事だけでなく、日常の情報収集や手続き、買い物などにもつながりやすく、現役層のデジタル活用を支える要素となっています。

ビジネスツールの利用状況を見ると、現役層男性ではExcelやWord、Zoom/Teamsなどの利用率が引退層男性を上回っており、同じ55〜64歳でも就業の有無によってデジタル接点に差が見られます。

ビジネスツール率(男性比較)

ツール現役層男性引退層男性
Excel63.6%41.1%
Word45.5%25.0%
Zoom/Teams17.5%4.5%

注記:
対象:現役層男性(n=154)、引退層男性(n=112)
形式:MA(複数回答)
※ビジネスツール利用率の男性比較です。

3. 経済・就労意識

安定を軸に走り続ける現役層

現役層は、給与収入を生活の中心に置いている層です。正社員をはじめ、契約社員、パート・アルバイト、自営業など、働き方は多様ですが、現在も就業していることによって、他区分と比べて収入面や社会接点の維持が見られます。

一方で、定年後も働きたいと考える人と、働きたくないと考える人が分かれており、現役層の中でも将来の就労意向は一様ではありません。現役層は、単に「まだ働いている層」ではなく、今後の生活設計や老後準備を考えながら、就業を継続している層として捉えることが重要です。

4. 生活・購買行動

家庭内分担が続く「役割固定型の買い物」

食料品や生活必需品の購入では、男女による役割差が見られます。女性は自分自身が主な購入者となる割合が高い一方、男性では配偶者・パートナーが購入を担っている割合も高く、就業を前提とした生活の中で、家庭内の役割分担が継続している様子がうかがえます。

また、現役層は店舗での購入に加えて、インターネット通販などの購買接点も活用しやすい層です。仕事や生活の効率化と相性がよく、必要なものを自分の都合に合わせて購入する行動が見られます。

5指標で見る現役層の特徴整理

現役層をマーケティング上のターゲットとして検討する際は、年齢や就業状況だけでなく、購買力、接点の広がり、趣味・体験への支出意欲、将来準備、情報感度などを組み合わせて見ることが重要です。ここでは、現役層の特徴を5つの視点から整理します。

指標傾向傾向
経済的余力★★★★★給与所得を背景に、購買力が高い
購買接点★★★★☆店舗・通販を併用しやすい
趣味・体験支出★★★★☆趣味や旅行などへの支出意欲が高い
将来への準備★☆☆☆☆必要性は感じつつ、行動は未着手が多い
社会・トレンド感度★★★★★デジタルを活用し、情報感度が高い

※各評価は、シニアライフ総研®独自調査の回答結果に基づき、区分ごとの特徴を整理したものです。

現役層の特徴を読み解く視点

現役層は、同じ55〜64歳でも、引退層とは、就業状況、収入構造、デジタル活用、購買行動、将来への意識に違いが見られます。

そのため、単に「50代後半・60代前半」や「プレシニア」として一括りにするのではなく、現在も働いているのか、どのような情報接点を持っているのか、購買行動や生活時間が仕事によってどのように影響を受けているのかまで含めて捉えることが重要です。

シニアライフ総研®では、調査データをもとにしたターゲット理解に加え、ブランドの方向性、コミュニケーション設計、メディア・販促接点、クリエイティブやデザインまで含めて、シニアマーケティングを一体で捉えています。

このようなご相談に対応できます

✓ 現役層の詳細データを確認したい

✓ 自社の商品・サービスが、どのシニア区分と親和性が高いか確認したい

✓ シニア向けブランドの方向性やコミュニケーション設計を整理したい

✓ 媒体選定にとどまらず、クリエイティブやデザインまで含めて相談したい


よくある質問

Q. 現役層とはどのようなシニア層ですか?
A. 現役層とは、55〜64歳で現在も就業を続けているシニア層です。

Q. 現役層と引退層の違いは何ですか?
A. 現役層は仕事を前提に生活が組み立てられている一方、引退層は就業を終えており、時間の使い方や消費行動に違いが見られます。

Q. 現役層はどのようなメディアに接触していますか?
A. 現役層は、テレビ、ネットニュース、YouTubeを中心に、従来型メディアとデジタルメディアを併用しています。特にネットニュースやYouTubeの接触率が高く、仕事や生活の隙間時間で情報を取得する傾向があります。

Q. 現役層に向けたマーケティングでは何を重視すべきですか?
A. 購買力だけでなく、就業による時間制約、デジタル接点、家庭内の購買役割などを組み合わせて捉えることが重要です。

Q. 現役層の詳細データやクロス集計は確認できますか?
A. 現役層に関する詳細データや、性別・地域・他区分との比較などのクロス集計については、シニアライフ総研®までお問い合わせください。

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