2020.6.19 介護は何歳から?何の病気で?誰が介護を?
将来の心配事として大きなトピックスである「介護」。平均寿命が延びているとはいえ、自分自身、いつか一人で生活するのが難しくなる日が来るかもしれません。”いつ頃介護が必要になるのだろう”、”どんな病気に気を付けば良いのだろう”という不安もあるかもしれません。また、若い世代は”いつかは親の介護をしなければ…”、という漠然とした不安もあるでしょう。
そこで、今回は何歳から介護が必要になる可能性があるのか、誰が介護をするのか、どのくらいの期間介護をするのか、何の病気で介護が必要になるのか…などデータを交えてご紹介いたします。
要介護者は男性80~84歳、女性85~89歳が最も多い
”いつ頃介護が必要になるのだろう”について、厚生労働省「平成28年 国民生活基礎調査の概況」のデータをご紹介します。
性別にみた要介護者等の年齢階級別構成割合をみると、男性は「80~84歳」が26.1%と最も多く、次いで「85~89歳」20.6%、「75~79歳」17.2%の順に多くなっています。女性は男性より平均寿命が長いのもあり、「85~89歳」が26.2%と最も多く、次いで「90歳以上」24.3%、「80~84歳」が23.8%となっており、男性と女性でボリュームゾーンが異なっています。
性別にみた要介護者等の年齢階級別構成割合

出典:厚生労働省「平成28年 国民生活基礎調査の概況」を加工して作成
介護が必要になる原因No.1は「認知症」
では、どんな病気で介護が必要になるのかについてですが、要支援者では「関節疾患」が17.2%で最も多く、次いで「高齢による衰弱」が16.2%となっています。要介護者では「認知症」が24.8%で最も多く、次いで「脳血管疾患(脳卒中)」が18.4%、「高齢による衰弱」が12.1%と続いています。総数を見ると、認知症が18.0%と最も多くなっています。
要介護度別にみた介護が必要となった主な原因(上位3位)

出典:厚生労働省「平成28年 国民生活基礎調査の概況」を加工して作成
同居介護は約6割で、配偶者による介護が最も多い
誰が介護をしているのかについて、要介護者等と「同居」している方が58.7%、「事業者」が13.0%となっており、同居介護が半数以上を占めています。「同居」の主な介護者の要介護者等との続柄をみると、「配偶者」が25.2%で最も多く、次いで「子」が21.8%、「子の配偶者」が9.7%となっています。
要介護者等との続柄別主な介護者の構成割合

出典:厚生労働省「平成28年 国民生活基礎調査の概況」を加工して作成
介護者は60代女性が最も多い
介護者は男性が34.0%、女性が66.0%となっており、女性の介護者の割合が多くなっています。
介護者の年齢を見ると、男性は「60代」が28.5%と最も多く、次いで「80歳以上」が24.7%、「50代」が21.3%と続いています。女性は「60代」が33.1%と最も多く、次いで「70代」25.1%、「50代」21.1%と続いており、男女共に60代が介護をしている割合が最も大きくなっています。
同居の主な介護者の性・年齢階級 別構成割合

出典:厚生労働省「平成28年 国民生活基礎調査の概況」を加工して作成
平均介護期間は男性8年、女性12年
介護期間についてですが、厚生労働省『平成28年簡易生命表』によると平成28年の平均寿命が男性80.98年、女性87.14年となっています。また、『健康寿命及び地域格差の要因分析と健康増進対策の効果検証に関する研究-平成30年度分担研究報告書』によると、平成28年「日常生活に制限のない期間の平均」の男性平均は72.14年、女性平均は74.79年となっています。
平均寿命と、「日常生活に制限のない期間の平均」の差が介護期間と推測され、男性は約8年、女性は約12年であり、男女差約4年で女性の方が介護期間が長いようです。

出典:平均寿命:厚生労働省『平成28年簡易生命表』、健康寿命:『健康寿命及び地域格差の要因分析と健康増進対策の効果検証に関する研究-平成30年度分担研究報告書』
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