ASKUL事業・リサーチ専門チーム、全国の仕事場におけるニーズを探る「将来の働き方」に関する実態調査

2023/6/19

~年齢の上限なく「健康でいる限り働きたい」と考える人が34.8%で最多、勤労意欲の高さが顕在化「定年制支持」は63.4%、若年層ほど支持率が高く20代以下は約8割が支持~

 アスクル株式会社(本社:東京都江東区、 代表取締役社長:吉岡晃)はこのたび、 事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」( https://www.askul.co.jp/) に登録している事業所を対象に、 「将来の働き方」に関する調査をまとめました。

 本調査は、少子高齢化が進み、若年層の労働力人口が減少している中で現在のシニア層の雇用実態や労働意欲の実態を把握するために実施。ASKUL事業リサーチ専門チームが調査して、全国978の事業所(※)の回答を得ました。
(※)BtoBの事業所を対象とし、個人〔専業主婦(主夫)、無職〕は対象外 但し、企業内個人は含む

【調査方法】 インターネット調査
【調査対象】 事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」に登録している25超の業種
【調査エリア】 全国
【調査期間】 2023年3月15日(水)~3月22日(水)
【回収サンプル数】 978
【設計・実施・分析】 EC本部 ブランド戦略&プロモーション

■「将来の働き方」サマリー
 ●シニア層の雇用実態と勤労意欲
 ・「定年退職制度がある」職場は、 全体の75.4%
 ・定年退職制度導入率が高い業種は、 「設備工事」「製造業」「介護福祉」、
  導入率が低い業種は、 「販売・小売」「医療機関・薬局」「士業コンサル」
 ・定年退職の年齢は「60歳」が55.1%で最も多い
 ・「定年まで働こうと思っている人」は約8割で、 転職意欲は低く、 安定意向が強い傾向が見られた
 ・定年まで働こうと思っている理由は、 「生活のため」が約7割を占め、
  次いで「老後資金が不安なため」が約5割
 ・定年まで働こうと思っていない理由は、 「今の職場に満足していない」「家庭の事情」が上位
 ・勤労意欲については、 年齢の上限なく、 「健康でいる限り働きたい」が最も多く34.8%を占める
 ・「定年退職制度」がある職場のうち、 勤務延長や再雇用といった「継続雇用制度」があるのは83.9%
 ・「継続雇用制度」の導入率が高い業種は「製造業」 「介護・福祉」
 ・職場の「継続雇用制度」を「利用しようと思う」人は約4割
 ・定年制度の是非については、「定年制支持」が全体の63.4%
 ・若年層ほど定年退職制度が「あった方がよい」の回答する比率が高く、20代以下は79.5%
 ・定年退職制度があると回答した人は「あった方がよい」と考えている比率が高い
  ないと回答した人は「ない方がよい」と考えている比率が高い
 ●シニアの生活イメージ
 ・シニア時の生活イメージが「楽しみ・やや楽しみ」だと感じている人は、約3割に留まる
 ・年齢別では、年齢層が上がるほど「楽しみ」の比率が高くなる傾向が見られた


■調査内容

【Q1】あなたのお勤め先には、定年退職制度がありますか?
※制度がない場合は、「定年退職制度はない」をお選びください。
当てはまるものを1つお選びください。

【結果】
・「定年退職制度」がある職場は、全体の75.4%

●業種別 ※n=30以上のみ                
・導入率が高いのは、「設備工事」「製造業」 「介護福祉」
・導入率が低いのは、「販売・小売」「医療機関・薬局」「士業コンサル」

【Q2】定年退職制度が「ある」とお答えの方にお伺いします。定年となる年齢を教えてください。
当てはまるものを1つお選びください。

【結果】
・「定年退職制度」がある職場のうち、定年退職の年齢は
 「60歳」が最も多く55.1% 次いで、「65歳」が25.6%

【Q3】引き続き「定年退職制度がある」とお答えの方に伺います。あなたは、現在のお勤め先で定年退職まで働こうと思われますか?※現在のお勤め先で定年をお迎えになった方は、「既に定年まで働いている」をお選びください。
当てはまるものを1つお選びください。

【結果】
定年退職制度がある職場のうち、「定年退職まで働こうと思っている」、
「どちらかというと働こうと思っている」人が約8割

【Q4】定年退職まで「働こうと思っている」「どちらかというと働こうと思っている」とお考えの方に伺います。現在のお勤め先で定年まで働こうと思われる理由を教えてください。
当てはまるものを全てお選びください。

【結果】
「定年まで働こうと思っている」人の上位理由は、「日々の生活のため」が約7割で最も多く、
次いで「老後の資金が不安なため」が約5割

【Q5】「定年退職まで働こうと思っていない」「どちらかというと働こうと思っていない」とお答えの方に伺います。現在のお勤め先で定年まで働こうと思われない理由を教えてください。
当てはまるものを全てお選びください。

【結果】
「定年まで働こうと思わない」人の上位理由は、「今の職場に満足していない」が約4割で最も多く、
次いで「家庭の事情のため」が続く

【Q6】定年退職制度がある」とお答えの方に伺います。
あなたのお勤め先には、定年後、勤務延長や再雇用といった継続雇用制度がありますか?
当てはまるものを1つお選びください。

【結果】
・「定年退職制度」がある職場のうち、勤務延長や再雇用といった「継続雇用制度」があるのは、83.9%

●業種別 ※n=30以上のみ
「継続雇用制度」の導入率が高いのは「製造業」 「介護・福祉」

【Q7】「勤務延長や再雇用といった継続雇用制度がある」とお答えの方に伺います。
あなたは定年後、継続雇用制度を利用しようと思いますか?
※既に継続雇用制度を利用している人は「既に利用している」をお選びください。
当てはまるものを1つお選びください。

【結果】
・職場の継続雇用制度を「利用しようと思う」人は、約4割

【Q8】あなたは何歳まで働きたいですか?
※定年退職制度は考えず、働きたいと思う年齢を教えてください。
当てはまるものを1つお選びください。

【結果】
・年齢の上限なく、「健康でいる限り働きたい」が34.8%で最も多い

【Q9】あなたは、定年退職制度があった方がよいと思いますか?
当てはまるものを1つお選びください。

【結果】
・定年退職制度は「あった方がよい」が63.4%で最も多い

●年齢別
・若年層ほど定年退職制度は「あった方がよい」の比率が高く、20代以下は79.5%

●定年制有無別
・職場に定年退職制度があると回答した方は「あった方がよい」が72.2%に対し、
 ないと回答した方は「ない方がよい」が69.2%

【Q10】あなたは定年退職後の生活について、どのようにイメージされていますか?
※定年退職制度がない方は、シニアの生活を想像してお答えください。
当てはまるものを1つお選びください。

【結果】
・シニア時の生活イメージが「楽しみ・やや楽しみ」だと感じているのは約3割に留まる

●年齢別
・年齢層が上がるほど、楽しみだと感じる比率が高い

■ASKUL事業・リサーチ専門チームによる調査結果公開ページ:https://www.askul.co.jp/f/special/survey/

※本リリースに掲載の情報は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがございますので、 あらかじめご了承ください。

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