株式会社aba・パラマウントベッド株式会社/排泄検知シートLifi
「おむつを開けずに中を見たい。」願いに向き合い続けた7年。排泄検知シートLifi製品化へ
株式会社aba(千葉県船橋市)とパラマウントベッド株式会社(東京都江東区)は、高齢者・障害者のベッド上での排泄を検知する、排泄検知シートLifi(リフィ)を開発した。また製品化に先立ち、バリアフリー展2016(4/21〜4/23)に出展。製品の対象ユーザとなる介護従事者に、製品化に向けたヒアリングを行っていく。
排泄検知シートLifiは、高齢者・障害者のベッド上での排泄を検知するために開発された。
きっかけは株式会社aba代表の宇井(27)が大学生時代に行った介護実習。「おむつを開けずに中を見たい」と、介護職に言われたことが始まりだった。
すでに既存製品がある中で、2社は「人体に非装着」「尿だけでなく便も検知可能」「人によって違うにおい強度を自己学習」
この3点の実現に注力し開発を進めてきた。
特にこれまでの既存製品では実現が難しかった、”便の検知”を実現するために、においセンサーを用いたことが特徴的である。
また単なる排泄検知だけでなく、回収したデータより個々人の”排泄リズム”を自動算出、排泄前のトイレ誘導など、使用用途が広がるサービス内容となっている。
すでに千葉県船橋市内の施設にて実証実験をしており、有用なデータも上がってきている。
現在国内だけでも、意思疎通の取れない寝たきりの高齢者は80万人いると言われている。
そうした中で排泄タイミングを知れることは、高齢者・障害者のQOL向上と、介護者の介護負担軽減につながる。重ぐるしいニュースが続く介護業界において、両者のちょうどいい関係を粘り強く模索し続けた成果が、まもなく実を結ぶ。
株式会社aba
パラマウントベッド株式会社
-
- 企業事例から学ぶ
- 第53回 株式会社ルネサンス
- 記事へ
-
- 行政事例から学ぶ
- 「健康寿命延伸都市」を支える松本ヘルスバレー構想
- 記事へ
-
- メディア事例から学ぶ
- 孫がプロデュースするTikToker シニアインフルエンサー 「きょうかのばあば」
- 記事へ
-
- キャラクター事例から学ぶ
- 3世代マーケティング
- 記事へ
-
- イベント事例から学ぶ
- 2021年6月23日 映画「老後の資金がありません!」前田 哲監督取材レポート
- 記事へ
-
- 2025/12/7
- ●「ジョイフルで朝活=フレイル予防」人生100年時代へ、すべての人が健康で豊かな毎日を。~モーニングメニューで、“食事”から健康を意識!~
- 記事へ
-
- 2025/12/6
- ●吉本新喜劇の内場勝則さんと未知やすえさんのお二人が「大阪市介護予防アンバサダー」として活動します!~介護予防の大切さを「明るく元気に」発信~
- 記事へ
-
- 2025/12/5
- ●【いい夫婦の日調査】定年前50代夫婦に聞いた仕事とスキル・円満調査<夫編> “専門スキル持ち夫“は妻も8割が高評価 学び直し4.9倍、生成AI活用2.4倍、夫婦円満度も13.5pt高
- 記事へ
-
- 2025/12/4
- ●【11月11日は介護の日】小学館「介護ポストセブン」「介護マーケティング研究所」が『介護のなかまアワード2025』の結果を発表!第一回は大人用 紙おむつ・介護食・栄養補助食品・消臭剤部門で選定
- 記事へ
-
- 2025/12/1
- ●手書きの機会が減った今、「スマホ認知症」対策には『手帳』が効果的 手帳に関する意識調査「手帳白書2026」を発表
- 記事へ








